小さくて美しいゲーミングキーボード「Ducky One 2 Mini」のホワイトを買ってみました。
ファンクションキーや矢印キーなどが省略された必要最低限のキー構成と、LEDの光り方がとても美しいのが特徴です。
完全に見た目に惹かれて買ってしまいました!
とはいえあまりにもキーの数が少ないので「ちょっと不便そうだな…」と思いつつポチったのも事実。
ぼくと同じように「キーが少なくて不便じゃない?」と思っている方もいるのではないでしょうか。
実際どうだったかはこれから詳細にレビューしていくのですが、感想をパッとまとめると、
- ゲーム中に、キーが少なくて不便だと感じることはなかった。
- ピンク軸のスコスコ感は、リアフォやHHKBに匹敵する気持ちよさ…。
- ただし「矢印キー」のキーバインド、テメーはダメだ。
という感じ。
キーボード自体がコンパクトなのでゲーム中に邪魔にならないのは最高ですが、文字入力という面ではやはりちょっと不便な点もありますねー。
そのあたりの「どこが不便なのか」も含めて、詳細にレビューしていきますね!
Ducky One 2 Miniのスペックと外観
Ducky One 2 Miniは、台湾のゲーミングデバイスブランド「Ducky」から発売されているゲーミングキーボードです。
何といっても、見た目がとても美しいのが最大の特徴。
日本では、「ふもっふのおみせ」というネットショップが正規代理店としてDucky製品を扱っていますね。
Ducky One 2 Miniのスペック
- 軸:Cherry RGB シルバー軸 / ピンク軸 / 赤軸 / 茶軸
- LEDイルミネーションあり
- ケーブル:着脱式USB-Cケーブル
- 3段階に調節可能なスタンド
- キー配列:英字配列(60%サイズ)
- 特典:カラフルキーキャップ付き
キーの配列が「60%サイズ」と呼ばれる特殊な配列なのが特徴ですね。
PCゲーマーは大きなマウスパッドを使って腕全体でマウスを動かす人も多く、キーボードが邪魔になることが多いのです。
なので、余計なキーを省略してキーボードをコンパクトにするのは、PCゲーマー向けのキーボードとしてはとても理にかなっていますね。
また、注文する際にCherry軸の種類を選べるのもうれしいです。
ぼくは今回、Pure Whiteカラーの「ピンク軸」を購入しました。
Ducky One 2 Miniの外観
それでは、外観をチェックしていきます。
赤いリターンキーがかわいい!
スタンドは、3段階に高さを切り替えられる仕組みになってます。
裏面にはキーの配列を切り替えたりするのに使うDIPスイッチが付いています。
キーが少ないキーボードにはよくあるギミックですね。
着脱式のUSB-Cケーブルで給電する仕様ですね。
着脱式っていいですよね!
キーは列ごとに違う傾斜が付いており、タイピングしやすいようになっています。(ステップスカルプチャー)
さすがにこの値段のキーボードだと、キートップの形状もちゃんとしていますね。
キーボードの厚みは、最下段のキーの高さでだいたい29㎜くらいでしょうか。
体感的にも、メカニカルキーボードとしてはいたって普通の厚みです。
今回ぼくが購入したのは「ピンク軸」モデルです。
その名の通り、キーキャップを外すとピンクの軸が現れます。
ちなみにDucky One 2 Miniに搭載されているのは「Cherry RGB軸」というLEDが内蔵された軸なので、すべてのキーが個別に光るようになっています。
付属品として、最初からオシャレな赤いキーキャップが付いているのも嬉しい!
Ducky One 2 Miniのイルミネーションの光り方
Ducky One 2 Miniと言えば、LEDイルミネーション。
デフォルトのカラフルビッカビカぐるんぐるんモードが一番写真映えするので、ネット上にアップされている写真はだいたいデフォルトの光り方です。
でも、Ducky One 2 Miniには色んな光り方があるんですよ?
デフォルト
レインドロップ
ルーレット的な
触ったところから波紋
ラピュタの飛行石的な
あとは普通に単色で光るモードもありますね。
更にこれ、赤10段階 緑10段階 青10段階 で色も自由に変更できるんで、光らせ方は自由過ぎてもうよく分かりません…w
個人的にはラピュタの飛行石的なモードが好きですね。
ピンク軸の静かさは、静電容量式のHHKB以上…。
今回ぼくが買ったのは「ピンク軸(静音赤軸)」という軸タイプ。
赤軸の中に静音用のOリングが入っているような構造のため、底打ちの「カチャ」という音がミュートされたような音質です。
ぼくは静かなキーボードが好きなので、このピンク軸の打鍵音は、控えめに言って最高だと思いました!
メカニカルキーボードの中では断トツで静かなのはもちろん、なんと静電容量式のキーボードよりも静かです…。
試しに、静電容量式のキーボード「Happy Hacking Keyboard」と打鍵音を比較してみました。
HHKBのスコスコという音質は素晴らしいですが、音量に限って言えばピンク軸のほうが静かですね。
これならゲーム中にヘッドセットのマイクからキーボードの音が入ることもありません。
フレンドとVCをつないでゲームをする人には良いですねー!
