東プレREALFORCEのゲーミングモデル「R2A-JP4G-BK」の使用感をレビューしていきます。
REALFORCEと言えば、セブンイレブンのATMに採用されていることでも有名な国産高級キーボード!
その打ち心地の良さや製品寿命の長さから、タイピングのプロやキーボードマニアから絶大な支持を得ていますよね。
かく言うぼくも、30gモデルのリアフォを絶賛愛用中です。
今回は、そんなREALFORCEシリーズの中でもひときわ異彩を放っている「REALFORCE RGB」というゲーマー向けモデルをレビューしていきます。
見た目が派手になっているだけでなく、PCゲーマー向けの機能が色々と追加されているみたいですので、早速見ていきましょう!
REALFORCE RGBのスペックと外観をチェック
REALFORCE RGBは東プレから発売されているメイドインジャパンの高品質キーボードです。
普通のリアフォとは違い、ゲーマー向けに色々とチューニングが施されているようです。
- キースイッチ:静電容量無接点方式
- キー荷重:45g
- スイッチ寿命:5000万回以上
- キーストローク:4mm
- キー反応位置(アクチュエーションポイント)変更機能あり
- キーストロークを調整する専用スペーサー付き
- キーロック機能あり
- RGBライティング機能あり
今回レビューするのは「テンキーあり / 日本語配列」のモデル。
一見、普通のリアルフォースのように見えますが…
通電するとこのようにLEDバックライトが光るのがREALFORCE RGBの大きな特徴です。
「さすがに七色には光らなくても良いわ!」という方は、単色で光らせることも出来ます。(もちろんオフにもできる)
ぼく的にはREALFORCEと言えば質実剛健なイメージなので、単色のライティングのほうが好きかも…
また、付属品としてキーキャップ引き抜き工具とキースペーサーが入っていました。
キースペーサーの使い方は後ほど解説しますが、これはキーのストローク(押し込む深さ)を調整するためのパーツです。
キーを深く押し込めないようにあえて浅く調整することで、より高速に連打できるようになるんだとか!
(使い方・使ってみた感想は後ほどレビューします)
REALFORCE RGBというロゴの部分は、キラキラしたラメっぽいプレートになっていますね。
ちなみにこのロゴプレートは、REALFORCEのモデルごとに色が違うんですよ!
キーボードのケースがL字っぽいデザインになっているのもかっこいいです。
ここを見るだけで一目でREALFORCEだとで分かりますね!
REALFORCE RGBのタイピング音を撮ってみた
REALFORCE RGBって、普通のリアフォとは打ち心地も違うの?
そもそも、静電容量無接点ってどんな感じ?
という方のために、REALFORCEでタイピングした様子を動画で撮影してみました。
R2A-JP4G-BKでタイピングしてみた感想
結論から言うと、RGBモデルだからと言って通常のリアフォと打ち心地が違うとは感じませんでした。
ぼくは通常モデルのリアフォを以前から愛用していますが、それと全く同じ打ち心地ですね。
静電容量無接点方式らしい独特のスコスコ、パコパコという打鍵感で、非常に気持ちよくタイピングすることが出来ます。
R2A-JP4G-BKは静音モデルではないのでキーのガチャガチャ音が若干うるさい気もしますが、それでもメカニカルキーボードに比べたら静かなほうではないでしょうか。
打鍵感に関しては、さすがリアルフォースなだけあって文句なしに快適ですね!
