リフレッシュレートが高いとどんなメリットがあるの?
わざわざ高リフレッシュレートモニターに買い替えるほどの価値はある?
という方のために、リフレッシュレートについて分かりやすく解説します。
ぼくは240Hzで駆動するモニター(リフレッシュレートが高いモニター)を持っているので、
リフレッシュレートが高いとどんなメリットがあるのかよく知っています。
実際に使ってみた結論を先に申し上げますと、
- 一部のゲーマーには、非常に恩恵がデカい。
- ゲームをしないなら、たいして恩恵なし。
っていう感じです。
説明用に、リフレッシュレートが高い状態を疑似体験できる画像も作ってみました。
リフレッシュレートについてサクッと知りたい方は参考にしてみてください。
そもそも「リフレッシュレート」とは?
リフレッシュレートというのは、「モニターが、1秒間に何回、画面を更新するのか」を表す言葉で、単位はHz(ヘルツ)を用います。
イメージとしては、パラパラ漫画を想像すると分かりやすいでしょう。

1秒間にパラパラする絵の枚数が多ければ多いほど、映像が滑らかに動きますよね。
一般的なモニターのリフレッシュレートはたいてい60Hzですが、ゲーミングモニターのなかには144Hzや240Hzで駆動するものも存在します。
240Hzモニターのリフレッシュレートの高さがよく分かる画像
リフレッシュレートの違いを分かりやすく説明するために、60Hzと240Hzのモニターを比較してみます。
一番分かりやすい例としては、まず「マウスカーソルの滑らかさ」が全然違います。
スローモーションで撮影してみると、違いは一目瞭然です。
60Hzモニター 240Hzモニター
上記のGIFは、リフレッシュレートが異なる2つのモニターで、それぞれマウスを適当にぐるぐる動かしたところを撮影したもの。
ストップウォッチの数字を見れば分かりますが、上記の2つは全く同じ再生速度です。
240Hzのほうが明らかにカーソルが滑らかに動いているのが分かりますね!
リフレッシュレートが高いメリット → ゲームが有利になる
「カーソルが滑らかに動くのは分かったけど、それって別に意味なくね?」と思った方、鋭い!
そうなんです。
たまたま分かりやすい例としてカーソルを動かしてみただけなので、カーソルが滑らかに動くこと自体はメリットではありません。
高いリフレッシュレートが真価を発揮するのは、ゲームです。
参考までに、下記の動画をご覧ください。
60Hzと240Hzだと、映像の滑らかさに天と地ほどの差がありますね。
上記の動画を見れば分かる通り、ゲームをするならリフレッシュレートが高いほうが快適です。
特にレースゲームやFPSゲームなどの画面の動きが激しいゲームは、「敵をハッキリと目で追える」「目が疲れない」など多くのメリットがあります。
そのため、ゲーミングモニターは144Hzや240Hzという、高いリフレッシュレートを「売り」にしているのです。
注意点:144Hzや240Hzでゲームを遊ぶには、高性能なPCも必要
ここまで読んだ人は「リフレッシュレートが高いと、ゲームがヌルヌル動いて有利になる」という事は分かったと思います。
人によっては、ゲーミングモニターを買う決断をしたでしょう。
しかし、ゲーミングモニターを買っただけでは、ゲームはヌルヌル動きません。
確かに、リフレッシュレートが高いモニターを買うと画面が滑らかに動くようにはなりますが、ゲームが滑らかに動くかどうかは、また別。
ゲームの描画性能は、パソコンのグラフィックボードとかCPUなどのパーツの性能によって決まります。
PCの性能が低かったら、いくらモニターのリフレッシュレートが高くても意味が無いのです。
もしあなたが家族からお下がりでもらったノートPCや、5万円くらいで買った一体型PCを使っているのだとしたら、まずはゲーミングPCを買う必要があります。
高性能なPCがあって、初めてリフレッシュレートが高いモニターの実力が発揮されるのだと覚えておいてください。
具体的にどのぐらいのスペックのPCを買えばいいのかについては、現在解説記事を書いている最中です。
ザックリとした例を挙げると、144Hzや240Hzでゲームを動かすなら最低でも10万円くらいのPCは欲しいところですね。
まとめ
- リフレッシュレートとは、「画面が1秒間に何回更新されるか」を表す言葉。
- 144Hzや240Hzで動くゲーミングモニターは、激しいゲームで有利になる。
- ただし、ゲームをヌルヌル動かすには、ゲーミングPCも必要。
ゲームをプレイしない人は、モニターのリフレッシュレートを特に気にする必要はありません。
ただし、もしFPSやレースゲームを有利にプレイしたいのなら、リフレッシュレートが高いゲーミングモニターを検討するべきでしょうね。
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