Mionixというブランドのゲーミングマウス「Castor」の使用感をレビューしていきます。
Mionix Castorは、何と言ってもポップなカラーバリエーションが人気のマウスですね。
ぼくも以前から気になってはいたのですが、「見た目に全振りしたなんちゃってゲーミングマウスなんじゃないの?」と勝手に思っていて、手を出してなかったんですよね…。
しかし実際に使ってみると、
- センサーも安定しており、今でも通用する性能。
- つかみ持ち・つまみ持ちのフィット感はかなり高い。
- 表面のラバーコーティングがサラサラで快適。
という具合で、なんだかこれで十分じゃないか…と思わせてくれる秀作マウスでした。
発売から数年経ってはいますが、今から買っても全然OKだと感じましたね!
という事で本記事では、Mionix Castorの使用感をレビューしていきます。
Mionix Castorのスペックと外観をチェック
そもそもMionix(マイオニクス)というゲーミングブランド自体がマイナーなのですが、こちらのMionix Castorは一部のゲーマーたちの間でかなり高い評価を得ているマウスなんです。
- センサー:PixArt PMW3310
- DPI:50~5,000
- ポーリングレート:125 / 250 / 500 / 1000Hz
- サイズ:長さ122×幅70×高さ40mm
- 重さ:約98g(実測値)
- ドライバーソフト:Mionix Hub
- カラバリ:アイスクリームブルー・シャークフィングレイ・フレンチフライイエロー・フロスティングピンク・ブラック
特徴的なのは、ゲーミングマウスには珍しいポップなカラーバリエーションがあるという点。
マウスとしての性能はいたって普通ですが、色がかわいいという理由でファッション感度の高いゲーマーにも人気なんです。
確かに、何も考えずにゲーミングデバイスを買うと全部黒だったりしますからね。
一見普通のゲーミングマウスっぽいパッケージですが…
外箱を取り外すと、中から訳の分からないデザインの内箱が出現しました(笑)
ドーナッツ…アイス…ポテト…サメのひれ……。
今回ぼくが入手したのはブラック。
なぜカラフルなやつじゃなくてブラックなのかというと、ブラックしか在庫がなかったからです…(笑)
やはり、ポップなカラーのモデルは人気が高いようですね。
マウス本体はこんな感じ。
薬指・小指が当たる部分のシェイプが独特ですね。
左サイドには、滑り止めのグリップが付いております。
Mionix Castorは全体的にサラサラしたラバーコーティング加工が施されているので、グリップがあると持ちやすくなって良い感じですね。
どうやって設計したんだろう…と思うほど、ものすごく繊細なフォルムですね。
裏面にはソールとセンサーが鎮座しているのみ。
重さは実測で98gでした。
軽量マウスが一般化しつつある今だと、少々重たく感じました。
ケーブルは布巻タイプですが、硬くて巻き癖が取りづらいですね。
マウスバンジーは使ったほうがいいでしょう。
あ、言い忘れてましたが、ロゴとホイールがさりげなく光ります。
控えめな光り方でいい感じですね!
Mionix Castorの握り心地・最適な持ち方
それでは、実際にMionix Castorを使ってみた感想を書いていきますね。
まずは代表的な3種類の持ち方でCastorを持ってみました。
ちなみにぼくの手の大きさは18.5cm×8.5㎝くらいです。
かぶせ持ちの感想
かぶせ持ちのフィット感は、普通…ですね。
薬指と小指が強制的にマウス側面にフィットさせられてしまうような感覚があります。
薬指を真っすぐ伸ばすことが難しいため、手をパーの状態でマウスの上から自然に覆いかぶせるような「脱力系」のかぶせ持ちをする人は、薬指のフィット感がイマイチと感じるかもしれません。
つかみ持ちの感想
つかみ持ちは非常に快適ですね!
