audio technicaのゲーミングヘッドセット「ATH-G1WL」の使用感をレビューしていきます。
先に言っておくとぼくは「ゲーム用にワイヤレスのヘッドセットなんて論外だろ…。遅延あるじゃん。」という少し古い価値観を持ってます。
音楽を聴くためにBluetoothのイヤホンは持っていても、ゲーム用のヘッドホンは有線を使い続けてきました。
そんなぼくがATH-G1WLを使ってみた結果…
- 遅延はほとんど気にならなかった。
- てかそんなことより付け心地良すぎ…。
- しかも軽い…。
という具合で、気付いたら毎日ATH-G1WLばかり使っていました。。。
なんかもう、遅延とかバッテリーの重さとか気にする時代は終わってたみたいです。
しかもこれ、電池持ち15時間とかいう鬼スペックなので、休日にぶっ続けでゲームしても全然OKですね。
VCでフレンドと会話しながら飲み物を取りに行ったりできるし、控えめに言ってワイヤレス最高です…。
ということで、本記事ではaudio technicaのATH-G1WLをレビューしていきますね!
ATH-G1WLのスペックと外観をチェック
ATH-G1WLはaudio technicaから発売されているゲーミングワイヤレスヘッドセット。
Bluetooth接続ではなく2.4Ghz帯ワイヤレス接続なので、遅延が少ないのが特徴です。
- 型式:密閉ダイナミック型
- ドライバー:Φ45mm
- 再生周波数帯域:5~40,000Hz
- インピーダンス:45Ω
- 重量:約290g(マイク込み297g)
- 最大通信距離:~12m
- 通信周波数:2.4Ghz帯
- 充電時間:7時間
- 使用可能時間:連続最大15時間
特筆すべきは、290gという有線ヘッドホン並みの軽さと、15時間という驚異的なバッテリー持ちの良さでしょうか。
バッテリー持ちの良さと筐体の軽さってトレードオフだと思うのですが…ATH-G1WLは見事に両立していますね!
それでは、外観を見ていきましょう。
ATH-G1WLはゲーミングヘッドセットなので、マイクが付属しています。
交換用のイヤーパッドも付属しているのは嬉しいですね!
イヤーカップ部分の青いリングがかっこいい。
イヤーパッドは一見するとレザー調なのですが、耳に当たる部分はメッシュっぽい素材になっています。
このイヤーパッドが秀逸で、長時間装着していても全然耳が蒸れないんですよね。
ヘッドバンド部分もイヤーパッドと同じぐらいの厚みでフカフカしているので、付け心地はかなり良いです。
装着快適性をアップさせるためか、ヘッドバンドは徹底的に肉抜き軽量化されていますね!
重さの実測値は296gでした。
ワイヤレスヘッドセットと言えば350gぐらいが普通なので、この軽さは本当にすごいです。
マイクは着脱式で、使わないという人は取り外すことが出来ます。
マイクブームは柔らかいタイプなので、位置調整もかんたん。
操作ボタンはすべて左側のイヤーカップに集中しています。
ちょっと珍しいのが「Monitor」と書いてあるボタン。
何かというと、このボタンを押すとマイクから自分の声が聞こえる「モニターモード」になります。
自分のマイクからどの程度音を拾っているのか、鼻息はうるさくないか、ポテチの袋をカシャカシャする音が入っていないかなど、マイクの調子を自分で確認することができるので非常に便利です。
DiscordやSkypeなど、ほとんどのボイスチャットツールにも自分の声を確認するモードはありますが、ヘッドセットのボタンをポチっと押すだけでいつでも返しをオンにできるなら、当然そのほうが便利ですよね!
ATH-G1WLは付け心地がとても良い!