Ducky One 2 Miniを使ってみた感想
さて、それでは見た目以外の「使ってみた感想」について書いていきますね。
Ducky One 2 Miniのいいところ
- 見た目がいい!
- マウスの邪魔にならない
- キーの剛性感が高い
- Windowsキーを簡単に無効化 / 有効化できる
PCゲーマーのために作られたキーボードなので、ゲーム用として使うには本当に快適ですね。
見た目が良い!
まずは何と言っても、見た目がかっこいい & かわいい!
デザインとイルミネーションのキレイさは本当に素晴らしいです。
白いキーボードっていいよね。
インスタ映えってやつです。
写真よりも実物のほうが高級感もあり、所有感はすごく満たされますね。
キーボードがマウス操作の邪魔にならない
キーボードが小さくて、全くマウス操作の邪魔になりません。
こうやって写真に撮るとデカいモニター使ってるように見えますが、モニターは普通に24インチですよ。
モニターが大きいのではなく、キーボードが小さいのです。
そのため、マウスを動かすスペースをめちゃめちゃ広く取れるので、すごく快適なんですよねー。
キーの剛性感が高い
あと、キーの剛性感がかなり高いです。
特にぼくが気に入ってるのは、スペースバーの打ち心地。
英字配列キーボードなのでスペースバーがかなり長いのですが、隅っこだろうと真ん中だろうと、全く同じ打鍵感でスッと押せます。
開けてみたら理由が分かりました。
スペースバーを補強する「スタビライザー」という部品の品質がめちゃくちゃ高いです。
安いキーボードだと、スペースバーを押すと「ばいいーん」とバネが反響するようなチープな音がするのですが、Ducky One 2 Miniのスペースバーはビビリ音がほとんどしません。
ゲーマーはスペースバーを連打することもあるので、スペースバーの打ち心地がいいと、それだけで気分も良くなります!
Windowsキーを簡単に無効化できる
これも地味ですが、ゲーマーのことをよく考えている仕様ですね。
フルスクリーンでゲームを起動していると、間違えてWindowsキーをタイプするとゲーム画面が閉じてしまいます。
ゲーマーの皆さんにはお馴染みですよねw
そのため、人によってはソフトでWindowsキーを無効化していたり、絶対に押すことが無いようにキーを引っこ抜いてる人までいます。
その点Ducky One 2 Miniは、「Fn+Alt+Win」を3秒間押すだけで、簡単に「Windowsキー無効モード」にできるんですよ!
これなら、ゲームのロード中にササっとWindowsキーを無効化したり、ゲームをやめたときにササっと有効化したりが簡単にできます。
完全にソフトで無効化してしまうと、それはそれで不便なので、こうやって簡単に切り替えが出来るのはマジで便利ですねー。
Ducky One 2 Miniのイマイチなところ
では逆に、使っていてイマイチだと感じた点について。
ぼくの使い方だと、この1点に尽きます…。
- 矢印キーのキーバインドが使いづらすぎる。
Ducky One 2 Miniは独立した矢印キーがないので、Fnとの同時押しで矢印キーを入力するんですが、そのキー設定がクソ過ぎます
いやいや、なんでFnから微妙に遠いIJKLにしたん…。
確かにね、左手で操作するなら何の問題もありませんよ?
こんな感じで、ちょうどWASDとSpaceのような位置関係なので、全く何の問題もございません。
でも、矢印キーって右手で押しません?
(ぼくだけですか…?)
右手で押そうとすると、こんなふうになります。
グギィ!!
手首がおかしな方向に曲がってます。
右手が辛すぎて、カメラを持ってる左手もプルプルせざるを得ない…。
こんなキー配置じゃ、漢字を変換するときとかに、気軽に右手で矢印キーを押せません。
あまりにも使い勝手が悪すぎるので、仕方なく外部ソフトを使ってこのようにキーバインドを変更しました。
ぼくが仕事で使ってるHHKBはこのキー配置なんですよね。
右手で矢印キーを押すなら、どう考えてもこっちのほうが理想的です。
まぁキーバインドを変更すれば解決するんですけど、キートップの印字とズレが生じてしまうので、うーん…って感じですね。
まとめ
Ducky One 2 Miniの感想を改めて3行でまとめると、こんな感じです。
- ピンク軸の打ち心地は最高。
- ゲーマーのためのアイディアが満載で、ゲームが快適。
- ただし初期設定の矢印キーだけは許せない…。
ゲーム用として買うのであれば、見た目も含めて最高のキーボードですね!
見た目はマジでかっこいいです。
ただ、漢字を変換するときや、PhotoshopやLightroomなどのソフトを使うときに、矢印キーが使いづらすぎましたw
もしぼくのように右手で矢印キーを操作するという方は、自力でキーバインドを変更する必要があるかもしれませんね。
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