GloriousGamingというメーカーからModel Oというゲーミングマウスが発売されたので、買ってみました。
finalmouseのAir58 Ninjaというマウスが世界的にヒットしたことを受けて、いわゆる「軽量マウス」がゲーミングデバイス界でひそかにブームになりつつありますよね。
そんな中、GloriousというメーカーからAir58そっくりなマウスが発表され、「Air58 Ninjaの上位互換なのでは?」としてゲーマーから注目されていたのですが、この度ついに発売されたので、購入してみました。
少し使ってみた感想を先に言うと、「Air58よりスペックが高いのに、Air58より安い。これ、近年まれにみる神マウスでは…。」とかなりテンションが上がっています(笑)
軽量マウスを求めているゲーマーにとっては、現時点での最適解ではないでしょうか。
早速、写真多めでレビューしていきますね!
Glorious Model Oはどんなマウス?
- センサー:PMW3360
- 重さ:艶消しカラーは67g、艶ありカラーは68g
- スイッチ:Omron製
- DPI:400~12,000(100刻み)
- ポーリングレート:125~1,000Hz
- LOD:~0.7mm(調整可能)
- ケーブル:パラコード(2m)
- ドライバーソフトウェア:あり(使わなくてもOK)
- ゲーミングマクロ:あり
見た目が変態なだけで、性能はいたって普通の高性能なゲーミングマウスという印象です。
ちなみにですが、Air58はポーリングレートが500Hzまでだったり、ドライバーレスだったりと、一部の競技ゲーマーに特化したスペックでした。
その点、Model Oは調整可能な項目がAir58よりも多く、マクロも使えます。
オフライン大会に頻繁に出席するようなトップレベルのプロゲーマーを除き、大多数のゲーマーにとっては自分好みに調整できるModel Oのほうが使いやすいのではないでしょうか。
また、Amazonの商品リンクでは価格が11,980円となっていますが、公式サイトからは49.99ドルで購入することができます。
海外サイトなので英語での注文となりますが、できれば公式サイトから購入したほうがいいですね。
2019年11月9日追記:
日本の正規代理店が決まったので、国内Amazonでもお安く買えるようになりました。
Glorious Model Oの外観を写真でチェック!
それでは、Model Oの外観を写真で詳しくチェックしていきましょう。
箱です。海外からの直送品なので、若干ボコボコですが(笑
どーん!
見た目はAir58 Ninjaとめちゃくちゃ似てます。
付属品(取説類とステッカーのみ)。替えのソールは入ってませんでした。
サイドボタンは2つで、大きさはやや小さめです。
Air58とは違い、サイドの部分は肉抜きされていません。
マウス内部にもLEDが仕込まれており、肉抜き穴から光が見えます。
暗所だとかっこいい!
ぼくはあまり光るデバイスが好きじゃないのですが、この光り方は結構好きです!
底面。DPIインジケーターはありますが、スイッチ類はありません。
公式サイトによると、ソールは「100% pure Virgin PTFE」らしいです。
和訳すると、「純度100%のテフロン」ですね。
触り心地はツルツルというよりサラサラしています。
ホイールはノッチ感も良好で、ホイールクリックも程よい軽さで押しやすいです。
溝も大きくて、すごく回しやすいですね。
神ホイールと言ってもいいでしょう!
公称67gですが、実測は68gでした。
ちなみにAir58 Ninjaは公称58gなのに秤に乗せると実際62gぐらいでしたので、Model Oはおおむね広告に偽りなしと言ってもいいでしょう。
純正でパラコード仕様となっています。
ケーブルの付け根が下に向いてしまっているということもなく、沈み込みが大きいマウスパッドでも干渉することはないでしょう。
Glorious Model Oを実際に持ってみた。
Glorious Model Oを実際に握った写真を撮ってみました。
サイズ感の参考になるかと思います。
ちなみに、ぼくの手の大きさは18.5cmくらいです。
代表的な3種類の持ち方でModel Oを持ってみた
Glorious Model Oを持ってみた感想
程よく大きいので、かぶせ持ちでも小さいと感じることはありませんでした。
おそらくZowie FK1をベースにした形状だと思うので、握りの良さは間違いないです。
マウス自体がとても軽いので、指先でふわっと持っても重さを感じることもありませんし、持ちやすさは神レベルですね…。
やっぱ軽量マウスはいいなー!と感じました。
ドライバーソフト「Glorious Model O Software」の使い心地
Model Oはドライバーレスとしても動作するのですが、設定ソフト「Glorious Model O Software」を使えば、設定を細かく調整することもできます。
- DPI(100刻みで400~12,000まで)
- LEDの光り方
- リフトオフディスタンスの長さ
- ポーリングレート
- デバウンスタイム(クリック遅延)
- 各ボタンの機能割り付け
- ゲーミングマクロ
ロジクール等の他社製ゲーミングマウスで設定できる項目は、だいたい同じように調整できるみたいですね。
気になるのは「デバウンスタイム」ですが、これは「クリックボタンを押してからクリックが反応するまでの遅延」の設定です。
「えっ?遅延なんてゼロが一番いいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、あまりに遅延がなさ過ぎるとチャタリングのリスクが高まるんだとか。
なのでほとんどのゲーミングマウスには、程よくクリック遅延が設けられているのです。
しかしModel Oは、チャタリングが発生するリスクを冒してでも遅延を少なくしたいゲーマーのために、その遅延を軽減できるようになっています(笑)
デフォルトでは10msの遅延が設けられており、4ms~16msまでの範囲で調整できるみたいです。
また、しっかりゲーミングマクロにも対応しています。
ロジクールのゲーミングソフトウェアを触ったことがあるゲーマーなら、迷うことなく設定できるでしょう。
67gという超軽量な筐体なのに、しっかりゲーミングマクロにも対応しているのは、嬉しいですね!
