マウスバンジーって必要?→15年前から使ってる筆者がメリデメを解説する

マウスバンジーはいらない?メリット・デメリットを解説

みんな使ってるっぽいけど、マウスバンジーってほんとに必要か?別にいらなくね?と思ってる人も実は多いのではないでしょうか?

そんな人のために当記事は、中学生の頃からかれこれ15年くらいマウスバンジーを使い続けている筆者がマウスバンジーを使うメリット・デメリットを分かりやすく解説します。

お金をかけずにマウスバンジーを作っちゃう方法なんかも後半に載せているので、買うほどじゃないけどちょっとは興味ある…という人もぜひ読んでみてください。

目次

マウスバンジーはいらない?メリット・デメリットを解説

マウスバンジーとは、有線マウスのケーブルをホールドしておく道具です。ケーブルが突っ張る感じが軽減されるので多くのPCゲーマーが愛用しています。

しかし使ったことがない人からは「なにそれ?意味あんの?」と思われがちな商品でもあるので、ここに改めてマウスバンジーのメリットとデメリットをまとめていきます。

メリット① マウスケーブルのつっぱり感・引きずり感が解消される

マウスバンジーを使うとケーブルを吊るした状態で固定することができるので、マウスを振ったときの「ケーブルを引きずり回してる感」をなくすことができます。

もし今ケーブルを引きずり回しながらマウスを操作してるなら、試しに左手でケーブルを上に持ち上げながらマウスを動かしてみてください。ちょっとマウスの動きが軽くなったようには感じませんか?

ゲーム中に「ああああ!マウスのケーブルがうぜええ!!」と感じたことがある人は、マウスバンジーを導入すればケーブルのストレスを和らげることができますよ。

メリット② マウスケーブルの断線リスクを減らせる

マウスのケーブルがむやみに動き回らないということは、ケーブルが何かに引っかかって断線するリスクを減らすことにもつながります。

特に最近のゲーミングマウスは柔軟性を重視して布巻きのパラコードケーブルを採用することが増えています。昔のマウスより逆に耐久性が低かったりするので、ハードにゲームを遊ぶ人は大切なマウスを守るためにマウスバンジーを1つ持っておくと良いでしょう。

メリット③ USBハブ機能が付いてたり、ガジェットとして便利

なかにはUSBハブ機能が付いていたりする便利なマウスバンジーもあります。まぁそのぶん値段は高いんですけど、たかがケーブルを押さえておくだけの物に金かけたくねぇなあ?という人はあえて付加価値の高いハイスペックマウスバンジーを買ってみるのも手ですね。

特にゲーミングマウスをその日の気分によって交換するようなコアゲーマーは、手元にUSBハブがあると抜き差しが楽になって便利だと思いますよ。

デメリット① 机の上を占領する

マウスバンジーは地味に邪魔

そんなマウスバンジーの最大のデメリットは「地味に邪魔なこと」かなと思います。

マウスバンジーの性質上、マウスの真奥あたりに設置しないといけません。しかし筆者のデスクもそうですが、マウスの奥ってなにかと物を置きたいエリアなんすよね!マウスの奥って右手で簡単にアクセス出来る特等席だから、マウスバンジーが場所を占領しちゃうのはなんかもったいない感じが…。

とはいえ、最近ではモニターに貼り付けるタイプの邪魔にならないマウスバンジーも登場しました。置き型のマウスバンジーが邪魔だと感じる人は貼り付けタイプを買ってみるのも手ですね。

プロゲーマーってマウスバンジー使ってんの?

マウスバンジーの便利さについては上記に書いたとおり。ですがその効果は果たしてプロゲーマーたちにも認められているのでしょうか?ためしに動画で確認してみましょう。

下記は2019年のフォートナイト世界大会の動画。当時16歳だったBugha選手が優勝し300万ドルの賞金を獲得したことは大きなニュースになったので、覚えている人も多いのでは?

