Steelseriesのゲーミングマウス「Rival310」の使用感をレビューしていきます。
レビューしていくんですけど、先にこれだけ言わせてください…。
センサーのチューニングがめっちゃ優秀ですね、これ。
右手専用のエルゴノミクス系マウスは他にもたくさんあるんですが、センサー性能で選ぶならダントツでRival310じゃない?と思うくらい、非常に安定したセンサー性能を発揮してくれました。
正直言って、特に多機能でもないし、デザイン性が優れているとも思わないんですが、センサー性能でマウスを選びたいというガチゲーマーの人には本当におすすめです!
持ちやすさ・サイズ感などが分かりやすい写真をたくさん撮りながらレビューしたので、写真だけでもサクッと参考にしてみてください。
Rival310のスペックと外観をチェック
Rival310はSteelSeriesが販売するFPS・TPS向けのゲーミングマウス。
かぶせ持ち・つかみ持ちに特化した左右非対称の形状が特徴的ですね。
- センサー:SteelSeries TrueMove3(PMW3360改)
- DPI:100~12,000
- ポーリングレート:125 / 250 / 500 / 1000Hz
- サイズ:長さ127.6×幅57.2~70.1×高さ41.98mm
- 重さ:88.3g
- ケーブル長:2m
- ボタン数:6
ゲーミングマウスの中では比較的安いほうですが、性能的にはハイエンド機と遜色ないレベルで高性能ですね。
まずは外観を見ていきましょう。
薬指・小指が当たる部分がせり出している左右非対称なフォルムが特徴ですね。
サイド部分には、滑り止めの大きなグリップが付けられています。
グリップの触り心地はゴムやシリコンのような質感ですね。
あと思ったのが、ホイールが低いですよね。
左側から写真を撮ると、ほとんどホイールが映らないw
裏面にはスイッチ類はなく、ソールとセンサーが鎮座しているのみ。
ケーブルはビニールの被覆ですが、わりと柔らかいですね。
マウスバンジーを使用すれば、ケーブルがウザいな…と感じることなく使用できると思います。
重さは実測93g。
公称値は88.3gなので、ケーブルが結構重たいんでしょうか。
とはいえRival310はかぶせ持ちに特化したマウスなので、使っていて重さが不快に感じるほどではないですね。
ちなみに、PCと接続するとロゴ部分とホイール部分が光ります。
他のゲーミングマウスと大きさを比べてみた
手持ちの他のゲーミングマウスと、大きさを比較してみました。
左右非対称のかぶせ持ち系マウスの中では、標準的なサイズかと思います。
持った感じは、Xtrfy M1と結構似ていますね。
ただ、Xtrfy M1は完全にかぶせ持ちに特化したマウスと言う印象ですので、持ち方の自由度という意味ではRival310のほうが色んな持ち方に合うかなーと思いました。
Rival310の握り心地・使ってみた感想
それでは実際に、Rival310を使ってみた感想を書いていきますね。
まずは代表的な三種類の持ち方で持ってみた感想を。
ちなみにぼくの手の大きさは18.5×8.5cmくらいです。
かぶせ持ちの感想
Rival310はマウスの右側がせり出している形状なので、かぶせ持ちは非常にやりやすいです。
ただ、マウスのおしり部分が高くなっていますので、中指の付け根あたりに結構ガッツリとマウスが押し付けられる感覚があります。
手全体がまんべんなくマウスに触れるというよりは、つかみ持ちに近い感覚になりますね。
そこだけ好みが分かれるかなーとは思いました。
つかみ持ちの感想
個人的には、かぶせ持ちよりもつかみ持ちの方が快適かも、と思いました。
理由は前述したとおり、マウスのおしり部分が盛り上がっていて中指の付け根あたりがガッツリとマウスに押し付けられる感覚があるからですね。
また、マウス後方に向かって幅が広くなっているので、マウスを浅めに持つと小指の置き場所がしっかり確保されます。
つまみ持ちの感想
つまみ持ちも悪くはないですが、マウスの長さが結構あるので、つまみ持ちをしようと思っても手のひらに当たってしまいますね。
しかし手のひらに当たらないようにマウスを浅めに持つと、ホイールに指が届かなくなりそうになります。
ただでさえRival310のホイールは低いところに付いているので、浅めのつまみ持ちにはあまり向いてないと思いました。
Rival310に最適な持ち方は?
