Esports Tigerのマウスパッド、Qingsui 2とQingsui 2 Pro。
どちらもふわふわな手触りと厚さが6mmもある(普通はだいたい4mmぐらい)のが特徴のマウスパッドです。
今回レビュー用に両方のサンプルを提供してもらったので、無印とProでどんな違いがあるのかを比べながら使用感をレビューしていこうと思います。
Qingsui 2 / Qingsui 2 Pro 詳細レビュー
Qingsui 2が4,200円で、Qingsui 2 Proが5,200円。
ってことはProは2の上位互換なのかな?と思ったんですが、結論から言うと別にそんなことはなかったです。
値段に差はあるけど、優劣というよりはタイプが違うって感じ。
関係性はZOWIE G-SRとG-SR-SEに似ているかも。どっちかが優れているというよりは性質が違う。
青いほうがQingsui 2で、黒いほうがQingsui 2 Pro。
青髓ってのは石の名前なのか。
確かにQingsui 2の色合いはそれっぽい。
どちらも大きさは480 x 400 x 6mm。
ZOWIE G-SR等と同じ、いわゆるLサイズのマウスパッドです。
Proは真っ黒なデザインですが、ゴールドのワンポイントが格好いい。
ただし模様ではなくシールが貼ってあるような感じなので、マウスパッドの角っこまで使うタイプの人は要注意。
スポンジ状の分厚い中間素材が入っています。
分厚いマウスパッドというとSteelSeries QcK Heavyが有名ですが、QcK Heavyとは比較にならないほどプニプニもちもちで柔らかいです。
とはいえ分厚いので巻グセは結構強め。全然取れない。
箱から出して1週間ぐらいずっと平置きで放置したあとに撮った写真が上記。全然取れてないw
逆巻きすると表面にシワが寄って大変なことになるので、上に重いものを置いたりして自然に平らになるのを待つしかありません。
裏面は全面滑り止め素材。
柔らかくて肉厚なのも相まって、めちゃくちゃグリップ力高いです。
指でこすろうとしても指が一切動かないレベルw
マウスパッドが頻繁にズレるような激しいプレイスタイルの人にはうってつけのマウスパッドですね。
敷いてみた。
模様は派手だけど、色合いは意外に落ち着いてるのでデスクに馴染みます。
Proは真っ黒だけど、ゴールドのアクセントが効いてて高級感があります。どっちもオシャレだ…。
使用感
Qingsui 2(青い方)の感想
Qingsui 2のパッケージの性能表にはこう書いてありました。
- 初動の軽さ:8
- 滑り:9
- 止め:8
- クッション性:6
- 柔軟性:9
使ってみた感想としては、まずマウスパッド表面はとても滑らかでスベスベです。手持ちのマウスパッドといろいろ比べてみたところ、触り心地はロジクールG640rやZOWIE G-SR-SEに近いと思いました。
ただしQingsui 2は中間素材がすんごい柔らかくてプニプニしてるのが独特で、そこはG640rなんかとは全然違う傾向。狙ったところでマウスをビタッと止められるコントロール性はQingsui 2のほうが明らかに高いです。
スピード系かコントロール系かで言うと…「スピード寄りのバランス型」って感じでしょうか?
個人的には「G640rの上位互換」のような使い心地に感じました。
Qingsui 2 Pro(黒い方)の感想
基本的な傾向はQingsui 2と同じですが、Proは表面が起毛っぽくてフワフワしています。スエードみたいな触り心地。
なのでQingsui 2より更にコントロール性が高いです。悪い言い方をすればQingsui2より滑らない。
あと表面がふわふわ(ケバケバ)してるからか、服の袖が触れたときの摩擦がやけに強いです。長袖だと袖が引っかかっちゃってまともにAIMできないレベルw
ただAIMのしやすさに関しては個人的にはProのほうが断然合いますね。止めたいところでビタビタに止まる。すーごく止まる。調子が悪い日でもそれなりにAIMが合ってくれるような感じ。
スピード系かコントロール系かで言うと、Proは明らかに「コントロール系」です。
フリックAIM主体のCSGOやVALORANTにはProのほうが向いてますね。
表面を超拡大撮影してみた
超拡大撮影できるマクロレンズを使って表面どアップ撮影してみました。
触り心地はProのほうが明らかにふわふわしているのですが、繊維の見た目は同じように見えますね。
もう少し倍率を上げてみました。
Proのほうが編み目がほぐれ気味というか、ルーズな感じ?
切りっぱなしなのでバリに注意?
気になる点があるとすれば、ふちにステッチ加工が施されてないのでバリが気になるという点でしょうか。
しかも厚みが6mmもあるので余計に気になりますw
対策としては、マウスパッドを全部机の上に載せるんじゃなくて下の数センチを机から垂らしておくのがいい感じでした。
こうするとふちがバリバリしてても腕に刺さることはなくなります。
ただしこの対策は肘まで全部机に載せてる超ローセンシの人は出来ないですよね。
超ローセンシの民は…はっきり言っちゃうと別のマウスパッドを選んだほうが賢明かなと思います。
【重要】無印は耐水性あり、Proは耐水性なし
パッケージに書いてある性能表を見てたら地味に重要なことがしれっと書いてありましたw
Waterproof | |
---|---|
Qingsui 2 | Yes |
Qingsui 2 Pro | No |
実際に試してみたのが上記の写真です。
無印は水を垂らしても表面に留まって浸透していきませんが、Proは垂らした瞬間から染み込んでいきました。そして水が垂れた部分の滑りが明確に悪くなりました。
個人的にはProのほうがAIMが合わせやすいので好きなのですが…夏はちょっと厳しいかも?
まとめ
Qingsui 2 / Qingsui 2 Proの特徴まとめ
- 分厚い。中間素材はモチモチぷにぷに
- Proは手触りが起毛っぽくてフワフワしてる
- 無印はバランス型、Proはコントロール重視型
- 無印は耐水性あり、Proは耐水性なし
よく沈むマウスパッドです。「止め」を重視する人に向いてるシリーズ。
万人向けなのはQingsui 2(青い方)ですが、フリックAIMをビタッと止めたい人にはQingsui 2 Pro(黒い方)がおすすめ。
個人的にはQingsui 2 Proのビタビタに止まるコントロール性の良さが肌に合ってるようで、AIMが良くなりました。
でもProは「耐水性がない」「服の袖が引っかかる」など欠点もまた多いので、クセの強さを乗り越えられる人向けと言えるかもしれませんね。
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