LAMZUのゲーミングマウス「Thorn」をレビュー用に提供してもらったので、使用感をチェックしていきます!
商品提供:HID-Labs
LAMZU Thornのスペック情報
形状 | 右手用エルゴノミック |
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サイズ | 長さ119mm 幅65mm 厚さ42mm |
重量 | 約52g |
接続方式 | 2.4GHzワイヤレス |
センサー | PixArt PAW3395 |
ポーリングレート | 1000Hz/2000Hz/4000Hz |
リフトオフディスタンス | 約1mm |
スイッチ | 光学式スイッチ |
ソール | PTFEソール |
バッテリー | 約70時間 |
ソフトウェア | LAMZU Configurator |
付属品 | ソール USBドングル ケーブル(パラコード仕様) 保管用バッグ アダプタ 保護フィルム |
右手専用のエルゴ形状マウスとしては驚異的な軽さ。
別売りドングルを購入すれば4000Hzにも対応。スペック的にも全く申し分ありません。
それが1万円台で買えてしまうので、非常にお得感がありますね。
外観のレビュー
開封の儀
LAMZU製品は梱包がかっけーのよ。
内容物は、
- マウス本体
- ケーブル
- レシーバー
- 保護フィルム
- グリップテープ
- ソール
- 保護ケース
- 取説類
という内容でした。付属品てんこもり。
マウス本体の詳細写真
形状はかぶせ持ちに特化したエルゴマウスですね。
ほかのエルゴ系マウスと見比べてみますと、ECやDeathadderより左右クリックボタンの高さが揃っているのが印象的です。
例に出したECやDeathadderは「人差し指より中指のほうが少し低い」ような握り心地ですが、Thornは指の高さが揃うような使い心地です。その点がエルゴマウスのなかでは独特かなと思います。
とはいえ、ECやDeathadderと全く違う使用感というほどではなく、あくまで微差ですが。
背面のデザインが特徴的なマウスですね。
このとおり背面から基板が丸見えなので、付属品に保護フィルムが入っているというわけですね。
付属品
付属のケーブルはマウスパッドに擦れないように上を向いている構造。
LAMZUのマウスはおそらくすべてこの仕様ですが、最高です。
ケーブル自体も布巻きで柔らかいですし、このまま有線マウスとして使っても普通に快適。
すべてのゲーミングマウスこうなれ。
ワイヤレスレシーバー。なんだか凝った造形してます。
これってかっこよくする余地あったんだ。
重さ
重さは実測で51g。
かぶせ持ちで使うには軽すぎるのでは…と思うぐらいかるっかるです。
握ってみた感想
こんな手の筆者が実際にThornを握ってみた様子は以下。
サイズ感としては小さめです。EC2やDeathadderよりは明らかに小さい。
筆者が試したことのあるマウスの中だと「OUTSET AX」が一番似ている形かなと感じました。
コーティングはマットでサラサラ系なので、汗をかいても全く滑りません。手汗耐性は抜群だと思います。
手汗が多くてマウスがヌメヌメしがち…という人には激推ししたいマウスですね。
ボタンの押し心地(動画あり)
クリック音を収録してみた動画は以下。
クリックボタンは、いわゆる最近の光学スイッチっぽい押し心地。
バコバコしてて、ストロークが深めで、押したときの衝撃が強い。音もデカイ。
昔のG PRO WIRELESSのようなプチプチした優しい押し心地が好きな人には不向き。明確なフィードバック感があるほうが好きだな…という人には相性抜群。
ホイールクリックはメインクリックボタンよりちょい硬い程度の荷重。ZOWIE・Vaxee系のマウスに比べればかなり柔らかい方。ホイールを回した音も静かめで良い。
サイドボタンは結構厚みがある(飛び出している)ので押しやすい。厚めのグリップテープを貼ってもちゃんと押せる。
筆者個人としてはホイールが固いマウスは苦手なのでThornの操作感はすごく好きですね。
専用ソフトウェアでマクロも組める
LAMZU Thornは専用ソフトウェアに対応しています。
デバウンスタイムやLODなども調整可能で、かなり機能豊富なソフトウェアだと思います。
マクロにも対応しており、FPS以外のゲームも快適にプレイできそうです。
設定はマウス内のチップに都度保存されるタイプで、ソフトウェアがシステムに常駐しないのも良い点。
別売り4Kドングルでポーリングレート4000Hzにも対応
別売りの4Kドングルを購入すれば、ポーリングレート4000Hzにも対応します。
ポーリングレートが高いとクリックの遅延が減ったり、マウスカーソルの動きが滑らかになるなどの効果があると言われています。
実際に4000Hzモードで使ってみた感想を書くと、「ローインプットバッファ」という設定が実装されているゲーム(VALORANTやR6Sなど)では、設定をオンにした状態で4000Hzのマウスを使うと、明らかにマウスの動きが機敏になる実感があります。
しかし逆に、ローインプットバッファという設定項目がないゲームだと、正直4000Hzと1000Hzの差はあまり分かりませんでした。
なんとなくマウスが機敏に追従するような気もするけど、プラシーボ効果のような気もする…1000Hzと4000Hzを交互に切り替えてみても確信が持てるほどの差は感じられない…みたいな感じ。
ゲーミングモニターのリフレッシュレートのようなものだとすれば、どんなゲームでも体感できるはず。でもゲームによっては全然体感できない。うーん、もしかして高ポーリングレートってゲーム側が対応してないとだめなんじゃないかなとか思いましたが、どうなんですかね。ググっても正確なことはよく分からない。
個人的には「高ポーリングレートのマウス、もう手放せない!」とは全く思わない、1000Hzでも別に全然いい、というのが正直な感想です。
ただし4000Hzにすると電池持ちが超絶悪化w
あと、4000Hzのデメリットとして、電池の消耗がすごいです。
日曜日、今日は1日中ゲームするぞー!と意気込んで朝からプレイし始めると、夕飯前に電池切れになるレベルです。ぶっ続けだと10時間ぐらい?で切れるんじゃないでしょうか。
どんな人におすすめ?
こんな人におすすめ
- 小さめの「かぶせ持ち用マウス」が欲しい人
- 手汗でマウスがヌメりがちな人
- 硬いホイールが苦手な人
- エルゴ形状でもマクロを使いたい人
- ポーリングレート4000Hzを試したい人
こんな人には不向き
- ストロークが浅い、柔らかいクリック感が好きな人
- うるさいクリック音が苦手な人
- 電池持ちを重視する人
エルゴ形状で、小さめのマウスを探している人にはおすすめです。
もっと具体的に言うと「OUTSET AX WIRELESSがもっと軽くてマクロとかにも対応してたら最高なのに」という人にはぶっ刺さりマウスになる可能性大。
裏面穴だらけにしては強度もあり、強めに握っても歪んだりしません。品質に不満はなし。一軍マウスとしてガンガン使っていけます。
欠点としてはクリック音がややデカいこと、4Kモード時に電池持ちがめちゃ悪いこと。そんな感じです。
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