金属製のマウスパッド「SkyPAD Steel XL」をレビューします。
SkyPADのマウスパッドは先日ガラス製マウスパッド「Glass 2.0」もレビューしましたが、今回紹介するのはアルミ製。
程よくサラサラしたアルミの質感が心地よく、Glass2.0と比較するとこちらのほうが「止め」が効きやすいです。
ただし注意点として金属特有のクセがあるため、万人受けというわけにはいかないかも。
どういうことなのか、早速レビューしていきますね。
SkyPAD Steel XLの外観
SkyPAD Steel XLは、デンマークのゲーミングブランド「SkyPAD」から発売されている金属製マウスパッド。
SkyPAD Steel XL 商品ページ:https://skypad-gaming.com/produkt/skypad-steel-xl/
↑2020年7月追記:国内Amazonで取り扱いが開始されました!
ただ、この追記を書いている現在はXLサイズが売り切れている模様。
Amazonで購入する場合はサイズをよく見て購入してください。
XLサイズは400x350x2.5mmです。
パッケージ。
表面。
先日レビューしたガラス製のGlass2.0はカラーバリエーションが豊富でしたが、Steelのカラバリはブラックのみでした。
裏面。
全体的に滑り止めになっており、グリップ力はかなり強力です。
マウスパッド自体もずっしり重いので、使っていてズレてくる心配は無いでしょう。
側面から見てみるとこんな感じ。
エッジ部分は鏡面っぽく磨かれており、キラキラ輝いてます。
つや消しブラックと鏡面エッジの対比がめちゃめちゃかっこいい…。
サイズは400 x 350 x 2.5 mmとのこと。
XLという名前ですが、ZOWIE G-SR(480 x 400mm)などと比べると一回り小さいようです。
マウスパッドの表面を超拡大撮影してみました。
画像をクリックすると高解像度版を表示できます。
細かい凹凸が付けられている表面処理で、触ると非常にサラサラしています。
ブラスト加工って言うんですかね?
素材はアルミなので、MacbookやiPhoneのアルミ部分をもう少しザラつかせたような触り心地だと思いました。
SkyPAD Steel XLを使ってみた感想
実際にSteel XLを使ってゲームをプレイしてみた感想は以下の通り。
- 布よりは滑るがコントロールしやすい滑り具合
- 研磨痕?っぽい表面のうねりを感じる
- 朝イチに触るとヒヤッとするが、薄いのでわりとすぐ肌の熱で温まる
まず思ったのは「思ってたより普通で使いやすい!」という点。
同メーカーのガラス製マウスパッドSkyPAD Glass2.0より滑りは落ち着いていて、アルミのサラサラした触り心地が心地よいです。
ビュンビュン滑って止まらないという感覚はあまりなく、ハードマウスパッドの中ではコントロールしやすい部類に入ると思いました。
ただ、表面の滑り具合に若干ムラがあるのが気になりますね…
SkyPAD Steel XLの滑り具合&音
表面の滑り具合に若干ムラあり。
ゆっくりトラッキングするとウネウネ感がよく分かる。
塗装で見えないけど切削痕?研磨痕?があるんだろう。図らずも某NINJAさんのパッドが数万円する理由が分かってしまった気がするw pic.twitter.com/GcJEGu4292
— Kessy@けしろぐ (@keshilog_kessy) April 26, 2020
上記の動画の最後のほうを見てもらうを分かりやすいのですが、マウスパッドを滑り台のようにするとマウスが途中でクッと止まる場所があります。
これは手でマウスを持っているときも同じ感覚で、マウスが滑りやすい部分・滑りにくい部分が波打っているような感じがしますね。
このマウスパッドはアルミ製なので、恐らく製造段階の研磨痕?の触り心地なのかなと思ってます。
(もしくは塗装のムラ?)
エージングによって改善する可能性あり?
ところが上記のツイートをしたところ、
「ソールが削れてくればムラ感は気にならなくなってくる」
という意見をいただきまして、試しにわざとソールが削れるようにシャーシャーと激しくマウスをこすってみると確かにパッド表面のうねりは明らかに軽減されました。
これは恐らく、接地面積が大きいマウスソールのほうが手に伝わってくる感覚がにぶい(細かいノイズの影響を受けづらい)ということなのかもしれません。
試しにSteel XLを上記2種類のマウスで使い比べてみると、拡張ソールを貼ったModel D(左)のほうが圧倒的にサラサラで均一な感覚で操作できました。
それに対してAS46を貼ったマウスはやはりというか、速いところと遅いところが交互に襲ってくるようなウネウネ感を感じますね。
しかしこちらもわざとソールをすり減らすように強めにこすってみたところ、ウネウネ感は明らかに解消されました。
結論としてSteel XLというマウスパッドは、
- ソールの種類・状態によっては表面処理の不均一さを敏感に感じてしまうこともある
- ソールがある程度すり減る or 接地面積が大きいソールを使うことにより操作感が改善する(均一に感じるようになる)
という特徴があるのかなと個人的には思いました。
要するにマウスソールのエージング(慣らし)が必要な場合があるということです。
これをデメリットと考えるか金属マウスパッドの個性と考えるかは完全に人によるでしょうねー。
布とは比べ物にならないほど長持ちするはずなので、うまく使いこなせば長期間使える&サラサラ快適でコスパの良いマウスパッドと思えるかもしれません。
ただ、わざとソールをすり減らす必要があるのは確かなので、ソールが消耗するデメリットのほうが大きいと感じる人も当然いるでしょう。
ぼくもそのタイプで、Steel XL用にソールをすり減らしちゃうと他のマウスパッドが使いにくくなるよな…と思ってしまいましたw
ぼくのように色々なマウスパッドを気分によって使い分けたい人は、慎重に検討したほうがいいかもですね。
まとめ
- MacbookやiPhoneのアルミをもう少しザラつかせたような触り心地
- 止めやすくコントロールしやすい滑り具合
- ソールの状態によっては表面のうねりを感じやすい
- ソールはすり減る(というかすり減らす必要がある)
サラサラのアルミは触っていてとても心地よく、ゲーミングマウスパッドとしても普通に使いやすいですね。
金属なので耐久性は当然高く、定期的にサッと水拭き→乾拭きでメンテすることで新品同様の使用感を維持できるようです。
ただ、Steel XLを良いマウスパッドと感じるかどうかは金属加工特有の「表面のうねり」を許せるかどうかに掛かっていると思います。
ZOWIE EC系の大型ソールを愛用している方は特に問題ないかと思いますが、接地面が少ないソールが好きな人は要注意。
とはいえ、約4700円で金属製マウスパッドが手に入ると考えればコスパはかなり良いのではないでしょうか。
メタルマウスパッドと言えば某国産高級メタルマウスパッドが思い浮かびますが、あちらはうん万円ですので…!
SkyPAD Steel XL 商品ページ:https://skypad-gaming.com/produkt/skypad-steel-xl/
↑2020年7月追記:国内Amazonで取り扱いが開始されました!
ただ、この追記を書いている現在はXLサイズが売り切れている模様。
Amazonで購入する場合はサイズをよく見て購入してください。
XLサイズは400x350x2.5mmです。
この記事へのコメント