Esports Tigerのゲーミングマウスパッド「Neon Cyan」をレビュー用に提供してもらったので、使用感をまとめていきます。
Neon Cyanの特徴
今回レビューするのはEsports Tigerというブランドの「Neon Cyan」というマウスパッド。ネオンちゃんではなくネオン シアンです。
当ブログで以前にレビューした「Neon」というマウスパッドの色違いバージョンということになるかと思いますが、使ってみた感じ、操作フィーリングはNeonとは少し違うと思いました。
表面がふわふわしていて手触りがいい質感の高いマウスパッドだという点は似てはいますが、今回レビューするNeon Cyanのほうが少しだけ繊維が硬いです。ふわふわからザラザラに少し寄った感じ。
あと中間素材は全く違う物が入ってると思います。Neonがゴム系のふにゃふにゃな中間素材だったのに対し、Neon Cyanはウレタンフォーム系のちょっと硬い中間素材です。
そのため単なる色違いモデルではなくNeonとは違う性質のマウスパッドだと思ったほうがいいでしょう。
国内ではHID-Labsさんが代理店を務めています。AmazonではHID-Labsさん出品の物が正規品です。
5000円越えの高級マウスパッドだけあって、平らな箱に梱包されて届きます。
そのため巻きグセを直すという工程が不要で、開封した瞬間から使い始めることが可能。
細い箱にぐるぐる巻きになって届くマウスパッドは「なんか端っこがモコっとしてる」のが何か月経っても直らなかったりしますが、Neon Cyanは最初から完ぺきに平らな状態です。
サイズは480x400x4mm。マウスを左右に20cmずつ振れるくらいの大きさ。
机に置くとこんなイメージ。
FPSゲーマー向けの商品だと思うので、結構デカいです。
ふちはステッチ加工が施されており、腕が当たっても痛くない仕様。
以前レビューした「Neon」はステッチの糸があまりにも細すぎて毛玉が付きやすいのが難点だったのですが、このNeon CyanのステッチはNeonよりはやや硬く、耐久性が高い印象です。
裏面は全面滑り止め素材。
…なんですが、この滑り止め、ぜんぜんダメでした。
滑り止め性能はかなり低く、使っているうちにどんどんズレてきますw
これは前回のNeonのほうが圧倒的に優秀だったな。
水を垂らして耐水性をチェックしてみました。
ステッチの部分はすぐに水がジュワッと染み込んでいきますが、マウスパッド面はしばらく水が染み込んでいきません。
サッとすぐにふき取ったら操作フィーリングの変化もそれほど感じませんでしたので、ある程度の耐水性はあると思ってよさそうです。
さすがにコップをひっくり返したレベルで濡れたらアカンとは思いますが、手汗や湿気程度ならそれほど操作フィーリングは悪化しないのではないかと思います。いい感じです。
使ってみた率直な感想
Neon Cyanを使って数日間FPSゲームをプレイしてみた感想は以下の通り。
- 表面は軽く毛羽立ってる感じ
- 中間素材はやや硬め。発泡ウレタン系?
- 表面が超フラットでマウスが滑らかに動く
表面は軽く毛羽立っていて、ザラザラとサラサラの中間のような触り心地。
スピード系かコントロール系かで言えば、どちらかといえばコントロール系でしょうか?
ただし中間素材が硬くてそれほど沈み込まないので、マウスの止めやすさが抜群に良いというほどではありません。
コントロール性(マウスの止めやすさ)だけで言えば前回のNeonのほうがよかったと思います。
今回のNeon Cyanは味付けをややスピード寄りに変えてあるような印象ですね。
Esports Tiger正規代理店のHID-Labsさんによる滑り心地グラフ。
公式情報ではなく中の人の個人的感想とのことですが、僕が試したことのあるマウスパッドを照らし合わせてみてもほとんど同意見。全体的にかなり納得感のあるグラフだと思います。購入する方は参考にしてみてください。
マウスパッド表面を拡大撮影してみた
マウスパッドの表面を顕微鏡みたいなレンズで拡大撮影してみました。
繊維の編み目はかなりラフで全体的にほぐれ掛かっているような感じ。
なので滑りやすさに指向性がほぼなく、縦・横・斜めどの方向にマウスを滑らせてもだいたい同じようなスピードで滑ります。
布製マウスパッドって大抵の場合「縦方向よりも横方向のほうが滑りやすい」みたいな滑りのクセがあったりするので、どの方向にも同じように滑るのは意外と珍しいです。
高低差のあるAIMが要求されるゲーム(Apex LegendsやFortnite、PUBGなど)とは相性が良さそう。
参考までに、いくつか別のマウスパッドの拡大写真も貼っておきます。
G-SR G-SR-SE QCK+ G604r NEON
こうして比べてみると、Neonは競合製品と比べても表面がすごく繊細でふわっとしてる印象です。
素材としてはZOWIE G-SRにも似ていますが、G-SRよりNeon Cyanのほうが優しい触り心地。
中間素材がウレタンフォームっぽい軽い素材というのも似ているし、メーカーは違うけどG-SRとNeon Cyanはかなり似たような性質を持っていると感じました。
個人的には「操作感をスピード寄りにしたG-SR=Neon Cyan」みたいな印象です。
不満点
不満点があるとすれば、先ほどもチラッと書きましたが裏の滑り止めが微妙という点です。
ローセンシで腕をガシガシ動かして激しくAIMするような人だと、ちょくちょくマウスパッドの位置を直さないといけないかもしれません。
気になる人はうすーい両面テープを四隅に貼るとか、滑り止めシートを下に挟んだりしても良いかもですね。
まとめ
- 平らな梱包で届くので巻きグセが一切ない
- 丈夫なステッチ加工
- ある程度の耐水性はある
- 裏面の滑り止めがイマイチ
- 値段が高い
値段は高いですが、平らな梱包で届くマウスパッドって本当に素晴らしいです…。
マウスパッドの巻きグセがいつまで経っても直らないのって、個人的には結構なストレスなのでw
あと、さすが5,000円以上するだけあって品質的な不満点がほぼ無いのも魅力。
安いマウスパッドは表面が微妙にボコボコ波打ってるとか、ステッチが痛いとか、フチがほつれてるとか何かしら粗が見つかりますが、Neon Cyanはそういう品質的な欠点がありません。
高品質なマウスパッドに手を出してみたい方には非常におすすめです。
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