Xtrfyの最新ゲーミングマウス「Xtrfy M4」のレビュー用サンプルを頂いたので、使用感をレビューしていきます。
Xtrfyと言えば…かぶせ持ち派にとっての神マウス「Xtrfy M1」が有名ですよね。
そのため、「かぶせ持ち用マウスの本命が来るか…!?」とM4の発売を心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。
ぼくもそう思っていたのですが、実際に使ってみた結論から言うと、思ってたのと全然違いました!
良くも悪くもM1とは全然違うマウスなのです。
どういう事なのか、早速レビューしていきますね!
Xtrfy M4のスペックと外観をチェック
Xtrfy M4は、スウェーデンのゲーミングブランドXtrfyの穴空き軽量マウスです。
この手の穴空きマウスはなぜかほとんどが左右対称フォルムをしていますので、左右非対称というだけでも「これを待ってた!」という人は多いのではないでしょうか。
- センサー:PixArt PMW3389
- DPI:400~16000
- ポーリングレート:125/500/1000 Hz
- 重さ:69g(ケーブル除く)
- ボタン数:6
特筆すべきは、やはり69gという軽さでしょう!
当ブログではXtrfyのマウスは全種類レビューしていますが、Xtrfyのマウスって本当に持ちやすいんですよね。
なのでXtrfyならではの「持ちやすさ」に「軽さ」という武器が加わった今作M4は、個人的に本命として以前より注目していました。
箱の中身。
なんと、Xtrfyオリジナルのキーキャップがオマケで入っていました。
なぜ!?
でもかわいい!
予備のソールもちゃんと入っています。
マウス本体はこんな感じ。
穴ぼこ模様の形状が「丸穴」なのは珍しいですね!
(競合マウスはだいたい「ハニカム穴」なので)
M4はカラーバリエーションが5色ありますが、今回レビューするのはホワイトモデルです。
サイドボタンやホイールまですべて白系カラーなので、非常にクリーンな印象ですね!
サイドグリップ部分まで満遍なく穴ぼこが空いています。
Xtrfyのマウスには珍しく、4点タイプのソールを採用していますね。
ソールの素材は純度100%テフロンで、Hyperglide製ソール等と同じ触り心地でした。
オマケのキーキャップは2種類。
マウス自体のカラーによって、キーキャップの色も違うらしいです。
マウスの寸法はこんな感じ。
ゲーミングマウスとしては中ぐらいのサイズですね。
Xtrfy製のマウスは日本人にとってはやや大きめなモノも多いですが、M4は日本人にも使いやすいサイズ感だと思いました。
重さは実測72g。
M4は「光り方」が美しい!
PCに接続した瞬間「おお!」と思ったのが、LEDライトの光り方。
M4の光り方、良い!
この徐々に光り始める感じ。#xtrfy #m4 #project4 pic.twitter.com/p6Map5pyyn— Kessy@けしろぐ (@Kessyx) September 20, 2019
上から下へウェーブするように光るマウスはたくさんありますが、横方向に回るような光り方は初めて見ました。
マウス自体の色が白系統で統一されているのも相まって、めちゃくちゃクリーンな光り方ですねー!
Xtrfy M4の握り心地・触ってみた感想
それでは実際にM4を使ってみた感想を。
まずは「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」で一通りM4を持ってみた感想を書いていきます。
ちなみにぼくの手のサイズは18.5cm × 8.5cmくらいです。
かぶせ持ちの感想
※蓮コラ感軽減のため、手と被る部分だけ穴ぼこ模様をフォトショで消してあります。
かぶせ持ちのフィット感はかなり良いです!
親指が当たる部分が大きくせり出しているため、マウスを深く握り込んだときに非常に安定します。
しかもかぶせ持ちだと手のひら全体に重さが分散されるため、実重量よりもかなり軽く感じました。
しかし、あえて引き合いに出しますが、Xtrfy M1のような「手に吸い付く感覚」は無いかな…というのが正直なところです。
決してM4が持ちづらいというわけではなく、むしろ今からかぶせ持ち用マウスを買うならこれ一択だと思うのですが、M1と比べると薬指側のフィット感がイマイチですね。
ぼくはすべてのゲーミングマウスの中でもXtrfy M1の形状がベストオブベストだと思っているので、余計にそう感じるのかも。
つかみ持ちの感想
つかみ持ちのフィット感は抜群ですね!
