Model D レビュー:軽量・低価格なかぶせ持ちマウス。ZOWIE ECが重たいと感じる人におすすめ

glorious model d レビュー

Glorious PC Gaming Raceの新作マウス「Model D」をレビューします。

今まで左右対称のマウスしか作ってこなかったGloriousですが、ここに来てかぶせ持ち用のエルゴノミクスマウスを出してきましたね。

スペック的にはこれまでのModelシリーズからそんなに進化していませんが、

  • Model O譲りの軽快なクリック感
  • セパレートクリックボタン
  • 69gの軽量設計
  • 軽くて柔軟な布巻ケーブル

という今までありそうでなかった組み合わせのスペックなので、ECシリーズPro IntelliMouseちょっと重たいな…と感じているユーザーにはかなり魅力的なゲーミングマウスになっているのではないでしょうか?

それでは早速、使用感をチェックしていきます!

目次

Model Dのスペックと外観

Model Dは、Glorious PC Gaming Raceというメーカーの穴開き軽量ゲーミングマウス第3弾。

今までのModelシリーズはすべて左右対称の形でしたが、今作は初めてのエルゴノミクス系マウスです。

スペック

グロリアス(Glorious)
¥6,418 (2024/04/25 17:30:30時点 Amazon調べ-詳細)
特徴
  • センサー:PixArt PMW3360
  • DPI:~12,000
  • ポーリングレート:~1000Hz
  • ボタン数:6
  • サイズ:長さ128 × 幅67 × 高さ42mm
  • 重さ:69g

重さが69gしかないという軽量設計を除けば、特に長所も短所もない”無難”なスペックという印象。

軽量マウスが主流になりつつある今となっては軽いというだけでは差別化要因にはなりませんので、個人的にはもうひとひねり欲しかった感はありますw

しいて言えばゲーミングマウスにしては価格が安いというのが特徴でしょうか。

外観

glorious model d レビュー
glorious model d レビュー

付属品のおっさんみが強い…

ブランドキャラクターのこのおっさん、日本だと専ら「ダサい」という意見が目立ちますが、海外ではカッコイイ扱いなんでしょうか??

glorious model d レビュー

ZOWIE ECシリーズを彷彿させる、いわゆる”ECクローン”と呼ばれる形状。

一言で言えば、かぶせ持ち派のゲーマー向けのマウスですね。
(握り心地は後ほど検証します)

0001
0002
0003
0004
0005
0006
0007
0008
0009
0010
0011
0012
0013
0014
0015
0016
previous arrow
next arrow
0001
0002
0003
0004
0005
0006
0007
0008
0009
0010
0011
0012
0013
0014
0015
0016
previous arrow
next arrow

ECシリーズによく似ていますが、ECよりもクリックボタンの傾斜が緩やかだったりクリックボタンが一体型ではなかったりと、微妙に形は違います。

glorious model d レビュー

側面のおっさんは健在。

glorious model d レビュー ケーブル

ケーブルはこれまでのGlorious製品から進化を遂げ、更に柔軟なケーブルになっていました。

glorious model d レビュー 裏面

ソールは100%PTFE素材。

Hyperglideなどのサードパーティ製ソールと同じ素材なので、滑りの良さは文句なし。

glorious model d レビュー

ソールのどアップ。
バリなどは一切なく、マウスパッドにソールの角が引っ掛かる事もないですね。

glorious model d LED

光らせてみました。

重さ

glorious model d 重さ

重さは実測で70g。

重心位置はほぼ真ん中で、頭が重い・尻が重いという感覚は特にありませんでした。

センサー性能

マウスのセンサー性能を測定するツール「Mouse Tester」を使い、Model Dのセンサー性能を検証してみます。

glorious model d センサー

Mouse Testerの見方を簡単に解説すると、青い点が波線から大きく逸脱していなければ、センサー性能はおおむね良好だと思っておけばOKです。

結果を見る限り、PMW3360センサーを搭載したその他のマウスと遜色ない良好なトラッキング性能であると感じました。
3360は実績のあるセンサーなので、特に性能を気にする必要はないですね。

