4Kモニターを買おうと思うんだけど、思い切って40インチくらいにしようかな…
大きな買い物だから、失敗したくない…
詳しい人の意見を聞きたい…
そんな人のための記事です。
いきなりですが、40インチというサイズのモニターはあまり一般的ではありません。
(BenQやLGなどの有名ブランドからは1機種も発売されていません。)
PCモニターの場合、40インチ前後のサイズだと43インチが一般的。
なのでこの記事も「43インチの4Kモニター」について解説していきます。
(タイトル詐欺みたいですみません。40インチのモニターで検索した人のニーズを拾うためです。)
ちなみにこの記事を書いているぼくは、年間5枚以上もモニターを買い替えるほどのモニターマニアです。
普通の人よりはモニター選びの経験値が高いと思うので、ぼくが実体験から得た「モニター選びのコツ」も紹介しますね!
「40インチの4Kモニターを買おうか検討している」という方の参考になれば幸いです。
43インチの4Kモニターはどのくらいデカい?
43インチってモニターというよりもはやテレビですが、実際どれくらい大きいか知っていますか?
モニターで言う43インチとは「ヨコ95.02cm、タテ53.52cm」の大きさのことで、画面部分だけでこの大きさがあります。
モニターのスタンド部分も大きさに含めると、だいたいタテは70cmを超えますw

▲図で説明するとこんな感じになります。13インチのMacBook何台分だよ…もはや数えたくないです。
控えめに言ってクソデカいので、一般的なPCデスク(幅120cm)だと、モニターを置いたらその左右には何も置けません。
PCスピーカーを設置している人だと、机を変えるなり、スピーカースタンドを導入するなりの対策が必要になってしまいますね…。
そのくらいの大きさなので、購入する際にはまず「自分の部屋に置けるのか」をよくシミュレーションしておく必要がありますね。
40インチ4Kモニターならではのメリット
拡大表示しなくてOK→作業スペースの広さを100%享受できる。

ぼくは32インチの4Kモニターを持っているのですが、32インチですらOSの文字サイズを拡大なしで表示していると字が小さいと感じます。
しかし安易にOSで拡大表示すると、UIすべてが拡大されるのでせっかくの広い作業スペースが狭くなるというデメリットがあり、悩ましいんですよ…。
その点、43インチって単純に「21インチのモニター4枚分くらい」の大きさがあり、このくらい大きければ文字サイズは拡大しなくても十分見えると思います。
つまり作業スペースの拡大を狙って4Kモニターを買う場合、40インチ前後が一番効率がいいです。
50インチだと今度はでかすぎて見上げる感じになってしまうと思うので。
ぼくは「拡大したら負け」だと思って、半ば意地で拡大表示せずに32インチ4Kモニターを使っていますが、40インチにしとけばよかったなぁ…と週に1回くらいは思っていますw
40インチ4Kモニターならではのデメリット
デカくて重い
▲例えばこういったPCデスクとかだと、モニターがデカすぎて多分置けないです。
それに重量も10キロを超えてきますので、デスク天板の反りに注意したり、モニターアームの耐荷重に注意したりする必要が出てきます。
多くの場合、今までの環境のままポンッとモニターだけ交換…というわけにはいかなそうですね。
以上のメリット・デメリットを理解した上で、「それでも40インチの4Kモニターが気になる」という方は、以下のおすすめ機種ランキングをご査収ください!