REALFORCE RGBでFPSゲームをプレイしてみた感想
タイピングがとても快適という事は分かりましたが、RGBモデルの特徴である「ゲーマー向け」という点に関してはどうでしょうか。
実際にREALFORCE RGBを使ってPCゲームをプレイしてみた感想を書いていきますね。
1キーごとにアクチュエーションポイントを調整できるのがスゴイ…。
これこそがまさにゲームでリアルフォースを使うメリットなのですが、APCという機能を使うと1キーごとにアクチュエーションポイントを変更することができるんですよ。
「キーをどれぐらい押し込んだら反応するか」という深さのこと。 アクチュエーションポイントを浅くすると表面をなでただけで入力されるような印象になり、深くするとちゃんと底まで打ち切らないと入力されないような印象になる。
メカニカルキーボードにもアクチュエーションポイントが浅いスピード軸(銀軸など)というものはありますが、それだとすべてのキーが敏感になってしまいます。
ゲーム中に押したくないキー(Windowsキー・半角/全角キーなど)まですべて敏感になってしまうため、慣れるまでは誤入力が増えるのがネックなんですよね…。
その点REALFORCE RGBだと、ゲーム中に良く使うキーはアクチュエーションポイントを1.5mmに設定して反応速度を速めておき、間違えて押したくないキーは最も深い3mmに設定しておく、なんていう使い方も出来てしまいます。
もちろん押したくないキーを無効化することも出来るのですが、無効化しちゃうと…いざ押したいときにいちいち解除するのが面倒じゃないですか…。
アクチュエーションポイントを深めに設定しておくだけで誤爆する確率はググっと下がるので、日常的に便利なのは言うまでもなくREALFORCE RGBですね。
キースペーサーを使えば、ロープロ軸っぽい打鍵感にすることもできる
APCはソフト上でキーの入力判定を調節する設定ですが、付属のキースペーサーを使うと物理的にキーの沈み込みを浅くすることも出来ます。
こんな感じで、特定のキーだけキーのストロークを短くすることが出来るんです。
近頃はメカニカルキーボードでも「ロープロ赤軸」などの浅い打ち心地のキーボードが注目されたりしていますし、キーを浅くしたいという方は一定数いると思うんですよ。
個人的にはSPACEキーにスペーサーを入れるのが好きですね!
FPSゲームには「ストレイフジャンプ」や「バニーホップ」などのSPACEキーをタイミング良く押すテクニックが多いので、アクチュエーションポイントを1.5mmに設定した上でスペーサーでキーを浅くにしか押せないようにしておくと、タイミングを取るのがすごく楽になりました。
メカニカルキーボード用のキーキャップが付けられるようになってる!
個人的に「おっ!」と思ったのが、軸の形状がメカニカルキーボードと同じ「+型」になっているんですよ!
Realforce 30g REALFORCE RGB
もともとぼくが持っている普通のREALFORCEは、独特な「O型」の軸形状をしているので比べてみると一目瞭然ですね。
これ、すごく地味な変更に思えるかもしれませんが、ゲーマーからするとかなり有難かったりします。
と言うのも、軸形状が「+型」になっていると、メカニカルキーボード用の社外製キーキャップに付け替えることが出来るんです。
今までのREALFORCEは軸形状が独特だったので、上記のような交換用キーキャップを付けることが出来なかったんです。
こういう交換用キーキャップってメカニカルキーボード用のものがほとんどなので…。
キーキャップを付け替えない人にとってはどうでもいいかもしれませんが、手に汗握る勝負をするPCゲーマーにとっては地味に大きなポイントですね!
まとめ
REALFORCE RGBをひとしきり触ってみた感想をまとめると、以下の通りです。
- 打鍵感は文句なしに素晴らしい
- APC・キースペーサーで打ち心地を微調整できる
- メカニカルキーボードと同じ軸形状になり、いろんな社外製キーキャップが付けられるようになった
- キートップの印字がゴチャゴチャしてる
ぼくが普段遊んでいるApex Legendsと言うゲームでは、タイミングよくジャンプを繰り返すことで高速で移動できる「バニーホップ」というテクニックが格段にやり易くなりましたね。
あれってスペースキーを入力するタイミングが超シビアなので、まさにREALFORCE RGBの強みが生きるテクニックだと感じました。
キーの打ち心地を細かく調整したい。
良いモノを思い切って買って、キーボード選びの旅を終わりにしたい。
という方には、文句なしにおすすめできるキーボードですよ!
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