Xtrfyの新作マウスバンジー「B4」をレビューします。
B4は、当ブログでも以前にレビューした高性能マウスバンジー「Xtrfy B1」を簡素化したようなマウスバンジー。
ゲーミングマウスの使い心地がぐっと上がるので、ゲーマーなら1つは持っておきたいアイテムです。
USBハブ機能の廃止や一部デザインの変更などにより、B1と比べて価格が大幅に安くなったのですが、1点だけ「アカン!」という部分があり、そこはB1からの改悪と言えるかもしれません…
ということで当記事はそんな「アカン部分」も含めた率直な感想を書いていきます!
Xtrfy B1とB4の違い
今回レビューするB4は、Xtrfyの高性能マウスバンジーであるB1を簡素化したようなモデルです。
そこで、どこがどう変わったのかをまとめてみました。
小さく・軽くなった
XtrfyB1と比べると一回り小さく、そして軽くなりました。
と言っても重さは270g近くありますので、手に持ってみるとまだまだズッシリした重さを感じます。
寸法上はB4のほうが背も高くなっているようですが、実物を比べてみるとどっこいどっこいに思えました。
(上記の写真はB4の黒いストローがちょっと傾いているので、そのせいかも)
まぁいずれにしろ操作感的には大差ないので「高さはB1とだいたい同じ」と考えてOKな気がしますw
金属じゃなくなった
あと、Xtrfy B4は表面がプラスチックに変更されました。
ズッシリ重いのでもしかしたら中には鉄板か何かが入ってる可能性はありますが、表面はシリコンのようにサラサラした触り心地の樹脂ですね。
カラーバリエーションが豊富になった
B1は「金属+黄色いアーム」という一色展開でしたが、B4は5色のカラーバリエーションを選べるようになりました。
以前のXtrfyは黄色がブランドカラーでしたが、最近はこの5色カラーがブランドのテーマになっているようです。
ゲーミングマウス「M4」もこれと同じ5色展開ですね。
USBハブ機能・LEDライトが廃止された
B1にはUSB2.0ポートが4つも付いていてUSBハブとしての機能もあったのですが、B4はUSBハブ機能が廃止されました。
それに、イルミネーションLEDも廃止されていますね。
B4は付加価値的な機能よりも「マウスバンジーとしての本質」に特化した製品になっているようです。
ケーブルホルダーの方式が変わった
B1はマウスバンジーの穴にケーブルを通す方式だったのですが、B4は背面の爪にケーブルを引っ掛けるスタイルに変更されました。
とまあ、B1とB4の違いはざっとこんな感じ。
単に機能が省かれてコストカットされただけでなく、B1より改善されている部分もありますね。
それでは質感を詳しく見ていきます!
Xtrfy B4の質感を写真でチェック
今回レビュー用に頂いたのは「マイアミブルー」という色。
6000円以上したB1と比べると相当に買いやすい価格になってます。
何気にこれが一番のアピールポイントかも。
箱出し状態だとバラバラになっていますが、組み立て方は超簡単。
穴にストローを差すだけ!
かなり鮮烈なブルーです。
黒で統一されたデスクにコイツを置いたらすごく映えそう…。
黒いストローとの対比がかっこいいですね。
そういえばさっきからストローストローと言ってますが、ここにマウスのケーブルを装着して使います。
あと今更ですがなんとなく記事を開いてしまった人のために解説しておくと、この商品はこうやってマウスのケーブルを保持しておくための「マウスバンジー」と呼ばれる商品です。
となると、このストローはアームと呼んだほうが正しいのか…?
上部に切れ込みが入っており、この切れ込みに沿わすようにマウスのケーブルを押し込みます。
柔らかいゴム製なので、最近流行りの太めのパラコードケーブルでも難なく装着できますね。
背面にはケーブルを押さえておくホルダーが付いています。
とはいえ、このホルダーは別にケーブルをグッと挟むわけではなく爪と爪の間にケーブルを入れているだけなので、ホールド力があるわけではありません。
単にケーブルがビロンビロンしないために押さえておくための場所ですね。
裏返すと、清々しいほどでっかい滑り止めが付いていました!
