ROCCAT KAIN200 AIMO レビュー:全ボタンの押し心地が上質。これほど質感の高いマウスは他にないかも…。

kain200 aimo レビュー

ROCCATのワイヤレスゲーミングマウス「KAIN 200 AIMO」の使用感をレビューしていきます。

既に発売中のKAIN100・KAIN120という有線マウスのワイヤレス版として、12月12日に発売予定。
先行レビューとしてサンプル品を提供していただいたので、一足早く感想を書いていきますね。

手元に届き、早速使ってみた感想を先にネタバレすると、

  • クリックボタンの押し心地が神
  • サイドボタンの押し心地が神
  • ホイールの回し心地が神

という具合で、とにかくボタンの質感がめちゃめちゃ良いマウスという印象。

これほど「すべてのボタンに妥協がない」と感じるマウスは、デバイスレビューブログを書いているぼくでも初めて触りました…

高級感のあるゲーミングマウスを求めている方にはかなりおすすめです。

記事作成にあたり、メーカー様より商品を提供をして頂きました。

目次

KAIN 200 AIMOのスペックと外観

KAIN 200 AIMOは、ROCCATから12月12日に発売予定のワイヤレスゲーミングマウスです。

特徴
  • センサー:Owl-Eye 16K
  • DPI:100~16000
  • ポーリングレート:125/250/500/1000Hz
  • 接続:ワイヤレス2.4GHzおよび有線USB2.0
  • サイズ:幅65 × 長さ124 × 高さ43㎜
  • 重さ:105g

ちなみに、カラーバリエーションは2種類あるんですが、

  • ブラック:KAIN 200 AIMO
  • ホワイト:KAIN 202 AIMO

という具合に、マウスの型番からして分けられているようです。
あまりこういう型番の分け方は見た事がないので、知らなかったら「いくら探してもKAIN 200のホワイトが無いんだけど…」と思ってしまいそうw

ちなみに今回レビューするのはブラック版のKAIN 200 AIMOです。
さっそく外観を見ていきます。

kain200 aimo レビュー
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上から見ると、左右対称っぽい形ですが、

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サイドボタンは2つで、ホイールの下にDPI変更ボタンがあります。

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ゲーミングマウスには珍しく、ホイール部分のパーツにヘアライン仕上げの金属パーツが使われています。

マウス自体の形状もあまりゴテゴテしてないので、高級感がありますね!

kain200 aimo レビュー
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裏面には、電源スイッチとペアリングボタンが付いています。

kain200 aimo レビュー

ちなみにKAIN 200 AIMOは公式サイト曰く、有線 / 無線のコンボマウス

無線モードで使いたいときは、

こんな感じで、ケーブルにUSBレシーバーを繋いで使います。
Logicool G Pro Wirelessと同じ方式ですね。

そして有線モードで使いたいときは、

kain200 aimo レビュー

こんな感じで、マウスに直接ケーブルを刺せばOK。

ただしコネクタ部分が結構硬いので、普通の有線マウスと比べると操作性は悪いです。
あくまで充電しながら使えるというだけですね。

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かなり奥まった部分に差し込み口がありますね。
コネクタに負荷が掛かって断線…という心配は無用でしょう。

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マウスの重さは実測で104g。

ワイヤレスなので仕方ない部分もありますが、やや重めです。

KAIN 200 AIMOの握り心地

それでは、KAIN 200を実際に使ってみた感想を書いていきます。

かぶせ持ちの感想

恐らくゲーミングマウスを買い慣れている人ほど、「この形はかぶせ持ち向きじゃないな…」と予想しているはず。

少なくともぼくはそう思っていたのですが、予想に反してかぶせ持ちがめちゃくちゃ快適なんですよ!

カクカクしてて一見持ちやすそうには見えないんですが、実はすごく計算されたフォルムというか。
個人的には、かぶせ持ち用マウスとして人気の高いZOWIE ECシリーズなどにも匹敵するくらいしっくり来てます。

それに104gもある重いマウスなのに、そんなに重く感じないんですよ。

サイド部分がストンと切り落とされたように平面的なので、手に力が込めやすいのでしょうか?
「重いものを持っている」という感覚はありません。

つかみ持ちの感想

個人的には、つかみ持ちをするにはちょっと高さが足りないかな…と感じました。

クセのないフォルムで握り心地は良好なのですが、ぼくの好みからするともう少し高さが欲しかったというだけですね。
薄いマウスが好きな人にはちょうどいい形状だと思います。

SteelSeries SENSEIGlorious Model ORazer Viperが好きな人にはドンピシャではないでしょうか。

つまみ持ちの感想

104gとかなりヘビー級のマウスなのですが、意外にもつまみ持ちもイケます…。

普通、100g越えのマウスを持ったら「重…」と感じるのですが、KAINの場合はなぜかそこまで重さを感じない。

60g級の超軽量マウスと比べたらそりゃ重いんですけど、重さが苦にならない不思議な握り心地です。

ワイヤレスというのも大きな要因かも。
体感的な重さは、90gぐらいの有線マウスと大差ない感じですね。

KAIN 200 AIMOの握り心地まとめ

独断と偏見による握り心地の評価は以下の通り。

  • かぶせ持ち:★★★★★
  • つかみ持ち:★★★☆☆
  • つまみ持ち:★★★★

使ってみるまでは想像もしていませんでしたが、かぶせ持ちの持ちやすさには本当に驚きました!

