あまり有名ではないものの、買った人からは神マウスとの呼び声が高い「Kone Pure」というマウスのレビューです。
個人的にこういうゴテゴテのデザインは好きじゃないのですが、あまりに評判がいいので物は試しに購入。
そしてなぜ評判がいいのか、開封した瞬間に分かりました。
このマウス、とにかくフィット感がすごい…。
めちゃめちゃ手に馴染みます。
見た目で食わず嫌いをしている方は、考えを改めたほうがいいかもしれません。
どこがどういいのか、写真付きで詳しくレビューしていきますね!
追記:
同じ形のまま内部性能だけ進化した新モデルが発売したので、そっちもレビューしました。
Kone Pureはどんなマウス?
今回購入したKone Pureは、ROCCAT(ロキャット)というドイツのゲーミングブランドから発売されているゲーミングマウスです。
ROCCAT自体はゲーム業界で10年以上の実績があるちゃんとしたゲーミングブランドなので、品質的にも安心ですね。
今回購入したKone Pureには、高性能モデルと廉価モデルの2種類が存在します。
SEはOwl-Eyeよりも2000円ほど安いですが、ボタン数や形状などは全く一緒で、搭載されているセンサーが違うだけのようです。
そのためFPS用に買うならOwl-Eye一択ですが、マウスの性能が重視されないMMORPGなどのゲームをプレイするなら、廉価モデルでも十分でしょう。
ぼくが今回買ったのは、高性能な「Kone Pure Owl-Eye」のほうですね。
Kone Pure Owl-Eyeは高性能&軽量、大手顔負けのスペック。
今回購入したKone Pure Owl-Eyeのスペックは以下の通りです。
- センサー:Owl-Eyeセンサー(PixArt PMW3361がベース)
- 重さ:88g
- 解像度:100~12,000DPI
- ポーリングレート:125~1000Hz
- オンボードメモリ:512KB
- マクロ対応
- リフトオフディスタンス調整可能
気になるのはOwl-Eyeという独自のセンサーですが、ベースとなっているのはPixArt社のPMW3361のようです。
このセンサーを分かりやすく説明するなら「LogicoolやRazerのハイエンドゲーミングマウスと同等」という感じ。
おまけにリフトオフディスタンス調整機能まで付いてますので、文句なしのハイスペックですね。
Kone Pure Owl-Eyeを写真で詳しくチェック
今回はブラックを購入しましたが、ホワイトバージョンもあります。
色的にはホワイトのほうがかっこよさそうな感じでしたが、ぼくが注文した時はホワイトの在庫がありませんでした…。
右手専用ですが、この独特なエルゴノミクス形状がめちゃくちゃ手にフィットします。
親指部分がガッツリえぐれています。
それに、サイドボタンの位置がだいぶ上寄りに感じました。
意識的に親指を上のほうへ持っていかないと、指が届かないぐらい遠いですね。
イルミネーションで自由自在に光らせることができます。
公式サイトによると、色数は1680万色とのこと。
センサー位置はほぼ中心で、ソールは独特な形状です。
そもそもマウス底面自体が独特な形状なので、汎用ソールに換装するのは難易度が高そうです。
ケーブルは布巻ですね。
それなりに柔らかくて軽いです。
純正状態でこれだけ柔軟&軽量なケーブルが付いているのは素晴らしい。
Kone Pureの大きさは?実際に持ってみた
Kone Pureはかなり小さいマウスなので、かぶせ持ちをするとすっぽり手の中に収まってしまうようなイメージです。
ひとしきり持ってみた感想
かぶせ持ちをすると、マウスが小さすぎて指の先がマウスパッドにガッツリ触れてしまいました。
手の大きい人がかぶせ持ちするには、小さすぎるかもしれませんね。
なので、Kone Pureはつかみ持ち・つまみ持ちに適しているマウスだと感じました。
特につまみ持ちをした際に指に吸い付くような感覚が、絶妙です。
重さも88gしかないので、めちゃくちゃ手にフィットしますね!
設定ソフト「ROCCAT Swarm」も、分かりやすくて良い!
マウスに関する各種設定は、専用ドライバーソフト「ROCCAT Swarm」を使用します。
マウスのDPIのみならず、ホイールのスクロール速度なども変更できます。
Windowsのポインター速度もここで設定できてしまうのはいいですね!
