なぜ応答速度1msのゲーミングモニターが有利なのか、理由を解説します

ゲーミングモニターは応答速度が速いほうがいいみたいだけど、なんで?
そもそも応答速度が速いと何がいいの?

という方のために、応答速度について分かりやすく解説します。

目次

そもそも「応答速度」ってなんなの?

応答速度って、そもそも何なんでしょうか…。

モニターを買ったことがある方でも「“応答速度”ってやつが速いと、なんかいいらしい…」というくらいにしか知らない方も多いかと思います。

EIZOさんのサイトに超絶分かりやすい解説がありましたので、引用させていただきます。

応答速度とは…

 液晶ディスプレイの応答速度とは、画面の色が「黒→白→黒」と変化するときに要する時間だ。 単位には「ms」(ミリ秒、1msは1秒の1000分の1秒)が使われる。応答速度が「12ms」の液晶ディスプレイは、画面の色が「黒→白→黒」と変化するときに12msの時間がかかるということだ。

第3回 スペック表記に潜む落とし穴──応答速度の虚像と実像 _ EIZO株式会社」より引用

上記の引用をサクッと2行でまとめるとこんな感じです。

応答速度とは…
  • 応答速度=画面の色が切り替わる速さ
  • 単位はms(ミリセカンド)
  • 数字が小さければ小さいほど優秀(切り替えが早い)

言葉のイメージ的に「PCからモニターへ信号が伝達されるタイムラグのこと」という意味だとよく勘違いされているのですが、実際は色が切り替わる時間のことなんです。

応答速度 とは

▲イメージ的にはこんな感じ。

色が切り替わるのが遅いと、モニターに表示された映像の動きにモニターの性能が追いつかず、残像となって一瞬だけ前のコマがぼんやりと残ってしまいます。

Web閲覧やオフィスユースではあまり気にならないかもしれませんが、ゲームをするなら残像がなくキビキビと画面が切り替わるほうがいいに決まっているので、ゲーマー向けのディスプレイでは応答速度の速さが重視されているというわけです。

レースゲームやFPSゲームなどで激しく画面が動いた際に「目が追い付かねぇ…」と感じたことがある人も多いかと思いますが、それ、実は目じゃなくてモニターがゲームの描画に追いついていないのかもしれませんよ?

よく「応答速度:5ms(GtoG:1ms)」とか書いてあるけど、GtoGって何?

モニターのスペック表を見ると「応答速度:5ms(GtoG:1ms)」みたいな文字をよく目にします。

このGtoG(Gray to Gray)というのは、一言で説明すると「中途半端な色→中途半端な色 の変化速度」のことです。

GtoG とは 解説
ここで言うGrayの意味は「灰色」ではなく、「中間階調(中途半端な色)」という意味!

一般的なモニターは黒→白または白→黒へ色を書き換えるのが一番速く、ピンク→水色のような曖昧な色の切り替えは少し遅い傾向があります。

わかりやすい例えとして、よくオーディオのボリュームダイヤルが用いられます。
0%から100%まで回すのは、思いっきり力を込めるだけですが、13%から59%へ回そうとしたら、慎重に回す必要がありますよね。

モニターの制御も意外とそんなイメージらしくて、中間から中間への制御は少し時間がかかるみたいです。

なので、最近では中間階調の応答速度をブーストする「オーバードライブ」という機能がゲーミングモニターに搭載されるようになってきました。
オーバードライブ機能を有効にすると、黒白黒よりも中間階調のほうが速いというレベルまで応答速度が向上するので、もはやゲーミングモニターには必須レベルですw

…なぜこんな説明をするのかというと、実はモニターのスペック表に「応答速度」として書いてある数値は黒→白→黒の変化速度である場合がほとんどで、現実的な数値ではないからです。

実際は、真っ黒や真っ白よりも、普通にカラーの映像が表示されている場面のほうが圧倒的に多いですよね…。
なのでGtoGの数値以外はほとんど当てにならないと思っていいです。

高品質なゲーミングモニターには必ず「GtoG」の数値がスペック表に書いてありますので、ゲーマーの皆様におかれましては、「GtoGの応答速度がちゃんと速いモニター」を選ぶようにしましょう。

応答速度が速いモニターのメリット

応答速度が速いことによる最大のメリットは、以下の通り。

残像が少なくなる

応答速度が速ければ速いほど、動きのある映像が表示された時の「残像」がなくなります。

説明のために、こちらのサイトの残像テスト用のUFOちゃんを写真に撮ってみました。
一言で説明すると、左から右へUFOが動いているという画面です。

応答速度の違い 比較
左:Macbook Pro(応答速度:10ms)、右:PD2700Q(応答速度:5ms)

一目瞭然ですが、応答速度が速い右側のモニターのほうが残像が明らかに少ないです。

(もちろん上記の画像は写真として一瞬を切り取っているだけなので、肉眼だとここまで酷くはないですが…)

映像の動きが激しいFPSやアクション系ゲームをよくプレイする人は、応答速度にこだわってモニターを選んだほうがいいでしょうね。

まとめ:ゲーマーは応答速度にこだわれ!

応答速度 とは
  • 応答速度は「画面の色が切り替わる速さ」のこと
  • 応答速度が速いと、残像が減って画面がハッキリ見えるようになる

5年~10年前のモニターと比べると、現代のモニターはかなり応答速度が速くなっています。

応答速度1msのモニターも安い機種なら1万円台からありますので、もしゲームを快適に遊びたいならモニターにもこだわってみましょう!

なお、おすすめのゲーミングモニターは下記の記事で分かりやすく解説しています。

【関連記事】ゲーミングモニターの選び方・おすすめ機種まとめ【実機レビューもあるよ】

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