ゲーミングマウスっぽい奇抜な造形が一切感じられないシンプルなマウスなのですが、シンプルながらも握り心地は相当計算されていると感じます。

それに、表面のコーティングもかなり優秀ですね。
お風呂上がりのムンムンな手で触っても全然湿らないレベルでサラサラなので、手汗が多い人には最高のコーティングかと思います。

これ、今はまだマイナーなマウスですけど、誰か有名なプロゲーマーが使ったりしたら一気に定番マウスになるかも…。

ボタンの押し心地・クリック音

KAIN 200のクリック音がよく分かる動画を撮影してみました。

ボタンの押し心地についての感想は以下の通り。

  • ボタンに剛性感があり、ふにゃふにゃした感触が一切ない
  • クリックボタンのどの位置を押しても、均等な押し心地
  • ホイールに遊びがなく、回し心地が最高
  • ホイール・サイドボタンの押し心地も、メインクリック並みに良い

KAIN200はとにかくボタンの押し心地に相当こだわって作られているマウスだと感じました!

メインの左右クリックの押し心地にこだわっているマウスはたくさんありますが、ホイールやサイドボタンの質感まで妥協せずにこだわっているマウスは本当に少ない。

その点KAIN200はホイールの回し心地からDPI変更ボタンの押し心地まで、徹底的に押し心地が良いんですよ!

ROCCATの公式Twitterを見るとKAINのボタンについての解説動画がたくさんありますね。

マイクロスイッチの角度が斜めになっていたり、クリックボタンにバネを仕込んでいたり…
ボタンの押し心地1つに相当なこだわりが詰め込まれていることが分かります。

その分マウスの重量はヘビーなのですが、「こんなにクリックが気持ちいいなら、まぁ重くてもいいか…」と納得できちゃうレベル。

ぼくは割と「重いマウス=悪」という価値観だったので、KAINをすんなり受け入れてる自分にビックリです…。

設定ソフトは「Roccat Swarm」を使用

DPIやボタン配置を変更するには、Roccar Swarmというドライバーソフトを使用します。

ロキャットのマウスはすべて共通ですね。

  • DPI変更
  • ポーリングレート変更
  • リフトオフディスタンス調整
  • クリック遅延の無効化
  • ゲーミングマクロ

などなど、ゲーミングマウスに求められる機能は一通り揃っていました。
マウスの機能に不満を感じることはないでしょう。

kain 200 aimo swarm

面白いと思ったのが、「BATTERY INDICATIONバッテリーインジケーション」というイルミネーション機能。

これはマウスのバッテリー残量に応じて、とLEDライトの色を変えてくれるというもの。

kain 200 aimo イルミネーション

ちなみに、記事執筆時点ではバッテリー残量が60%ぐらいなので黄色に発光しています。
これが赤いライトになってきたら、そろそろ充電時というわけです。

ぼくは割と電池が切れるまで放置しちゃうタイプなので、電池切れをLEDライトで常にアピールしてくれるのは助かりますw

KAIN 200 AIMOのセンサー性能

マウスのセンサー性能を検証するツール「MouseTester」を使い、KAIN 200 AIMOのセンサー性能を検証してみます。

Kone Pure Ultra センサー検証

上記のGIF動画のように、「左右にゆっくり動かし始める→限界まで速く振る」という動きを計測してみた結果がこちら。

手を動かす速度を徐々に速くしているので、有線モード時の波形のようにだんだん波が広がっていくのが本来あるべき波形です。
しかし、無線モード時の波形はちょっといびつな形をしていますね。

何回計測しても、無線モード時に有線並みのキレイな波形になることはありませんでした。
これはつまり「無線モード時は、少しだけトラッキング不良が発生している」という事になります。

とは言え一般的な事務用のワイヤレスマウスと比べれば、はるかに高性能ですよ。
遅延も全く感じませんし、普通に使う分には何の問題もありません。

しかしやはり「ゲーミングマウス」として考えるなら、有線のハイエンドマウスには一歩及ばないという印象ですね。
センサーの加速感やネガティブアクセルを敏感に感じ取ってしまう人は、違和感を感じるかもしれません。

まとめ

kain200 aimo レビュー
  • 意外にもかぶせ持ち向き。クセがなくて持ちやすい。
  • ボタンの押し心地の良さは、本当に凄い。
  • センサー性能は、ハイエンドと比べると一歩劣る。

有線のハイエンドマウスと比べるとセンサー性能は一歩劣りますが、持ちやすさとボタンの押し心地は頭一つ抜けてます。

FPSのようにマウスのスペックで勝敗が決まるようなゲームには不向きかもしれませんが、MMOやMOBAのようなゲームには最適なマウスですね。

実際、ぼくはブラウジング中やMMORPGをプレイしている時など、カジュアルな使い方の時はもうKAIN200以外使う気がしません…。

そして何より、ワイヤレスマウスってやっぱ楽だ…。

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この記事へのコメント

コメント一覧 (2件)

  • いつもブログ楽しく拝見させてもらってます!
    一つ質問させてください!
    リフトオフディスタンスの調整ってどこでできますか?
    dpiのキャリブレーションしか見つけられなくて困ってます…
    教えていただけたら幸いです

    • 高度な設定の中の //ディスタンスコントロールユニット ってやつがLODの設定です!

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