40インチ4Kモニターのおすすめ機種ランキング
第1位:Acer DM431Kbmiiipx
- 43インチIPSパネル
- 応答速度:5ms
- HDR10対応
- 入力端子:D-Sub x1、HDMI1.4 x2、HDMI2.0 x1、DisplayPort x1
- フリッカーフリー対応
- ブルーライトカット対応
- VESAマウント対応
- リモコンあり
Acerのこちらは、応答速度5msにHDR10対応と、ゲーミングや映画鑑賞にも十分使えるスペックを備えています。
43インチ級の大きさだと、視野角の広さが重要になってきます。
TNパネルだとおそらく色変化が酷すぎると思うので、IPSパネルは必須ですね。
「大きな4Kモニターで、全力で趣味を楽しみたい」という方にピッタリのモニターです。
第2位:IODATA EX-LD4K432DB
- 43インチADSパネル
- 応徳速度:オーバードライブ時 5ms
- 入力端子:HDMI×3/DisplayPort×1/アナログRBG×1/ヘッドフォン端子/スピーカー付
- フリッカーフリー機能あり
- リモコン付き
- VESAマウント対応
「IODATA版のIPSパネル」こと「ADSパネル」を採用した43インチの4Kモニターです。
IPSパネルはLGの商標なので、ライセンス料を払わない場合は名称をずらす必要があるみたいですねw(その分安いので良し)
大きさの割に軽く、VESA穴も空いているのでモニターアームも問題なく使用できます。
ただし、応答速度が若干遅めでHDR10機能もついてませんので、ゲームにはあまり向かなそうです。
とはいえ、この値段で43インチの4Kモニターが手に入るのはコスパが高すぎますねw
あと地味に「リモコン付き」というのもポイントが高く、モニターの設定ボタンってだいたいめっちゃ押しにくいところにあるので、長く使うならリモコン付きのほうが絶対にいいです!
「色再現性やゲームのグラフィックはそこまで重要じゃない」という方には、むしろこちらが最適解かなと思います。
第3位:フィリップス 436M6VBRAB/11
- 42.51インチMVAパネル
- 重量:12.72kg
- 最大消費電力:180W
- 応答速度:8ms(SmartResponse時:4ms)
- 入力端子:D-Sub x1、HDMI2.0 x2、USB Type-C x1、DisplayPort x1
- HDR10、DisplayHDR400対応
- フリッカーフリー対応
- リモコン付き
DisplayHDR400というVESAが策定したHDR規格に対応したモニターです。
HDR400というのは規格の中でも最もベーシックなランクなので特別凄いというわけではないのですが、それでも外部機関が定めた基準に沿って作られたモニターというのは、表示される色に「お墨付き」があるということなので、ゲームや映画本来の色味を安心して楽しむことが出来ますね。
ただその分、消費電力180Wと高めです。…でもこれは、「USB-C端子対応」というのが関係しているのかもしれません。
USB-C端子対応って、つまりモニターでMacBookが充電できる(ケーブル1本で映像出力+充電に対応)ということです。
ぼくはMacBook Proを使用しているので、モニターから電源が取れるってめっちゃソソられます…!
「キレイな映像にこだわりたいMacBookユーザー」の方には特におすすめですね。
アップルが公式で提唱している5Kモニターはいくらなんでも高すぎですので…w
まとめ:43インチ4Kモニターを買う際は、ちゃんと置けるかよく確認しよう
なんせ横幅1m級のモニターです。
箱もめちゃデカいので、届いた時の「おお!」感も大きいですよ!
購入することを決断した方には、これまでにない最高の作業効率を提供してくれるモニターですので、「置ける…置けるぞ…!」という方は是非検討してみてください。
紹介したモニターまとめ
- 第1位:Acer ET430Kbmiiqppx ※HDR10に応答5ms、映画やゲームに最適。
- 第2位:IODATA EX-LD4K432DB ※ADSパネルで視野角が広く、リモコン付きで便利。
- 第3位:フィリップス 436M6VBRAB/11 ※DisplayHDR400対応、USB-C接続可能。
コメント
コメント一覧 (4件)
>IPSパネルはLGの商標
違いますよ
コメントありがとうございます。
そうなんですね!
IPSは、(株)ジャパンディスプレイの登録商標ですね。
登録番号は5059259です。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0201
情報ありがとうございます!
j-platpatで検索すると確かにジャパンディスプレイ社しかヒットしませんね。
ぼくはジャパンディスプレイとLGの2社の商標という情報をもとに記事を書いたような気がしますが、ファクトチェックまではしてませんでした…
出直してきます!