ガラス製ゲーミングマウスパッド「SkyPAD Glass 2.0」をレビューします。
SkyPADはデンマークの会社で、ガラス製や金属製のマウスパッドをメインに取り扱っている面白いゲーミングブランドです。
今回レビューするGlass 2.0は強化ガラスで出来ており、なんと1枚1枚ハンドメイドで制作されているとのこと。
その分60.95ユーロ(約7000円)とマウスパッドにしてはなかなか高級になっていますが、使用感はどうなんでしょうか。
質感が伝わるように写真・動画をたくさん用意したので、早速レビューしていきますね。
※SkyPAD 2.0が終売になり3.0が新発売していますので、リンクを差し替えました。
SkyPAD Glass2.0の外観
パッケージにしっかりTempered Glass(強化ガラス)と書いてありますね。
マウスパッドのデザインはこんな感じ。
ちなみに今回はホワイトを注文してみました。
裏面には滑り止めが4つ付いています。
おもてから見て白く見えているのはこの底面の素材が白いからで、ガラス自体は半透明だと思います。
写真だとなかなか伝わりにくいのですが、底面の薄いシート?の上にガラスが乗っかっているような構造です。
ロゴは底面のシートに印刷されているのでちょっとボヤケて見えます。(ガラス越しに見ているので)
そしてそんな構造だからか、SkyPAD Glass 2.0はカラーバリエーションがわりと豊富です。
おそらく底面のシートを変えればいいだけなのでカラバリを増やすのが簡単なんでしょう。
記事執筆時点では5色から選択できました。
柄を印刷したバージョンなんかも作れそうですね。
(今後のラインナップに期待)
表面をマクロレンズで拡大撮影してみました。
詳しく見たい方は写真をクリックすると高解像度版を閲覧できるので拡大してみてください。
表面はきめ細かい磨りガラスになっており、触り心地はサラサラとツルツルの中間という感じ。
マウスパッドとして使えるように表面の凹凸具合は研究されているんでしょうけど、思った以上にガラスですねw
表面に何かコーティングがしてあったりとかも一切なく本当にただのガラス板。
SkyPAD Glass 2.0の滑り具合&音 pic.twitter.com/CaAGCq1hSg
— Kessy@けしろぐ (@keshilog_kessy) April 22, 2020
マウスを滑らせた様子を動画に撮ってみました。
カンッという音からして「ガチでガラスの板なんだな」ということがお分かり頂けるかと思います。
SkyPAD Glass2.0のサイズ感
実際にマウスを載せてみました。
うーん、FPSでマウスをぶん回す事を考えるとちょっと小さいです…
しかし記事執筆時点ではこのサイズ(300 × 350mm)しか選べません。
振り向き20cmを超えるようなローセンシプレイヤーだと確実に大きさが足りないでしょう。
参考までにZOWIE G-SRと重ねてみました。
G-SRは480 × 400mmなので、比べてみると小ささが際立ちますw
現時点ではミドル・ハイセンシの人向けのマウスパッドですね。
SkyPAD Glass2.0を使ってみた感想
実際にGlass 2.0でゲームをプレイしてみた感想は以下の通り。
- 表面が均一で滑らか
- ハードマウスパッドの中ではクセがなくて使いやすい部類
- ソールの形によって印象が全然ちがう
- 滑走音は小さめ
触り心地はザラザラ・サラサラ・ツルツルの中間のような感じで、要するに磨りガラスです。(そうとしか言いようがない)
手で触るとサラサラ(ツルツル)していますが、マウスを滑らせるとハードマウスパッドらしく「ガーッ(ザーッ)」という音が響きますね。
ただ、プラスチック製のハードパッドより音は静かですし、ソールが削れる感覚もあまり強くはありません。
そして肝心の滑り具合ですが、これはソールによってかなり印象が違います。
今回は試しに上記の3種類でテストしてみましたが、この中では拡張ソールを貼ったModel D(左)が一番止めづらくて扱いにくかったです。
一番ブレーキが効きやすいと感じたのはAS46ですが、今度は初動がめちゃくちゃ軽くなってしまうので少しの力でひょいひょいマウスが動いてしまいます。
という事で、個人的には中サイズの4点ソールが一番扱いやすいと思いました。
沈み込みが無いので布よりは止めづらいですが、表面がとても均一なのでトラッキング(追いAIM)が非常に快適です。
ただし欠点として、ソールの摩耗によって感覚が変わりやすいです。
同じ感覚で使い続けたいなら頻繁にソールを交換する必要があるでしょう。
まぁこれはハードマウスパッドの宿命ですね…
まとめ
- 一言で表すなら「ガラス板」
- 表面が均一で滑らか
- 大型ソールだと止めづらいかも
- FPSで使うにはサイズが小さい
Glass 2.0を他のマウスパッドに例えるなら「ARTISAN シデンカイをカッチカチにして沈み込みをゼロにした感じ」に近いかなと思いました。(分かる人にしか分からない例えですみません…)
ちなみに公式サイトいわく、市販のガラスクリーナーでさっと拭けば新品同様の滑り心地に回復するとのこと。
テフロンでガラスが摩耗するということはほぼ無いでしょうから、耐久性が高いマウスパッドとしてはかなり期待できそうですね。
(落として割らない限りは…)
ただやっぱり、常用するにはもう一回り大きいサイズじゃないと個人的には厳しいです。
現状購入できるサイズではハイセンシ気味のゲーマーしか使いこなせないでしょう。
と思ったら、現在クラウドファンディングでXLサイズを製作するための資金調達をしているみたいです!
Guys, we did it.. 1000+ has now signed up for the XL model, and we will open up for orders through Kickstarter in June.. (https://t.co/vFDWotBB04)
The XL model finally arrived from testing, and…. it’s amazing, nothing less!!
THANKS FOR YOUR SUPPORT❤️
(https://t.co/uVDLrFtDtq) pic.twitter.com/ix12SecKwx— SkyPAD Gaming (@SkyPADgaming) May 23, 2020
「気になるけど、どうせ買うならXLサイズでしょ」という方は、プロジェクト支援しておけば正規価格よりも安く入手することが出来ますよ。
予定では今年の11月ごろに出荷されるとのことです。
プロジェクトページ:Mousepad of Glass XL (37x45cm) by SkyPAD Gaming — Kickstarter
こういう特殊なプロダクトを作ってくれるメーカーは貴重なので、応援する意味も込めてぼくも1枚注文しておきました。
※SkyPAD 2.0が終売になり3.0が新発売していますので、リンクを差し替えました。
↑2020年7月追記:国内AmazonでSkyPAD製品が販売開始されたようです!
XLサイズはまだクラウドファンディング中ですが、当記事でレビューした350x300x4mmサイズは気軽に買えるようになりましたね。
この記事へのコメント
コメント一覧 (2件)
これって温度はどうなんでしょうか?
冬とか冷たすぎるってことはなさそうでしょうか。
私は冬はマウス触る手だけ以上に冷えるので興味あるのですが二の足を踏んでいます。
触ると冷たいです!
金属ほどではないと思いますが、普通にガラスを触ってるひんやり感はありますね