FPS用に400DPIとかに設定すると、普段の操作ではポインターが遅すぎると思います。
そういう時にWindowsの設定を開かなくてもSwarm上でポインタ速度が変更できるので、人によってはかなり便利に感じると思います。
Easy Shift機能により、実質ボタン数が2倍に
また、Kone PureにはEasy Shiftという機能があります。
これは「Easy Shiftボタンを押している間だけ有効な、第2の機能をマウスボタンに割り当てる」という機能で、要するにマウスのボタン数が2倍になるようなものです。
FPSゲームは大抵そこまでボタン数が必要ないのであまり出番はないかもしれませんが、FPS以外のゲームや作業用途には重宝しそうですね。
リフトオフディスタンスの調整もできる
特筆すべきは「ディスタンスコントロールユニット」という設定です。
これはリフトオフディスタンス(マウスを持ち上げた時にどの高さまでセンサーが反応するか)を調整するという機能です。
マウスパッドの素材によっても最適値が違いますので、最高の使い心地を追及するためには重要な設定なんですよね。
個人的にはリフトオフディスタンスが調整できるマウスはそれだけで神マウス認定したくなるほど、重視してる機能です。
「キャリブレーション」ボタンを押して10秒間マウスを動かすと、自動的に最適値に補正してくれます。
Kone Pureを1週間使ってみた感想
Kone Pureのイマイチな点
購入してから1週間ほど使用してみて、イマイチだと思ったことを挙げていきます。
- デザインが「いかにも」すぎる
- サイドボタンの位置がちょっと上すぎる
デザインが「いかにも」すぎる
マウスの機能や持ちやすさは素晴らしいのですが、いかんせんデザインが「ゲーミングゲーミング」してます。
心の奥に眠っている少年の頃の気持ちを呼び覚ませばかっこいいのですが、現実的にはおっさんゲーマーが使うには、少々恥ずかしいですねw
まあ、家の中で使う分にはなんだっていいんですけど。
サイドボタンの位置がちょっと上すぎる
親指部分がガッツリえぐれている形状の代償なのか、サイドボタンが少々押しにくい位置に付いてます。
しかし、サイドボタンを押しやすい位置に持ってくると、今度は最高の握り心地が犠牲になるので、難しいですね…。
サイドボタンを多用する方は、要注意かもしれません。
Kone Pureの良い点
逆に、使っていてイイ!と思った点は以下の通りです。
- めちゃくちゃ持ちやすい
- クリックの質感が良い
- ホイールの剛性が高い
めちゃくちゃ持ちやすい
持ちやすさは、Kone Pureの最大の特徴でしょう。
似ている形状のマウスがあまりないので想像がつきにくいと思いますが、めちゃくちゃ手にフィットします。
重さが88gしかないという点も相まって、使い心地はすべてのゲーミングマウスの中でもトップクラスに良いです。
ただし、かぶせ持ちでガバッと持つ人には少々小さすぎるかもしれません。
クリックの質感が良い
クリックボタンの「カチッ」という質感がとてもいいです。
剛性感のある押し心地で、「むにゅっ」という軟弱な感じが全くありません。
必要なところまで押し込んだら、それ以上は無駄に沈まないというか。
分解してないのでわかりませんが、まるで金属で補強してあるようなしっかりした押し心地ですね。
メインの左右クリックだけ質感が良いというマウスは結構ありますが、Kone Pureはサイドボタンやその他のサブボタン含め、すべてのボタンの質感が高いです。
ホイールの剛性が高い
クリックの質感とも関係しますが、ホイールの剛性感も相当高いです。
ノッチ感(コロッコロッという感覚)が相当高いですし、ガタも全くありません。
剛性が高いので、ホイールをコロコロ回した時の音も静かですね。
まとめ
- めちゃくちゃ持ちやすい
- 手が大きい人には合わないかも
- デザインが「いかにも」すぎる
- サイドボタンの位置が上寄り
- ボタン類の剛性がとても高い
- めちゃくちゃ持ちやすい
筐体のフォルムやドライバーソフトウェア含め、総じてかなりレベルが高いゲーミングでした。
また、何気に保証期間が長いというのも良いですね!
1年保証のゲーミングマウスが多い中、2年間保証してくれるのは有難いです。
マイナーなブランドとはいえ、日本にちゃんと正規代理店もあるので、安心ですね。
とても気に入ったので、メインマウスとして今後も使っていきます。
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