Mionix Castorは両サイドから押さえつける感じの持ち方に適していますね。
何も考えずにCastorを持つと、自然とつかみ持ちになってしまうような、そんな感覚です。
つまみ持ちの感想
つまみ持ちも同じく快適です。
サイドボタンやホイールの位置もちょうどよく、ぼくの手の大きさにはすごくピッタリなサイズだと思いました。
ただ、つまみ持ちをするには98gという重量は少し重く感じますね。
Mionix Castorに最適な持ち方は?
つかみ持ち>つまみ持ち>>>かぶせ持ちという感じでしょうか。
かぶせ持ちも悪くはないんですが、薬指のフィット感が独特なのでそれを受け入れられるかどうかですね。
薬指と小指を伸ばし気味で脱力したい人にとっては、そんなに持ちやすいマウスではないと思います。
その代わりつかみ持ち・つまみ持ちに関しては、文句なしに持ちやすいと感じました!
Mionix Castorのクリック感
クリック感は全体的にかなり軽めです。
特にホイールクリックはかなり軽いので、ホイールに指をかけたまま激しくマウスを動かしたときについ誤爆してしまいました。
ローセンシでマウスをぶん回す人は、ボタンが軽すぎると感じるかもしれません。
設定ソフト「Mionix Hub」はオシャレなUIで分かりやすい
Mionix Castorの設定を変更したい場合は「Mionix Hub」というソフトを使って行います。
以前はMionix Castor専用のソフトウェアがあったようなんですが、ソフトが刷新されてMionix Hubに統一されたようです。
Mionix HubのUIはこんな感じ。
白を基調としたオシャレなデザインで、ゲーミングマウスの設定ソフトとは思えないですねw
面白いのが、マウスの連打速度やマウスを動かしている速度をリアルタイムで表示してくれる機能があったこと。
まあ特に使い道はないんですが、全力でクリック連打したらどれぐらいのスピードが出るんだろう…などが視覚的に分かるのは面白いですね!
Angle Snapping(直線補正)がめちゃくちゃ強力な件w
そしてもう一つ面白い機能がありまして、Angle Snapping(直線補正)の機能が付いているんですよね。
昔のゲーミングマウスには良くついていたのですが、特にゲームが有利になるわけじゃないので、最近のマウスには付いてないことが多いです。
しかしなぜかMionix Castorはめっちゃくちゃ強力な直線補正が掛かるので、思わず笑っちゃいましたw
▲試しに直線補正をMAXにかけてみたんですが、もはや縦と横にしかマウスを動かせません。
この機能をゲームで生かせる場面がぼくには思いつかないのですが、もし直線補正を重視している人がいるとしたら、Mionix Castorはめちゃくちゃおすすめですよねw
Mionix Castorのセンサー性能を検証してみた
マウスのセンサー性能を計測するソフト「MouseTester」を使い、Mionix Castorのセンサー性能を計測してみました。
上記のGIF動画のようにマウスを左右にブンブン振った時のセンサーの挙動を見ていきます。
MouseTesterの見方を簡単に解説すると、青い点が波線から大きく逸脱していなければ、センサー性能はおおむね良好という感じです。
難しいことは抜きで青い点がキレイに揃っているかどうかを見るだけでOKです。
Castorに搭載されているセンサーはPixArtのPMW3310という少々古いセンサーですが、どのDPIでも大きく乱れる事もなく、センサー性能は極めて良好ですね。
ネット上のレビューを見ると以前はもう少しセンサーの挙動がおかしかったようなんですが、ファームウェアアップデートか何かで改善されているのでしょうか。
少なくともぼくが手にした個体では、全く問題ない性能を発揮してくれました。
今からMionix Castorを買おうと思っている方でも、安心して購入していいでしょう!
Mionix Castor レビューまとめ
- つかみ持ち・つまみ持ちですごく持ちやすい
- ポップなカラーバリエーションがある
- ラバーコーティングがサラサラで快適
- ちょっと重い(実測98g)
- ケーブルが固い
Mionix Castorは今となっては少々古いマウスではあるんですが、性能的には全く問題なく使うことが出来ました。
パステルカラーのポップなマウスなんて他を探してもなかなか無いですから、このカラーリングに惚れちゃった人は買ってしまってOKですよ!
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