4Kモニターのおすすめサイズは?【27・32・40インチの特徴を比較】

4Kモニター

4Kモニターがほしいけど、どのくらいの大きさを買ったらいいんだろう。
用途によって、おすすめのサイズが違ったりするのかな…
誰か教えてくれぇぇぇ!

そんな疑問に答えます。

結論から言うと、幅広く誰にでもにおすすめできるのは32インチです。

ですが場合によっては他のサイズがおすすめな場合も、もちろんあります。

その理由をこれから解説します。

この記事を書いてるぼくは、32インチの4Kモニターを2枚使いしていたような4Kモニター大好き人間です。(今は1枚使いに落ち着きました)

4Kモニター使用歴は半年くらいになり、色々なメリットやデメリットが分かってきましたので、これから4Kモニターの導入をする方の参考になれば幸いです。

目次

4K解像度のPCモニターはこんな感じの映りです

まずは4K解像度を体験したことがない方のために、4K解像度がどんな感じなのかをご紹介したいと思います。

▲一般的なフルHD解像度(1920×1080)で表示した場合。そうそう、こんな感じ〜。

▲4K解像度(3840×2160)をフルに活かした場合。めちゃ広っ!文字ちっさ!

▲フルHD解像度(1920×1080)のゴミ箱。こう見ると結構つぶつぶ感。

▲4K解像度(3840×2160)で同じ大きさに表示したゴミ箱。なめらかだぁ…。

このような感じで、フルHDモニター4枚分の情報量がギュッと凝縮されてるのが4Kモニターです。

これを踏まえた上で、画面サイズの比較をしてみましょう。

4Kモニターのよくあるサイズと、それぞれの特徴を比較

27インチの4Kモニターの特徴

  • 画面の横幅:およそ60cm
  • 画面の縦幅:およそ33cm
  • 向いてる人:4Kでゲームをしたい人、映像や文字を滑らかに表示したい人
  • 向かない人:作業スペースを広くしたい人

ごく一般的なフルHDモニターのサイズが24インチですから、それより一回り大きい程度ですね。

よくあるフルHDモニターと画面の大きさは同じなのに、その中に詰め込まれているドット数はフルHDモニター4枚分です。

なので、誤解を恐れず超シンプルに言うと、画質は4倍キレイになりますが、文字は4分の1の大きさになってしまいます。あら大変!

なので27インチで4K解像度の作業スペースをフルに活かそうとするのは不可能に近いです。

虫眼鏡を使わないと文字が読めないので、27インチの4Kモニターを買う人はたぶん全員、文字を拡大表示しています。

もちろん、拡大すればするほど4Kモニターならではの「作業スペースの広さ」というメリット失われてしまいます。

4K解像度でゲームをしたい拡大表示して映像や文字が滑らかに表示されればOK、という人向けのモニターですね!

作業スペースをそこまで求めない人に32インチは大きすぎますからね~。

32インチの4Kモニターの特徴

  • 画面の横幅:およそ70cm
  • 画面の縦幅:およそ40cm
  • 向いてる人:作業スペースの広さ、表示の綺麗さをバランスよく求めてる人
  • 向かない人:机が小さい人、画面にかじりついてゲームをする人

32インチというと、A2の紙(594×420)をもう少し細長くしたようなサイズ感で、モニターというよりはテレビみたいなサイズです。

ぼくは32インチを使用していますが、OSのスケーリングは100%のまま、ブラウザの文字サイズだけ125%に拡大しています。

こうすると、作業スペースはフルHDモニター4枚分をフル活用でき、なおかつウェブの文字サイズは程よく大きい、というちょうどいい感じになります。

なので32インチはバランス型と言えるでしょう。

4Kモニターのいいところと悪いところをお互いに補い合ってるようなサイズです。

なので多くの人におすすめできると思います。

ただ、PUBGやFPSゲームを4Kでプレイしたい、という人には正直あまり向かないと思います。

ぼくも10代の頃は血眼になってFPSをプレイしていたので分かるんですが、あの手のゲームは画面をキョロキョロと見るわけでなく、周辺視野をフル活用して、全体的にぼんやりと画面を見ながらプレイします。

32インチのモニターは視界に収まりきらないデカさなので、どうしても画面端が死角になってしまいます。

なので、ゲームメインで考えている方は27インチのほうがおすすめでしょうね。

40インチの4Kモニターの特徴

  • 画面の横幅:およそ88cm
  • 画面の縦幅:およそ50cm
  • 向いてる人:大きさに魅力を感じる人、あまり長時間使わない人
  • 向かない人:ごく一般的なPCユーザー

40インチともなると、モニターのスタンドを含めると縦が70cmくらいになります。

一般的なPCデスクの天板の高さが70~75cmですから、想像すると…めっちゃでかい!

上の方は本当に見上げる感じになるのではないでしょうか。

横幅はいくら広くても、おそらく便利になる一方ですが、縦がデカイのは一概に良いとは言えません。

視線が真正面よりも上を見る状態(上目遣い)で長時間作業するのは、眼精疲労の原因にもなります。

ぼくは32インチを使っていますが、32インチでもモニターの一番上の部分は少し見上げる感じになります。
メインで作業しているウインドウは上の方に配置しないようにしているくらいです。

常駐ウィンドウを上の方に表示し、ブラウザやエディタなどの作業ウィンドウを下の方に…と工夫すればいいかもしれませんが、いずれにしても「どんなサイズを買おうかな…」と迷っている方におすすめできるサイズではないでしょう。

量販店などで現物の大きさを確認した上で、それでも欲しい人だけが買うべきサイズでしょうね。

まとめ:迷ったら32インチにしとけ

上記の通り、オールマイティになんにでも使えて、ちょうどいいのが32インチです。

それより大きくても小さくても、4K解像度ならではの良い点・悪い点が突出してしまう印象です。

特に40インチの購入を考えている皆様に置かれましては、本当に自分の机に設置できるのかなど、よくよく熟慮してからの購入をおすすめします。


ちなみに余談ですが、40インチ級のでかいモニターは箱も大きいため、メルカリ等で売却するときに通常の宅急便で送れる160サイズを超えます。
そうなると送料が高いヤマト便などでしか発送できませんし、ヤマト便はQRコード読み取りでピッと送り状を作成する機能も使えません。

要するに、よく考えずに40インチ級のモニターを買うと「やべ!デカすぎた!」と思った際に処分するのも一苦労です…。

もし40インチ級のモニターを購入しようと思っているなら、商品の寸法を実際にメジャーで机にあてがってみるなどして「本当に必要か?」を熟考した上で購入することをおすすめします。

URLをツイートする

この記事へのコメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次