以前、”アロマディフューザーは買わないほうが良いよ”という記事を書いたのですが、それをご覧になったアロマメーカーの方から、
是非うちのを使ってみてください
というメッセージが飛んできて、「アロミックフロー」という商品をご提供いただいてしまいました。
なんとこのディフューザー、超音波式やネブライザー式とは違ってメンテナンスフリーで使えるらしい。
確かにぼくは上記のエントリで、
- 超音波式アロマディフューザーはミストで周りがびしょ濡れになり、
- 不衛生にしてるとカビをまき散らすので掃除を怠ることが出来ず、
- 結局めんどくさくて使わなくなった!
という内容の愚痴を書いたので、水を使わずに済むならぼくの不満は解消されそうです。
超音波式アロマディフューザーには心が折れましたが、後始末さえ簡単だったら毎日アロマ焚きたいんですよね。
ということで本当に簡単に使えるのか、早速レビューしていきます!
水を使わないアロマディフューザー「アロミックフロー」とは?
アロミックフローは、アロマスターというメーカーが販売する家庭用アロマディフューザーです。
同メーカーは業務用アロマディフューザーの医療介護分野における導入実績No.1のメーカーなので、信頼性も十分。
最大の特徴は、水などを一切使わないメンテナンスフリー設計になっているという点でしょう。
これはよくある超音波式やネブライザー式のアロマディフューザーとは違う、アロマスター独自の方式です。
見た目はこんな感じ。
直径90㎜、高さ160㎜の円筒形です。
操作系統は、
- 電源ボタン
- 香りの強さ
- 2時間タイマー
だけの超シンプルな仕様!
説明書を見るまでもなく使えますね。
そして操作ボタンの下に穴が空いていますが、ここは香りが出てくる穴です。
本体の後ろ側にケーブルを差して使います。
電源はUSBとコンセントを選べるようになってました。
ということは、やろうと思えばモバイルバッテリーとかでも動きそうですね。
本体の内側にはアロマが出てくる穴と、アロマオイルに空気を送る細い管があります。
で、どうやってアロマオイルをセットするのかと言うと、
なんと本体に近づけるだけでOK。
磁石でピタッとくっつくので、キュルキュル回したりしなくても近づけるだけで勝手にセットされます!
あとはスイッチを入れれば数秒で香りが広がります。
めっちゃお手軽ですね!
ちなみにこれどういう仕組みになっているのかと言うと、アロマオイルのボトルに空気を送風することで「香りが染みついた空気」が上から出てくるような構造になっているらしい。
当然ミストなどは一切出ずオイル自体を噴霧しているわけでも無いので、周りが濡れたりベトベトになったりしないのです。
一つ注意点があるとすれば、専用のボトルを使わなければいけないという点でしょうか。
中には香りが染みついた不織布が入っているため、自分で好き勝手なオイルに詰め替えて使うというのはなかなか難しそう。
アロミックフローのいいところ
それではまず、使ってみていいと思った点から書いていきます!
使い方がめっちゃ簡単!
オイルをシュッとセットしてスイッチをピッと押すだけの簡単操作。
こんなに簡単なアロマディフューザーがあったのか…と感心してしまいました。
超音波式アロマディフューザーは水を入れて・オイルを垂らして・使い終わったら水を抜いて・カビないようにふき取って…とかなりの工数がかかりますし、ネブライザー式だってオイル自体を微粒子にして噴霧しているわけなのでメンテせずにオイルを変更したらこびりついた香りが混ざります。
しかしアロミックフローは本当にメンテが要らない。
使い終わったらスイッチをオフするだけですし、香りを変えたいときはオイルをカチャっと交換(2秒)するだけでいいのです。
これならどんなにズボラな人でも使いこなすことが出来るでしょう。
香りが速攻で広がる
あとこれ、スイッチを入れたら本当に速攻で香りはじめます。
なので休憩時間の5分だけ使うとか、トイレに入っている時だけ使うとか、かなりピンポイントなシチュエーションで使う事もできるんですよ。
このスピード感も他のアロマディフューザーにはないメリットだと思いました。
それに、最大で20畳まで使えるくらい香りを強められるのもいいですね。
ぼくの場合は8畳の自室で使うだけなので、最小にしてちょうどいいくらいでした。
周りが汚れない
アロミックフローの構造上、周りが一切汚れません。
超音波式やネブライザー式とは違って「オイルの香りがする空気」を噴射しているような感じなので、周りへの影響がほんとに少ないです。
更にはリードディフューザーのように瓶を倒して中身のオイルがこぼれる心配もなく、アロマディッシュやアロマストーンのようにオイルをいちいち垂らすという手間も要らないので、アロミックフローは本当に最もお手軽にアロマオイルを焚く方法ではないでしょうか。
電子機器や重要書類の近くでも平気で使えてしまいますね。
アロミックフローの残念なところ
では次に、1週間ほど使ってみて見えてきた「残念な点」を書いていきます。
専用のオイルボトルを使う必要がある
ワンタッチで取り換えられるメリットがある反面、必ず専用のボトルを使わないといけないのはデメリットでもあるかなぁと思いました。
なぜなら「自分でブレンドしたオイル」や「既に所有している他社製のオイル」をアロミックフローで使おうとすると、とたんにハードルが上がるからです。
もし純正以外のオイルを使おうと思ったら使用済のボトルをキレイに洗浄して再利用するか、もしくは公式で販売されているオリジナルブレンドオイル自作キットを購入して付属品に入っている空のボトルを調達する必要があります。
どうしてもやりたい人ならやるかもしれませんが、気軽に他社製のオイルを使えるとは言い難いですね。
とはいえ、アロミックフローの純正オイルは天然精油100%にもかかわらず40mlで3000円程度とアロマオイルにしてはリーズナブルな方。
凝った使い方をしようとするとボトルの調達に苦労しますが、普通に純正のオイルを楽しむだけならお手軽でコスパも良いです。
わずかに「ジィー」という駆動音が鳴る
ミストが出てこなくて周りがびしょ濡れにならないということは、枕元にも気軽に置けるということ。
しかしアロミックフローはわずかに「ジィー」という送風ポンプの音が常に鳴っています。
一番風量を弱くしても、シーンとした部屋だったら気になってしまうかも。
部屋の反対側とかに置けばまぁ聞こえないでしょうけど、枕元のサイドテーブルなんかに置くと敏感な人は寝れないかもしれません。
(まぁ加湿器なんかよりは全然静かですが)
まとめ
- 本当にメンテ不要で使える
- 周りが汚れない
- 速攻で香るので「5分だけ使う」とかも可能
- 純正オイルの種類が少ない
- わずかに駆動音が鳴る
アロマディフューザーとしての性能は本当に素晴らしいですね!
これほど楽なアロマディフューザーはぼくの知る限り他にありませんし、衛生的なトラブル(雑菌やカビの繁殖)も少ないでしょう。
懸念点があるとすれば、純正オイルのラインナップの少なさくらいでしょうか。
空のボトルを安く販売してくれるか、もしくは純正アロマオイルのバリエーションをもっと増やしてくれたら言うことないですねw
お手軽にアロマを焚きたい人はチェックしてみては。
★現在、本体を購入した方には専用オイル(40ml)が1本付いてくるみたいですよ!
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