【賛否両論】マウスが滑らなくなる極薄テープ「Ghost Grip Sheet」を使ってみた

ghost grip sheet レビュー

HID-Labsさんからゲーミングマウス用のグリップテープ「Ghost Grip Sheet」をレビュー用に提供してもらったので、1ヶ月ほど使い込んでみた感想をまとめていきます!

目次

Ghost Grip Sheetとは?

ghost grip sheet レビュー

FPSをプレイしていると、だんだん手汗が出てきて「マウスが滑る…」と感じる人も多いのではないでしょうか。

逆に手汗が少なすぎて「手がカサカサでマウスが滑り落ちる…」という人も結構いるはず。

そういう人のために最近はマウス用のグリップテープというものが販売されているんですが、今回レビューするGhost Grip Sheetはそんなマウス用グリップテープの一種です。

通常、マウス用グリップテープというとこのように柄モノや黒いテープが主流なんですが↓↓

Ghost Grip Sheetはほかのグリップテープと違って無色透明なのが大きな特徴です。

ghost grip sheet 貼っている
見づらいけどサイド部分に貼ってある

見た目の主張が極めて弱いので、マウスのデザインを損なわないのがメリット。

他のグリップテープにありがちなスポーツ用品っぽい柄が好きじゃない人にはうってつけの商品ですね。

また、一般的なグリップテープに比べて非常に薄いです。

ghost grip sheet 薄さ

良くも悪くも”貼ってる感”がないため、「グリップテープは貼りたいけどマウスの握り心地は極力変えたくない」という人に最適な商品ではないでしょうか。

逆に言えば「グリップテープを貼ってマウスの横幅を太らせたい」みたいな用途には全く使えないので注意。

貼り方

Ghost Grip Sheetはマウスの形に合わせてカットされているわけじゃないので、自分で好きな形にカットして使うことになります。

貼り方は以下の通り。

STEP
マウスにマステを貼って型を取る
ghost grip sheet 貼り方

まずは貼りたい部分にマスキングテープを貼って、そこにマジック等でカットラインを書いていきます。

マスキングテープの幅が足りなくても上記のように重ねて貼れば横幅を稼げます。

STEP
Ghost Grip Sheetの「白い面」にさっきのマステを貼る
ghost grip sheet 構造

Ghost Grip Sheetは上記の通り3層構造になっています。

白い保護シールが貼ってあるほうがマウスに貼ったあと「おもて」になる面です。

なので白い面に先ほどのマスキングテープを貼り付けます。

透明なほうにマステを貼っちゃうと、表裏逆の形にカットされちゃうので注意w

ghost grip sheet 貼り付け
STEP
カットする
ghost grip sheet カット

「白い面」にマステを貼ったら、いよいよカットします。

コツは、強いて言うなら「マジックで書いた線よりも少しだけ小さめにカットする」ですかね。

こういうのって保険をかけたくてちょい大きめにカットしがちだと思うんですが、大きめにカットすると貼りたかったエリアからはみ出してしまって結局切り直すハメになります。

逆にちょい小さめにカットしても特に使用感にデメリットはないので、はじめからマジックの線より小さめにカットしておくのがおすすめです。

STEP
貼る
ghost grip sheet 貼り付けた様子

あとは貼り付けてフィニッシュです。

今回、マジックの線が残るぐらいの「ちょい大きめカット」にしちゃったので、下もはみ出してるし上もサイドボタンに干渉しそうになってますw

こういうことになるので、最初からちょい小さめにカットしたほうがいいです。

STEP
注意点:カーブしてる場所には貼れないと思った方が良い
ghost grip sheet カーブしてる部分

貼る際の注意点ですが、カーブしている面には(基本的には)貼れないと思った方が良いです。

スマホフィルムのような素材なので、セロテープやガムテープみたいな柔軟性は無いんですよね。

ghost grip sheet カーブしてる部分

同じ理由で角っこにも貼れません。浮いてきちゃいます。

カーブしてる面に貼りたかったら切れ込みを入れて何とか頑張って貼るか、もしくは小さく切ったものをてんてんと貼っていくしかないと思います。

GPROとかECクローン系マウスのように、ある程度平らな面があるマウスじゃないとなかなか貼りづらいですね。

工夫次第で行けるかもしれませんが、Kone PureやMM720のような複雑な造形のマウスに貼るのはかなり難易度が高いと思います。

どんな使い心地?

