レビュー:WH-1000XM2とWH-1000XM3を徹底比較したぞ!

WH-1000XM2もこの前買ったばかりなのに、WH-1000XM3を買ってしまいました…

WH-1000XM2を持っていて、そのノイズキャンセリングの驚異的な性能を知っているので、処理能力が4倍になったと聞いたら買わずにはいられませんでした…w

ということで、たまたまWH-1000XM2が手元にありますし、旧モデルからどんなふうに進化したのかM2から買い替えた価値はあったのか、感想を書いていきますね〜。

目次

WH-1000XM3を開封・外観チェック

▲箱はこんな感じです。

▲中身。M2ではレザー調だったキャリングケースがファブリック素材になり、しかもファスナーが金属調になってめっちゃ高級感ある…。

▲このファスナー地味にいいですね…フラグシップだぞ、と密かに主張してくれてます。

▲中を開けるとこんな感じ。

▲アクセントカラーは、画像だと赤かと思ってましたが、実際はブロンズというか、メタリックオレンジというか…そんな感じの色でかなりかっこいいです。

▲筐体。充電はUSB-Cになってます。

▲付属品。航空機用のアダプタが付いてるのがWH-1000Xシリーズの特徴ですよね。

WH-1000XM2と見比べてみた。【外観の比較】

▲まず、キャリングケースは薄皮一枚分くらい大きくなってますね。そして高級感が大幅にアップしてます。

▲筐体の比較。イヤーパッドの内径が少し大きくなったのと、ヘットバンド部分のフカフカ具合がかなりアップ。

▲バンドのアールが全然違いますねぇ。より頭の形に沿った形状になっているとのことです。

▲イヤーパッド自体の大きさ・触った感じは違いを感じられませんでしたが、内径(ドーナッツの穴の部分)が大きくなってます。

▲カップ部分は質感が大幅変更です。エンボス加工をやめてツルツルになってます。外音取り込み用のマイクも大きくなっています。

WH-1000XM3を使ってみた感想

装着感がめちゃくちゃ良い!

まず最初に思ったのが、「軽くなっとる!」でした。

WH-1000XM2比で20g軽量化してるのと、ヘッドバンドの角度が改良がかなり効いていて、装着感が格段にアップしてます!

写真で見比べてもらえば分かりやすいですが、イヤーパッドの側圧がちゃんと分散されていて、耳への圧迫感がかなり減っています。

▲WH-1000XM2では、「耳たぶのあたり」に圧力が集中しているような感覚があり、「重い」感は否めませんでした。

▲WH-1000XM3はヘッドバンドのアールが頭に沿うような角度になっていて、イヤーパッドが均等に耳に当たる感じがします。写真でもヘッドホンの重心が上に上がっているのが分かると思います。

付け心地は本当に進化していまして、最初に装着してみた時点で、「あっ買い替えてよかった」と思いました。

特に交互に装着してみると違いは顕著で、M3を体験したあとにM2を装着すると、ずっしりと重く感じます。

ノイキャン性能はM2比でもすぐに違いが分かるレベルの大進化

続いてノイキャン性能についてですが、これは控えめに言ってヤバイです…。

まぁこのために買い替えたのですが、電源をオンにした瞬間思わず「…やばっ!え、やっべぇ…あこれやべぇ…あああ…」と一人で興奮してしまいました。

M2では「サー(コォォー)」というホワイトノイズが結構聞こえて、「あっノイキャン効いてるんだ」と意識できる感じでしたが、M3ではホワイトノイズの音量がかなり小さくなっています。ほぼ無音です。

それにより、「ノイキャンが効いている」という感覚から「もともと静かな空間にいる」くらいのレベルに達しています…

旧モデルを持っている方でも、初めてWH-1000Xのノイキャンを体験した時と同じくらい感動できますね…!

音質は、M2と比べると「有機的に」なった。

1万円くらいのヘッドホンの音質で重視するポイントは「低音がちゃんと出ているか」だと思うのですが、ある程度の高価格帯になってくると低音が出るのは当たり前なので「高音の表現力」が大事になってくると個人的には思っています。

その点WH-1000XM3では、M2と比べて高音の表現力が少しアップしたと感じました。

M2でもぼくは十分音質は良いなと思っていましたが、高音域の質感(シンバル、ボーカルの息遣いなど)は今ひとつかなーと感じる場面もありました。

M3では、ピックが弦に当たる音、スティックがシンバルに当たる音、ボーカルが息を吸う音、などの超高音域の質感がアップし、人間が演奏している有機的な音楽が「より有機的に」感じられるようになったと思います。
洋楽ヒットチャートの大半を占める「デジタルミュージック」だと分かりにくいですが、バンドやオーケストラを聞き比べると違いが分かりやすかったです。

ノイキャン性能ほどの進化はしていない印象ですが、正当進化という感じで、確実によくはなっていますね。

WH-1000XM3のイマイチな点

改善はしているが、相変わらず蒸れる。

WH-1000Xシリーズといえば、そう、蒸れ!!

装着感が格段に改善されているので、不快感はかなり軽減されましたが、イヤーパッドの質感自体は変わっていないので相変わらず蒸れます。

なので、今回もmimimamoを付けてみました。M2用に買ったLサイズで問題なく付けられました。

▲見た目は多少アレですが、家の中で長時間使う事が多いぼくにはこれ必須です。

通勤通学で1回30分程度の使用なら裸でもOKですが、2時間くらい連続で使う方は蒸れ対策でmimimamoを持っておくのをおすすめします。

洗濯できて衛生的ですしね。

まとめ

WH-1000XM3は確実に進化しており、M2から乗り換える価値は十分ある。

ノイキャン性能が進化したっていうのは前情報からも分かっていましたが、個人的には装着感の向上が一番嬉しいです。

このくらいの装着感であれば、3時間くらいなら連続でつけていられますね。

一度体験すると、もう手放せなくなるWH-1000Xのノイズキャンセリング。

WH-1000XM3では、もうこれ以上進化するのか?と思わせるほど自然に消音してくれるので、「集中力を買う」という意味ではかなりコスパのいい投資かと思います。

M1、M2を持っている方でも乗り換える価値はあると思いますよ。

URLをツイートする

この記事へのコメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次