知る人ぞ知るガングリップ型マウスの新作「Ragnok 2」をレビュー

ragnok 2 レビュー

銃のグリップみたいな形のマウス「Ragnok」って、覚えてますか?

以前レビューしたこちらの記事。ニッチなマウスオタクにそこそこ閲覧されたので、覚えてる人もいるかもしれません。

なんとこの度、このRagnokに新モデルがリリースされたとの連絡が入りました。

前回の記事を見た開発チームがサンプルを送ってくれたので、早速新モデル「Ragnok 2」の使用感をレビューしてみたいと思います。

目次

知る人ぞ知るマウス「Ragnok」とは何か

引用元:https://www.ragnok.net/mousegun-gun-grip-gaming-mouse-for-fps/

Ragnokは世界初のガングリップ型ゲーミングマウスです。2019年に初代が発売されました。

Ragnok
Ragnok Gun Mouse The Most Realistic Mice For Shooting Games

拳銃を握るようなフォームで使う縦型のマウスで、銃を撃っている雰囲気を味わいながらFPSをプレイできるという代物です。

当ブログでも初代のRagnokはレビューしましたが、普段のAIM力の6~7割ぐらいの感覚でそれなりにFPSをプレイすることができ「完全ネタかと思いきや、それなりに使える」という感想でした。

Ragnok 2開封レビュー

ということで、まずは開封して中身を見ていきましょう。

ragnok2 箱
ragnok2 箱

ホワイトも存在する模様

ragnok2 開封

おっと、中身はホワイトモデルでした。

何も聞かされていなかったのでちょっとサプライズです。

公式サイトにもホワイト版があるなんて一言も書いてないし公式ストアでも選択できないのですが、なんなんだろう。今後発売予定?

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筐体を詳しく見るとこんな感じ。

トリガー部分にはキーボード用の赤軸スイッチが入っており、上トリガーが射撃(左クリ)、下トリガーがADS(右クリ)という初期設定になっています。

トリガーを引きながらFPSをプレイすると、さながら銃を撃っている雰囲気を味わえるマウス。それがRagnokです。

横倒れ防止の台座

ragnok2 付属品一覧

箱から中身を取り出すとこんな感じ。

Ragnok本体とケーブルは分かりますが、なにやら変なパーツが。

ragnok2 変なパーツ

裏面には黒いマウスソールのようなものが貼ってあります。

ragnok2 台座

どうやらこれ、マウスにセットして使う台座のようです。

操作しているときに「倒れそうになる」のを補正するための新要素ですね。初代Ragnokには無かったです。

ragnok2 台座

といってもカチャッと固定するわけではなく挟むだけの模様。

なので普通にズレます。ちょっとお粗末w

たぶんRagnok側に固定用の穴などを付けようと思ったら部品が全部作り直しになるので、低予算で台座を追加するにはこの方法しか無かったんじゃないかとは思いますが。

とはいえ、マウスが横に倒れそうになる感覚はかなりマシになるので、効果は大きいですね。

台座の重さは20gほど。

ゲーミングマウス業界の「20g」ってかなりの重さですが、Ragnokは通常のマウスのように指先で持ち上げるわけではないので、それほど重さは感じません。

ボタンの配置がよくなってる

初代をレビューしたときに一番不満だったのがホイールの位置だったのですが、Ragnok2ではそれが大幅に改善していますね。

ragnok2 ボタン配置

前回のRagnokはホイールがマウスの背中側にあってめちゃくちゃ押しづらかったのですが、今回のRagnok 2はボタン配置が大幅に改善しています。

参考までに、以下が初代Ragnokの写真です。

ragnok レビュー
初代Ragnokのホイール位置

初代Ragnokは背中側にホイールがありました。

撃鉄をイメージして作った開発者の意図はわかるのですが、握った状態からゲーム中に親指をこの位置まで動かすのは現実的には不可能でした。

ragnok 2 レビュー
ちゃんと操作できる!

しかしRagnok2のホイールは、親指を少し上に動かすだけで操作できます。もちろんホイールクリックも可能。

初代と比べるとはるかに現実的な配置!