(見てほしいシーンを指定しておいたので途中から再生されるはず。もし最初から再生されてしまったら4:46:35あたりまでジャンプしてください)

ピンクのマウスを使っているのは最終マッチを制したCrue選手。彼はZOWIE S2 DIVINAという有線マウスを使っていますが、マウスバンジーは使っていないようです。

そして、その場面のあと紙吹雪まみれになっているのが総合優勝したBugha選手。彼は水色のfinalmouse Air58 Ninjaという有線マウスを使っており、なおかつマウスバンジーにケーブルを固定しているのが見えます。また、彼の左隣に座っている選手もマウスバンジーを使っているのがチラッと写っていますね。

全員が全員使っているわけではないけど、プロの中にもマウスバンジーを愛用する人は普通にいるようです。もしかしてうまい人はマウスバンジーなんて使ってないんじゃ?と思っていた人は、上記のような大会動画を見てみると参考になりますよ。案外使っている人は多いです。

おすすめのマウスバンジーを4つ紹介

中学生の頃から15年以上マウスバンジーを使っている筆者が考える「本当におすすめなマウスバンジー」をいくつか紹介。

Pulsar Gaming Gears マイクロバンジー

マイクロバンジーは世にも珍しい「貼り付けタイプ」のマウスバンジーです。モニターのベゼルなどに貼り付けて使うので、デスクに物が増えないのが何よりの強み。

写真ではモニターの下部に貼り付けていますが、もちろん側面に貼ってもOKです。粘着テープはとても強力なので、多少雑に貼ってもぜんぜん落ちてきません。逆に剥がすのが大変なレベル。

▲耐久テストのためにマウスを縄跳びの如くブン回してみたのですが、予想以上にビクともしなくて驚きました。ケーブルを保持しているホースのような部分は柔らかいシリコン製で、こんなに激しく動かしてもマウスのケーブルは全く傷つきません。

マウスバンジーとしての使い心地も設置型に引けを取らない快適さなので、いまからマウスバンジーデビューするならまずこれを試してみるのがおすすめ。これを使ってから筆者の設置型マウスバンジーは押入れ行きになりましたw

BenQ CAMADE II

デスクに置いて使う「設置型」のマウスバンジーではBenQのCAMADE IIが最も優れていると思います。なぜなら、数あるマウスバンジーの中でもCAMADE IIは最も背が高いマウスバンジーだからです。

460×400mmの大型マウスパッドを端から端まで使い切るようなローセンシでゲームをプレイしている人は、マウスバンジーを使っても結局ケーブルがマウスパッドに接してしまいます。なぜなら「欲しいケーブル長」に対してマウスバンジーの高さが足りないから。

ほとんどのマウスバンジーは、スーパーローセンシプレイヤーの事までは考えられていません。

その点、このCAMADE IIはアームの長さが他のどのマウスバンジーよりも長いため、ケーブルを長~く伸ばして使うスーパーローセンシ民が使ってもストレスを感じづらいのです。

筆者の拙い文章よりZOWIEの開発者による解説動画のほうが100倍分かりやすいかと。一言で要約すると、マウスバンジーの世界では「アームが長い=スペックが高い」なのです。ハイスペックなマウスバンジーが欲しいならCAMADE IIがダントツです。

Hotline Games マウスバンジー

そうはいってもCAMADE IIは正直高すぎる…という人にはHotline Gamesのバンジーがおすすめ。

こちらはCAMADEより少しアームは短いものの、それ以外の点においてはほとんど同じ形状なんです。要するにパクリです。そして値段はCAMDEの半額。コスパはこちらの圧勝です。

一度マウスバンジーを使ってみればよく分かりますが、どんなに有名なメーカーから発売されていようと、マウスバンジーは「ちょっと重い台にアームが付いてる」以上でも以下でもありません。

高級もクソもない商品なので、安ければ安いほうがいいです。

それに、めちゃくちゃカラーバリエーションが豊富なのはCAMADEにはない強みですね。インテリアに合わせやすいのはHotline Games独自のメリットです。

Xtrfy B4

四角い台座にシリコンのストローが刺さったような形のマウスバンジー。このバンジーは正規の使い方で使うだけじゃ別にそれほどオススメじゃないんですが…

Xtrfy B4 レビュー

こんな感じでストローを逆向きに差して台座から飛び出すように設置すると、快適度がぐーんとアップ!