本体の重さも相まって、使用中にデスクからズレるということはまず無いでしょう。
実際に使ってみた感想
それでは実際に使ってみた率直な感想をまとめていきます!
アームの動きが柔軟!
Xtrfy B4の素晴らしいところは、このアームの柔らかさでしょう。
ゴム製のストローのような素材なので、ケーブルの動きに合わせてアームもぐいんぐいん動き回ってくれます。
ケーブルに余計な負荷が掛かりませんし、アームが硬めのマウスバンジーより操作感も良いと思いました。
細いケーブルだと保持力が弱いかも
しかしこのアームには少し欠点があり、ケーブルがあまりに細いとうまく保持してくれません。
上記の写真はXtrfyのマウス「M1」を装着してみた図ですが、M1のケーブルはかなり細いのではっきり言ってスカスカですw
かろうじてストローが折れ曲がっている部分でなんとか保持できていますが、ちょっと引っ張られたりすると簡単にケーブル長がズレてしまいます。
まあ、ここ1~2年に発売されたゲーミングマウスはだいたい太いパラコードを採用しているので、多くの人にとってはあまり気にならない点かもしれませんけど…
背面の爪が硬いし尖ってる…なぜ!?
「じゃあB4は太いパラコードに適したマウスバンジーなのかな?」と思ったのですが、太いパラコードを装着してみた際、致命的な欠点を発見してしまいました…
それは背面の爪の素材です。
これ、写真だと「たぶんゴムかなんかで、柔らかいんだろう」と思うかもしれませんが、なぜか硬い樹脂なんですよ。
しかも内側が指で触るとちょっと痛いくらいに尖ってるんです。
なので、布製パラコードをここに入れてしまうと、外すときに布製の被覆が傷つく可能性が高いです…。
実際、Xtrfyのゲーミングマウス「M4」のケーブルを爪から外そうとしたら、見事にパラコードが少しほつれてしまいました…。
ぼくは(あ、これケーブル傷付くやつだ…)と察知したので慎重に外しましたが、雑に引っ張っていたらビローンと糸が解れていたでしょう。
「他社のマウスを着けることは想定してない!」と言うならまだしもXtrfy自身も柔らかいパラコードを採用したマウス(Xtrfy M4)を販売しているのに、なんで硬い素材にしたんでしょうか…?
最近のゲーミングマウスは軽量・柔軟・繊細な布巻きケーブルが流行していますので、それを考えるとこの爪の作りは欠点としか言いようがないと思います。
ストローを逆向きに付けたほうが使いやすかった
上記で解説した爪の不具合もあり、結果的にぼくの使い方はこうなりましたw
太いパラコードならこの使い方でも十分ケーブルを保持してくれますし、ストローを逆向きに付けたほうがマウスパッドに近くなるので操作感もわずかに良くなる気がします。
まとめ
- ゴムのストローにケーブルを挟むという構造は秀逸
- B1と比べるとかなり買いやすい値段になった
- ケーブルを挟む爪の素材は絶対に柔らかくすべき
基本的にはズッシリ安定していて使いやすいですし、デザインも独創的なので唯一無二のマウスバンジーだと思います。
ストローが左右にフレキシブルに動き回ってくれて「つっぱられ感」が少ないのも良い。
ただし背面の硬い爪・・・これははっきり言ってダメ!危ない!
せめて指で広げたら少し開く程度に柔らかければまだ救いがあったのですが、マジでカッチンコッチンな素材なので一度付けたケーブルを傷つけずに取り外す方法が分かりません…
もちろん「中の芯線が傷付くわけじゃないし、外の被覆が多少解れたって問題ないだろ。そこまで言うほどか?」と思う方も居るとは思いますが…批判したいわけではなく改善してほしいからこそ、あえて声を大にして主張しています。
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