ぼく的には、つかみ持ち ≒ かぶせ持ち > つまみ持ち の順に持ちやすいと感じました。
薬指・小指を伸ばし気味でマウスを持つ方には非常に持ちやすい形ですね。
クリックボタンの押し心地がいい。
先日にSteelSeries Sensei310をレビューしたときにも感じたのですが、SteelSeriesのマウスはクリックボタンが秀逸ですね。
クリックボタンの端っこを押しても、真ん中らへんをクリックしたときと感触が殆ど変わらないんですよ。
ぼくはマウスを浅めに持ってしまうクセがあるので、このクリックボタンの押し心地は本当に快適だと思いました。
ケーブルが若干斜め上を向いているのが良い
あと、すごーく地味なポイントなんですけど、ケーブルが若干斜め上に向かって生えているのも高ポイントです。
このケーブルの生え方だと、ケーブルがマウスパッドに擦れる感覚がほとんど無いんですよね。
Twitterなどを見ると、マウスパッドとマウスケーブルが擦れる感覚を気にしているゲーマーって結構多いので、こういう細かいところまで配慮してくれるのは嬉しいですね!
設定ソフト「Steelseries Engine3」の使用感
Rival310は「SteelSeries Engine3」というソフトウェアを使って設定を変更することができます。
1画面でほとんどすべての設定が完結してしまうようなシンプルなUIで、操作は非常に分かりやすいですね。
ロゴとホイール部分のLEDの光り方も、かなり詳細に設定できます。
簡易的なゲーミングマクロにも対応していますので、MMOやMOVAなどでも使いやすそうです。
Rival310のセンサー性能を検証してみた
マウスのセンサー性能を計測するツール「MouseTester」を使い、Rival310のセンサー性能を計測してみました。
上記GIF動画のように、マウスを左右にブンブン振り回したときのセンサーの挙動を見ていきます。
Mouse Testerの見方をかんたんに解説しておくと、青い点が波線から大きく逸脱していなければ、繊細−性能は概ね良好という感じです。
ぱっと見難しそうに見えますが、青い点がきれいに揃っているかどうかを見るだけでOKですよ。
ポーリングレート1000Hzの状態で、4パターンのDPI値で計測してみました。
めちゃくちゃ安定してます…。
何が凄いって、800DPIと12000DPIの波形、見分けがつかないですよね。
これってかなり凄いことで、普通はDPIを上げれば上げるほどセンサーの挙動が乱れていくものなんです。
なのにRival310に搭載されているTrueMove3というセンサーは、DPIをMAXまで上げても全くブレない。なにこれ…。
まぁ現実的には12000DPIを使う人なんて居ないんですけど、Rival310は超ハイセンシのゲーマーも安心して使うことが出来るマウスですね。
SteelSeries Rival310レビューまとめ
- 汗をかいてもベタつかないコーティング
- クリックボタンの押し心地が良い
- 12000DPIでも全く乱れない正確なセンサー性能
- サイドのグリップ部分が、加水分解でベタベタになりそうで心配…
- ホイールが低い位置に付いており、マウスを浅く持つとホイールの操作性が悪い
ぱっと触った時点で「ん、なんかホイールが低いな…」とすぐ感じるほど、ホイールの位置には違和感がありました。
浅めにマウスを持ちたいタイプの人は要注意です。
とはいえ、12000DPIでも全く乱れない正確なセンサー性能には驚きました。
発売から数年経っているマウスですが、2019年発売の最新マウスと比べても性能で劣っていないどころか、ほとんどのマウスより優れていますよ。
そういう意味では、マウスをガッツリと深めに持つ、あるいは手が大きい人にとっては非常に優秀なマウスですね!
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