個人的には、かぶせ持ちよりも持ちやすいと感じました。
右側の画像のように少し斜め気味に持って薬指と小指の付け根あたりが当たるように持つと、かなりフィット感が高かったです。
左右対称のマウスとはまた違う持ち方ですが、手に自然に馴染むので長時間使用しても手が疲れにくいですね。
つまみ持ちの感想
正直に言うと、つまみ持ちが一番持ちやすいです(笑)
XtrfyというとどうしてもM1の存在が大きいのでXtrfyのマウス = かぶせ持ちという先入観があったのですが、M4に関してはその認識を改めたほうがいいのかもしれません。
実測72gという軽さも相まって、個人的にはここ最近買ったマウスの中で一番つまみ持ちがしやすいと感じました!
Xtrfy M4に最適な持ち方は?
個人的には、つまみ持ち > つかみ持ち > かぶせ持ち の順に持ちやすいかなーという印象です。
M4はぱっと見M1に似ているため「Xtrfy M1のようにかぶせ持ちがしやすいマウス」だと思っていたのですが、良くも悪くもM1とは別物ですね。
先入観を捨ててつかみ持ち・つまみ持ちでしばらく使ってみたところ、抜群に持ちやすかったです!
Xtrfy M1とM4を比較してみた
さんざんXtrfy M1を引き合いに出してしまったので、Xtrfy M1とM4をしっかり比較してみることにしました。
並べてみると、M1よりもだいぶ小さいですね。
そりゃ握り心地も全然違うわけだ…
ホイールを基準にして、M1とM4の写真を重ねてみました。
カメラは固定した状態で撮影したので、大きさの縮尺は全く同じです。
こうしてみると形状のキャラクター的にはM1とそっくりですが、縦の長さが全然違いますね。
やはり、M1とは別物のマウスだと思ったほうが良さそうです。
Xtrfy M4のセンサー性能を検証
マウスのセンサー性能を検証するソフト「MouseTester」を使い、M4のセンサー性能を検証してみました。
上記のGIF動画のように、マウスを左右にブンブン振った時のセンサーの挙動を計測していきます。
MouseTesterの見方を簡単に説明すると、青い点が波線から大きく逸脱していなければ、センサー性能はおおむね良好という感じです。
パッと見は難しいですが、青い点がキレイに揃っているかどうかを見るだけなので簡単ですよ!
まずはポーリングレート1000Hzの状態での計測結果からご覧ください。
ちなみにマウスパッドはXtrfy GP1を使用しました。
速度の頂点付近ではやや青点が暴れていますが、とはいえ400~16000dpiまで安定して同じような挙動をしています。
センサーの正確性という意味では、非常に安定していると言えるでしょう。
ためしにポーリングレートを下げてもう一度計測してみました。
こうして比べてみると、ポーリングレート500Hzの時が一番安定しているように見えますね。
当ブログでレビューした他のPMW3389センサー搭載マウスも同じように500Hzの波形が一番キレイなので、これはPMW3389センサーの特性なのかもしれません。
1000Hzと500Hzの違いを体感できる人はほとんどいないと思いますが、シビアにセンサーの挙動を気にする人は500Hzで運用するのがいいかもしれませんね。
まとめ
ひとしきりXtrfy M4を使ってみた感想をまとめると、以下の通りです。
- 日本人にも持ちやすいサイズ感
- LEDの光り方がキレイ
- カラーバリエーションが5色もある
- かぶせ持ちのフィット感はM1に負ける
「Xtrfy M4が出たらもうこれ以外要らないんじゃね?」と思っていたぼくからすると、何とも悩ましい展開になってきました…!
というのも、ぼくはM4のことをM1の上位互換だと思っていたのですが、実際は「M4」という新しいマウスだったからです。
まあ、よく考えたら当たり前なんですけどね(笑)
なので結論としてはかぶせ持ち派のゲーマーには今まで通りM1・M3がおすすめですし、左右対称が好きならM2がおすすめ。
つかみ持ち・つまみ持ち用に軽いマウスが欲しいならM4、って感じでしょうか。
M1の上位互換を求めて購入すると肩透かしを食うと思いますが、完成度の高い軽量マウスを求めている方には超おすすめですよ!
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