設定ソフトによりLOD・クリック遅延が設定可能

glorious model d software

マウスの設定にはGlorious Model D Softwareというソフトを使います。

設定の自由度は高く、リフトオフディスタンス(LOD)デバウンスタイム(クリック遅延)の設定もしっかり弄ることが出来ました。

Model Dより高性能なマウスでもLODの調節が出来ない機種もあったりするので、設定ソフトがシンプルかつ多機能というのはコアなゲーマーにとっても嬉しいですね。

シリーズ初、大型ソールが付属

glorious model d ソール

また、Model Dは付属品に「拡張ソール」が入っています。

glorious model d ソール

拡張ソールを貼ると、このように上下2点タイプの大型ソールっぽい感じで使う事ができるようです。

ソールの設置面積や点数が違うと操作フィーリングも微妙に変わるので、純正でここまで気を使ってくれるのは素晴らしい。

glorious model d ソール

※ぺりぺりを剥がしてから使いましょう。

Model Dの握り心地

それでは実際にModel Dを握ってみた感想を書いていきます。
ちなみに筆者の手の大きさは縦18.5㎝ × 横8.5㎝くらい。

※画像に蓮コラ感軽減加工をしてあります。

かぶせ持ち

ECクローンということで、かぶせ持ちは文句なしに持ちやすいですね。

サイズ感は、EC1が好きなぼくとしては「ちょうどいい」と「やや小さい」の中間くらい。
大き目のマウスに手をガバッと載せて使うのが好きな人には少しだけ小さいかもしれません。

とはいえこの握り心地で70gは控えめに言って超快適で、かぶせ持ち用のマウスとしては現状かなり上位に食い込む快適性だと思いました。

つかみ持ち

形状的にはつかみ持ちでも問題なく使えそうですが、個人的にはコーティングのせいで指が滑りやすいと感じました。

特に薬指と小指にホールド感がなく、ギュッとマウスを保持していないと滑り落ちてしまうような感覚。
ぼくが手汗マンだからかもしれませんが、Model Dでわざわざつかみ持ちをするくらいなら素直に逆台形のマウスを使いますかね。

つまみ持ち

つまみ持ちも同様で、薬指と小指のホールド感がイマイチですね。

ぼくの手元にあるのはマットホワイトのModel Dですが、グロッシー版の塗装だとまた使用感が違うのでしょうか?

指が滑りさえしなければ形状的には持ちやすいので、コーティングの問題かもしれません。

Model Dをひとしきり握ってみた感想

Model Dの握り心地を独断と偏見で星採点すると、

  • かぶせ持ち:★★★★
  • つかみ持ち:★★☆☆☆
  • つまみ持ち:★★☆☆☆

という感じです。

今までのGloriousのマウス(Model O、Model O-)でコーティングが滑りやすいと感じた記憶はないのですが、台形っぽいシェイプのModel Dを指先でホールドしようとすると「手から滑り落ちるのを阻止するために力を込める」という意識が常に働くような感覚があります。

まあ、Model Dはかぶせ持ち用マウスという事ですねw

Model Dのクリックボタンの質感

クリックボタンの質感について、よく分かるように動画を撮影しました。

文字でも感想を書いておくとこんな感じ。

  • Model O、Model O-と同じようなクリック感
  • セパレートクリックボタンなので無駄なトラベルがなくキレが良い
  • ホイールはノッチ感・クリック感ともに無駄なガタがなくて良好
  • 連打はしやすいほう

この手のECクローン系マウスは一体型のクリックボタンがほとんどなので、それらと比べるとクリック感のキレ・ストロークの短さでは優れています。

連打が重要なゲームをしている人には良いマウスですね!

まとめ

glorious model d レビュー
  • ECクローン系マウスでは貴重なセパレートクリックボタン仕様
  • 従来のGlorious製品からケーブルの柔軟性が大きく改善された
  • ゲーミングマウスの中では比較的安い

かぶせ持ち用のマウスとしてはかなり上位に食い込む使い心地だと感じました。
穴だらけの形状に抵抗がない方には迷わずおすすめできます。

元ネタ?のZOWIE ECシリーズと比べて価格が安いのもメリットですね。

グロリアス(Glorious)
¥6,418 (2024/04/25 17:30:30時点 Amazon調べ-詳細)
URLをツイートする

この記事へのコメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次