MouseTesterでセンサー性能を検証してみた
Model Oは純正状態でパラコード化されているので、「シールド線」というノイズを軽減する配線が省かれています。
なので、「シールドが無いってことは、ノイズが乗って読み取り性能が下がっているのでは?」と思う方もいるかと思い、一応MouseTesterで検査してみました。
上記のgifの通り、適当に左右に振り回した時の動きを計測した波形は、以下の通りです。
大きなカウント飛びもなく、センサー性能は良好ですね!
シールド線が無いことによる悪影響は、とりあえずは無いと言ってもいいでしょう。
ちなみに、この波形の見方が分からない人のために、分かりやすい例を一つ貼っておくと、
カウント飛び(センサーの読み取りエラー)があると、このように波形からすごく離れた位置にぽつぽつと点が飛んでしまいます。
とはいえ、波形を計測するとカウントが飛びまくっているGPro Wirelessですら体感だと全く問題ないので、このMouseTesterの波形に果たしてどれだけ意味があるのかは分かりませんけどね。
Glorious Model Oを使ってみた感想
開封してから2日ほど、Glorious Model Oを使ってみましたので、感想を書いていきます。
Glorious Model Oの良い所
- すべてのボタンの押し心地がいい
- 最初からパラコード化されている
- ドライバーソフトウェアが優秀
簡単に言えば、「重さ以外、すべてにおいてAir58の上位互換」という印象を受けました。
Glorious Model Oのイマイチな所
- Air58より10gほど重い
- デザインがゴテゴテ
- 気軽に買えない
LEDライトなどが仕込まれている分、Air58よりも重いというのと、現時点では気軽にAmazonでポチっと買うことが出来ないという点がイマイチなポイントかなと思いました。
デザインに関しては完全に好みの問題ですが、いかにもゲーミングデバイスというデザインですね。
まとめ
Glorious Model Oを3行でまとめると、以下の通りです。
- 設定を柔軟に変更できて
- ゲーミングマクロも組める
- Air58クローン
スパルタンな仕様だったfinalmouse Air58に「うーん…もう少し設定が柔軟だったらなぁ…」と感じていた方には、ピッタリのマウスだと思いました。
入手性も良いし価格も安いので、「とりあえず軽量マウスというものを買ってみたい」と思ったときの最初の1台に最適だと思います!
この記事へのコメント
コメント一覧 (13件)
こちらのマウスが気になっていてこちらの記事を拝見させて頂きました。
とても参考になりました!ありがとうございます^^
海外から買った事がなくて…もしよかったら教えて頂きたいのですが
Glorious PC Gaming Raceの公式ページから購入した場合、
送料とか関税とかは、荷物を受け取った時に支払うのでしょうか?
その場合、どれくらい費用がかかったのか…目安でいいので教えて頂けると助かります。
コメントありがとうございます。
ちょっと調べたんですが、個人輸入の場合、商品代金が16,666円以内なら関税は免除みたいです!
実際ぼくがModel Oを買ったときも、注文時に表示された金額以上に請求されることはなかったですね。
参考になりましたら幸いです!
早速のご返信ありがとうございます!
なるほど…とても参考になりました^^
これからもレビュー記事楽しみにしてます!
ありがとうございました!!
いえいえ!
こちらこそ励みになるコメントありがとうございます!
住所とか日本語ではダメなんでしょうか?
試したことないので分かりません!
これは勝手な想像ですが、恐らく向こうの業者が日本語の住所を伝票に印刷できないと思います。
ありがとございます!
購入しようと進めていましたが、Shipping methodのところにWe don’t offer shipping to Japan.と表示されて購入出来ません。日本への発送は不可能になったということでしょうか?
そのようです…。
ちょうど今さっき、それについて記事をアップしましたのでご参照ください!
https://keshilog.com/glorious-omakuni/
ご丁寧にありがとうございます
グロリアスマウスのレビューを読ませて貰い 購入しました 6ボタン設定可能とあったのですが 6番目のボタンDPI変更ボタンを違うボタンに(キーボードのO)に変更のやり方がわかりません 教えて頂きたいのですが 宜しくお願いします
Macro Editorで「Oを押す」というマクロを作って、そのマクロをDPI Loopのボタンに当てはめればいけるはずです。
ありがとうございます 早速やってみます