使い心地は、一言でいえば「ベタベタ」です。

ghost grip sheet 貼り付けた様子

マウスバンジーとかスマホスタンドの底面によく貼ってある「貼ってはがせる粘着テープ」ってあるじゃないですか。ホコリが付くと粘着が弱くなってくるけど掃除すればまた粘着力が復活するアレ。あんな感じの触り心地です。

そのため「ズレない」という効果は抜群に高いです。なんせ手に貼りつくのでw

ただ、グリップ効果が感じられるのはそれほど手汗がひどくない人に限定されると思います。

というのもGhost Grip Sheetは表面がツルツルしているので、濡れた手で触ると普通に滑ってしまうんですよね。

Lizard Skins等のクッション性のあるグリップテープだと手が食い込んでグリップするという効果もあるんですが、Ghost Grip Sheetは極薄でクッション性は皆無です。

そのため表面のベタベタによってグリップ効果が発揮される程度の「適度に乾いた手」の持ち主じゃないと効果を感じづらいと思いました。

緊張すると手汗がドバドバ出てしまう体質の人だと、いざという場面でGhost Grip Sheetが汗でヌメヌメしてしまい「貼らない方がマシや!」と思ってしまうかもしれません。

ただ、素材が極薄なのでグリップテープを貼っている部分と貼ってない部分の段差が全く気にならないのはとても良いと思いました。そこはLizard Skins等の肉厚グリップテープにはない魅力ですね。

経年変化の様子

貼ってから1か月ほど経過したGhost Grip Sheetの状態はこんな感じです。

リアルな状態を見せたかったので一切掃除せず撮影しました。

ghost grip sheet 1ヶ月ほど経った様子

ホコリが付着しているのはかなり目立ちます。

ghost grip sheet 1ヶ月ほど経った様子

黒いマウスに貼るとすぐにこういう状態になると思った方が良いです。

ただ、使用感としては1か月経ったこのぐらいの状態のほうが個人的には使いやすいと思いました。

というのも、新品時はグリップ力が高すぎて「ベタベタ・ネチャネチャ」って感じの触り心地がちょっと個人的に不快だったんですよね…w

効果としては抜群なんですが、ちょっと生理的に…ベタベタする物を好んで触っていたくないというか。

この状態でも滑り止め効果は抜群なので、全く問題ないです。

強いて言えば見た目はちょっと悪いですけどね。

まとめ

ghost grip sheet 貼っている
Ghost Grip Sheetの良いところ
  • 極薄なので貼ってないところとの段差が気にならない
  • 文字通り手に貼りつく「粘着力」がすごい
  • 無色透明なのでマウスのデザインを損なわない
Ghost Grip Sheetのイマイチなところ
  • 黒いマウスに貼ると汚れがかなり目立つ
  • 「ベタベタ」な触り心地が人によっては不快
  • 汗があまりにも多い人だとヌメヌメして逆に滑る
  • 素材が硬くてカーブがキツい面には貼れない

一言でいえばクセのある商品です。

合う人からすれば「マウスの造形に影響を及ぼさずに強力なグリップ力を得られてすげえ!」だと思いますが、合わない人からすれば「ベタベタして気持ち悪い!しかも汗でヌメる!」になります。

実際Amazonレビューを見てみると賛と否の意見が面白いぐらい両極端に割れてますw

個人的にはマウスの側面全体にガッツリ貼るというよりは「小さく切ったものを局所的に貼る」とか「クリックボタンに貼りつけてドラッグクリックをやりやすくする」みたいな使い方に適しているのかな?と感じました。

値段は15cm×10cmのシート1枚で999円。Lizard Skins等の他製品に比べれば下手したら半額程度の値段。

このコスパはHID-Labsさんならではの魅力ですね。

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この記事へのコメント

コメント一覧 (2件)

    • テープを貼ればマウス自体は汚れなくなるとは思いますけどテープに汚れが付くので結局たまに掃除しないと見た目は汚くなりますよ

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