Xtrfy B4 ストローが近いほうがいい理由

原理としてはこんな感じ。同じケーブル長でマウスをセッティングした場合、台座からストローを飛び出させたほうがマウスの可動域が広くなります。つまり快適に操作できるようになるんです。BenQ CAMADE IIほどではありませんが、多くの没個性的なマウスバンジーに比べればケーブルの不快感は少ないですよ。

なんで元々こういう設計にしなかったんだろ…と思うくらい正規の使い方よりも快適なので、もしB4を買うならぜひストローを逆向きに差してみてください。全然違うはずです。

お金をかけたくない人は自作もアリ

マウスバンジーを使ってみたい気もするけど、買うほどでは…という人には自作という手もあります。

ようはケーブルを固定しておければいいわけで、やる気さえあれば別に既製品を買わなくてもなんとかなっちゃうんですよ。

日用品でマウスバンジーを代用する方法 3選

家の中に転がってるもの、近所の店で手軽に入手できるもので代用するなら、まずは下記を参考に作ってみてはどうでしょうか。

結束バンドでケーブルを縛る

結束バンドをマウスのケーブルに巻きつけると、マウスのケーブルをちょっと立たせることができます。やり方は下記ツイートを参照。

ケーブルがマウスパッドに擦れる感覚はこれだけでも大幅軽減するので、これさえやっておけばマウスバンジーはいらないと思う人も多いかも。

ただ個人的には、この”結束バンド法”はマウスバンジーと組み合わせることで真価を発揮すると思います。これ単体でも十分快適なんですが、マウスバンジーでケーブルの長さを固定しておくと更に快適になります。

スマホスタンドにケーブルを引っ掛ける

スマホスタンドじゃなくてもいいですが、なにか適当な台にマウスのケーブルを載せておくだけでもマウスバンジーに近いことはできます。要はケーブルが下に付かないように持ち上げられれば何でもいいのですよ。

粘着テープでケーブルを貼る

究極的にはこれでもOK。モニターのベゼルとかにケーブルを貼っておくだけでもケーブルを持ち上げることはできます。ただし実際に試してみたところ、激しく動かしているとすぐに剥がれてしまいました。

なんかすごい強力なダクトテープ(海外映画によく出てくるやつ)などでやればもうちょっと耐久性がよくなるのかもしれないですが…。

先人達の手作りマウスバンジーまとめ

マウスバンジーを自作する理由は人それぞれで、お金を節約したい人もいれば「既存のマウスバンジーじゃ満足できないから」という理由で自分好みの最強マウスバンジーを作ってしまう人もいます。

ここでは、そんな先駆者たちの手作りマウスバンジー作品をいくつか紹介していくことにします。

レゴで作る

ギターの弦

既製品・改

そのへんの棒と輪ゴム

ねじりっこ

既製品のマウスバンジーはみんな同じような形をしているけど、別に形なんてなんでもいいというのが先人達の作品を見れば分かるでしょう。要はケーブルを吊っておけるかどうかが全てなわけで、見た目はなんだっていいのです。

ツイッターで「マウスバンジー 自作」や「マウスバンジー 最強」と検索すると、先人達の叡智の結晶がいくらでもヒットしますので、興味がある人は検索してみてください。

【結論】マウスバンジーがあれば有線マウスが快適になる!

マウスバンジーはゲームをやり込んでいく上で必ずしも必要ではないし、マウスバンジーを使わなくても世界大会で優勝争いをするほどゲームを極めることはできます。

とはいえ有線マウスのケーブルが突っ張る、引きずる感覚が気持ち悪い…という悩みはマウスバンジーを導入すれば一発で解決するので、ゲーマーなら1つ持っておいて損はないアイテムです。

そうそう壊れる物でもないので、まだ持ってない人はどれか1つ買っておくといいでしょう。

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