使ってみてまず思ったのが、付け心地がかなり良いです。
イヤーパッドは低反発ウレタンっぽい素材でフカフカしており、頭の形に自然にフィットしてくれます。
そのため側圧もほとんど気にならず、長時間付けていても頭が痛くなりません。
ぼくが普段使っているヘッドホンだと、装着しながらガムを噛むとこめかみが圧迫されて痛くなるんですが、ATH-G1WLだとガムを噛んでもこめかみが痛くならなかったです。
あと、重さが296gしかないというのもあって、頭頂部も痛くなりにくいですねー。
ATH-G1WLはとにかく長時間装着時の快適性が非常に高いと思いました。
ATH-G1WLの音質は「スッキリ系」
ATH-G1WLはワイヤレスヘッドセットという事もあって音質にはそこまで期待してなかったのですが、普通に音いいです。
もちろん有線ヘッドホンと交互に聞き比べをすれば音の解像度が低い感じはするのですが、音のバランスが非常にいいのであまり気にならないんですよね。
傾向としては、
- 低音域:余裕がある。ガッツリ出るけど無理してる感がない。
- 中音域:自然。悪く言うと存在感が無い。
- 高音域:サ行が刺さらないキレイめな音。
という具合で、「フラット寄りのドンシャリ」という感じの音でしょうか。
クセがなくて万人受けする音だと思います。
聞き疲れしないスッキリした音なので、音楽鑑賞にも全然使えますね!
ボリュームスイッチをクリックすると「バーチャルサラウンドモード」に
あと、忘れてはいけないのがバーチャルサラウンドモードの存在。
ボリュームダイヤルをポチっと押し込むだけで簡単に起動できるので、ゲーム中にも気軽に切り替えることができます。
で、このモードを起動させると何が起きるかというと、個人的には高音が近くなったような気がしました。
近くなったというのは、今まで耳から10cmくらいの場所から音が鳴っていたような感覚だったのが、耳のすぐそばで音が鳴っているような感覚になった、みたいなイメージです。
高音が近くなって何が良かったかというと、定位感が分かりやすくなりましたね。
定位が良くなるとゲーム中に敵の「足音」「武器のリロード音」などがどの方向から聞こえたが分かりやすくなるので、ゲームが有利になります。
この辺りは、まさにゲーミングヘッドセットという感じのチューニングだと感じました。
ATH-G1WLの遅延は?ガチゲーマーでも満足できる?
付け心地や音質は、非常にクオリティが高いことが分かりました。
ただ、いくら他が良かったとしても「遅延」が酷かったらゲーマーとしては使用に耐えませんよね。
そこで、ATH-G1WLの遅延を検証してみることにしました。
上記写真のようにスマホにATH-G1WLをかぶせて、ゲーム画面を直撮りしてみました。
…アナログな方法で申し訳ございません。。。
でも実際、何msの遅延が…とか書くよりも、これが一番分かりやすいと思いますよ!(自己正当化)
で、実際に上記の状態でゲーム画面を直撮りしてみた動画が以下になります。
【ワイヤレスヘッドセットの遅延を検証】
ワイヤレスヘッドセットってなんとなく遅延がありそうで敬遠しているゲーマーも多いのでは?
試しに、audio technica ATH-G1WLをスマホにかぶせて、モニターを直撮りしてみました。…遅延なんてほぼ無いですね。
そりゃshroudもワイヤレス使うわ! pic.twitter.com/5vYrpNOYov— Kessy@けしろぐ (@Kessyx) August 21, 2019
どうでしょう。思っていたよりも遅延が無いと思いませんか?
ぼくは以前にBluetooth接続のワイヤレスヘッドホンでゲームをした際「なんだこれ!」と思うほど遅延があったのを覚えています。
しかし、ATH-G1WLの場合は、有線ヘッドホンと交互に聞き比べたらもしかしたら分かるかもしれない…というレベルで遅延がほとんどありません。
これぐらいだったらゲームプレイに支障はないですね!
実際、CSGOやApex Legendsを数戦プレイしてみましたが、ゲームに集中すればするほど遅延は全然気になりませんでした。
ちなみに、PUBGやApex Legendsのトップストリーマーとして有名なshroud氏も、ワイヤレスヘッドセットを愛用していることで有名です。
トッププレイヤーもワイヤレスヘッドセットを使っている時代ですから、もはや「ガチ勢は有線一択!」という時代は終わったんでしょうねー。
ATH-G1WLのレビューまとめ
- 付け心地は抜群。長時間装着でも疲れない。
- クセのないスッキリした音質。
- 遅延はほとんど気にならない。(まじまじと聞き比べたらちょっと分かるレベル)
ATH-G1WLは全てにおいて、使い心地が抜群がいいヘッドセットでした!
しかもこれ、電池が15時間持ちますからね。
ちょっと本気出し過ぎでは…?
攻守最強ですね…。
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