Esports Tigerのマウスパッド「Grand Master MoR」をレビュー用に提供していただいたので、1週間ほど使ってみた率直な感想をまとめていきます。
Grand Master MoRの特徴
Grand Master MoRはEsports Tigerというブランドのゲーミングマウスパッド。
当ブログで先日レビューした「Grand Master」というマウスパッドと同じシリーズになると思いますが、使用感は前回のGrand Masterとは微妙に違いました。単なる色違いではなく別のマウスパッドだと思ったほうがいいです。
「Grand Master」のレビュー記事はこちら。
今回のGrand Master MoRは↑でレビューしたGrand Masterよりは滑りが抑えられたコントロール性重視の味付けになっていますね。
前回のGrand Masterは筒状の箱に梱包されていたのに対し、こちらは平べったい箱に梱包されていました。
そのため巻きグセが一切なく、開封してすぐに使い始められます。
柄は薔薇とUZI。
ラッパーっぽい世界観。グラセフみを感じる。
サイズは480x400x4mm。
マウスを左右に20cmぐらいずつ振れます。FPS向けの大型サイズですね。
机に置いてみるとこんな感じ。
柄の主張はわりと激しいですが、色がモノトーンなので意外に馴染んでるかもw
裏面は全面滑り止め素材になっていますが、グリップ力は全然強くないです。
同時期に発売された「Esports Tiger Neon Cyan」も先日レビューしたんですが、あっちも滑り止めのグリップ力が全然なくてダメでしたね。
この滑り止めはぜひとも改善してほしい。
水を垂らして耐水性チェック。数分放置しても全然染み込まない。すごい。
なにかコーティングがしてあるのか、軽く水滴がつく程度の水濡れは防いでくれるようです。
水を拭いたあとも滑りの変化はそこまで強くないので、手汗に対する耐性はかなり高いと思います。優秀です。
▲箱の裏に書いてあった仕様表です。興味がある人は拡大して読んでみてください。
1週間使ってみた率直な感想
- ツルツル系でよく滑る
- 中間素材の沈み込みはそこまで強くない
- Grand Master Pink / Blueよりはコントロールしやすい
1週間ほどGrand Master MoRでFPSをプレイしてみた感想は上記の通り。
マウスパッド表面は繊維の毛羽立ちをほとんど感じないツルツル系で、マウスはとてもよく滑ります。
中間のクッション材も沈み込みが少ない硬め仕様。
マウスをギュッと押し付けてもそれほどブレーキが掛からないので、良くも悪くも摩擦が少なくてマウスが止まらない感じの使用感。
とはいえ前回レビューしたGrand Master Blue/Pinkの方がもっとツルッツルだったので、それに比べればクセがなく扱いやすいほうですね。
最小限の力でマウスを動かせるので長時間プレイしても手が疲れない、腱鞘炎になりづらいのが良いところ。
▲Esports Tiger日本代理店のHID-Labsさんによる滑り具合グラフ。あくまでもHID-Labsさんの個人的感想ということですが、かなり参考になりますね。
このグラフでいくとMoRはSPEED(よく滑る)に分類されているパッドの中では一番滑りが抑えられたバランス型の味付けということになりそうです。
よく言えばクセがなく馴染みやすい使用感、悪く言えば個性がなくて別にこれじゃなくても良いという使用感だと思います。
個人的にはどコントロール系のQingsui 2 Proみたいなパッドが好きなので、バランス型とはいえ僕の好みからするとMoRも「すげー滑るなあ」という印象ですけどね。
繊維を拡大撮影してみた
マウスパッドの繊維をマクロレンズで超拡大撮影してみました。
これ単体で見てもよく分からないと思いますので他のマウスパッドと比較してみます。
Grand MasterのBlue/Pinkとは、名前は似てるのに全然違う素材ですね。
Blue/Pinkはコーデュラに近いツルツル滑る系の素材でしたが、今回のMoRはどちらかといえばコントロール系の滑りにくい素材です。
軽い力でマウスを滑らせたいならBlue/Pink、精密なAIMを求めるならMoRがおすすめ。
その他適当に過去レビューしたマウスパッドを載せてみました。
世の中のほとんどのゲーミングマウスパッドはG-SRやG640rのように、ひらがなの「く」が連なったような編み目の繊維をしているんですが、Grand Masterシリーズは他で見たことがないような独特な素材を使っていますね。
前回レビューしたGrand Master Blue/Pinkはコーデュラ素材を使ったMPC450と似たようなツルツル系の触り心地でしたが、今回のGrand Master MoRは布っぽいザラザラ感が増しています。
個人的には滑りすぎるマウスパッドだと上手にAIMできないので、MoRのザラザラ感は結構好きですね。
ステッチに毛玉が付きやすい気がする
不満点があるとすれば、ステッチに毛玉が付きやすいという点でしょうか。
1週間ほど使っただけでマウスのケーブルが触れる部分や服の袖が当たる部分が毛玉だらけに…。
見た目がボロくなるだけなら別にいいんですが、パラコード仕様のマウスケーブルと毛玉が引っかかる「バリッ」っていう感触が出てしまって使用感も悪くなりました。残念。
パラコードのマウスとは相性が悪いみたいです。
まとめ
- 平らな梱包で届くので巻きグセが一切ない
- ある程度の耐水性があり、手汗に強い
- ステッチに毛玉が付きやすく、パラコードのマウスだと使用感が悪い
平らな梱包で届くという点はすごく良いんですが、1週間ですぐに毛玉だらけでバリバリになってしまうのはちょっと頂けないかな。
ぼくが愛用しているEndgame Gear XM1というマウスとの相性がたまたま悪かっただけかもしれませんが、マウスを振るたびにパラコードと毛玉が引っかかってバリバリするのが不快で…w
こまめに毛玉を除去すればマシになりますが、それも面倒だし、個人的にはもうリピート買いすることは無いかなーって感じです。
背の高いマウスバンジーを使ってる人やワイヤレスマウス派の人だとまた違った評価になるかもですね。
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