しかもホイール下にボタンがひとつ追加されており、「戻るボタン」的な使い勝手で使うことができます。設定ソフトを使えばボタン配置も自由に変更できました。

これはもうマウスとして普通に使えるレベルになってるぞ…!

ragnok2 DPIボタン

天面にはDPIボタンもあります。

DPIを6段階から切り替えることができ、設定ソフトでDPIの数値も設定できました。

ここまで出来りゃ、もうれっきとしたゲーミングマウスでしょう。

充電ケーブル差込口の位置も改善

ragnok2 充電方法

あと初代Ragnokは充電ケーブル差込口が底面にあるという、AppleのMagicMouse並みのナンセンス設計だったのですが、Ragnok2は差込口が前側に移動していますね。

最低限こうあるべきだよね。

謎の「バイブレーション機能」も…

ragnok2 裏面

底面に「vibrator」という謎のスイッチが…。なにかと思ったら振動機能

トリガーを引く度に「ムウウウン…ムウウウン…」と微弱な振動が発生します。

……。

百歩譲って銃の反動っぽい「コクッコクッ」的な振動ならまだ分かりますが、なんでムウウウンなんだよw

実際どの程度AIMできるのか?

で、肝心なのはどの程度使い物になるのかって話ですよね。

ということで実際にRagnok2を使ってFPS(CombatMaster)をプレイしてみました。

https://youtu.be/baoh-Ba_Vjw

どうでしょう。意外とまともにAIMできてる感じがしませんか?撮影のためにめちゃくちゃ練習…は全然してないです。開封から2時間経過したぐらいの感じだと思ってください。

手の動かし方が普通のゲーミングマウスと違うので、最初の30分ぐらいはまともに水平に視点を振ることもできません。しかし30分耐えて練習していると、だんだん普通に使えるようになります。

普段からFPSをガンガン遊んでるFPS中級者・上級者の人なら、この動画と同じぐらいのAIMは直ぐにできると思います。

ネタマウスであることは確かなのですが、たぶん皆さんの予想よりはまともに使えるマウスだと思いますw

使ってみて思ったのは、横倒れ防止の台座がいい仕事してますね。台座に手を乗せることが出来るので初代Ragnokより圧倒的にAIMしやすいです。

難点があるとすれば、普通のマウスとは使う筋肉が全然違うので、少し使っただけで手がめちゃくちゃ疲れるという点ですかねw

使いこなすためには「Ragnok筋」を鍛える必要がありそうです。

どんな人におすすめ?

ragnok2 レビュー

こんな人におすすめ

  • カジュアルFPSを一味違う感覚でプレイしたい人
  • 変なマウスを試してみたい人
  • 一発ネタが欲しい配信者・動画投稿者など

ヘッド一発ですぐ死ぬVALORANTは流石にムリですが、Apexぐらいなら全然戦えますね。

もちろんランクマで上を目指すとかは厳しいですよ?でもカジュアルに遊ぶだけなら予想以上にまともに使えるマウスに仕上がってます。

こんな人には不向き

  • 強いマウスとして検討してる人
  • 手首の向き的に疲れにくいんじゃ?と期待している人

手が縦向きになるので、ロジクールのMX Vertical的なエルゴノミクス効果を期待する人もなかには居るかもしれませんが、使う筋肉が違うので普通のマウスよりよっぽど疲れますw

あくまでも「意外とまともに使えるネタマウス」としての購入をおすすめします。価格は59.99ドル。

▼Ragnok2公式サイトはこちら

Ragnok
Ragnok Gun Mouse The Most Realistic Mice For Shooting Games
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この記事へのコメント

コメント一覧 (2件)

  • このマウス、アマゾンで注文したら出品者都合でキャンセルされて在庫無しになったのですが公式サイトでアマゾンより安く売ってました(黒は在庫無し、白は60ドル)
    しかし届いて5日、使用時間20時間もいかないくらいでホイールの軸が折れました。
    たまたまハズレを引いた可能性もありますが、そもそも軸が薄いプラスチックのパイプで負荷もかなりかかりそうな作りになっていました。
    さらに、外装は黒い部分はネジで外せますが内部はプラスチックのはめ込み式なので修理のために解体しようにもまともに解体できず、無理やり解体しようものなら壊れます。
    解体して内部を確認しましたが、破損させずに解体・再組立てするのは不可能だと思います。
    ホイールの軸は修理不可な場所で折れていたのでどっちにしろゴミ箱行きですが。

    ついでに台座ですが元々そんなにしっかりはまりませんがすぐにもっとゆるくなります。
    一応本体と台座に磁石が入っているようですが弱すぎて全く付きません。解体して初めて気づきました。

    自分はこの形が結構使いやすく感じたので形の発想だけは評価したいですが、耐久性が無い上に左クリックのボタン(人差し指で押す所)がキーボードのキーのようなスイッチになっていて、それなりに深く押し込まないといけないので瞬発力やセミオート武器での連打が必要なFPSに向いているとは思えない作りでした。

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