超軽量ゲーミングマウス「G-Wolves SK-L」の使用感をレビューしていきます。
finalmouseを皮切りに、マウスに肉抜き穴を開けまくった「超軽量マウス」が最近のブームになっていますよね。
その中でもSK-Lは、現在市販されている穴開きマウスの中で唯一の左右非対称フォルムのマウスとなります。
かぶせ持ち派のゲーマーはfinalmouseやGloriousに対して「なんで左右非対称を出さないんだよ!」とモヤモヤしていたのではないでしょうか?
そんなかぶせ持ち派ゲーマーのためにSK-Lを使った感想を先にネタバレすると、
- 形状はZowie ECシリーズにそっくり。
- 大きさはEC1とEC2の中間くらい。
- PMW3360搭載、重さ65g、ケーブルふにゃふにゃ。
という具合で、控えめに言って神マウスですね…。
G-Wolvesというメーカーは知らなかったので品質が少し心配だったのですが、完全に杞憂でした。
かなりクオリティ高いです。
早速、どんなマウスなのかチェックしていきましょう!
G-Wolves SK-Lのスペックと外観をチェック
G-Wolves SK-Lは、中国のゲーミングブランド「G-Wolves」から発売されているゲーミングマウス。
- センサー:PixArt PMW3360
- DPI:100~12,000
- ポーリングレート:125 / 250 / 500 / 1000Hz
- サイズ:長さ125 x 幅68 x 高さ42mm
- 重さ:65±2g
- ケーブル:布巻(パラコードに近い柔らかさ)
PMW3360センサーを採用し、スペック的には大手有名メーカー製マウスと遜色ないレベル。
最大の特徴は何といっても、65gという驚異的な軽さでしょう。
箱イン箱。
しかもこの内箱はクッキーが入っていそうな缶の箱で、無駄にオシャンティーです。
形はZowie ECシリーズにそっくりですが、大きさはEC1とEC2の中間ぐらいですね。
- EC1:128 x 64 x 43mm
- EC2:120 x 61 x 40mm
同類の穴空きマウスの中でも穴の数が特に多いです。
ソールは一般的な黒いテフロンです。
汎用的な形状をしているので、社外製のソールに張り替えるのは簡単だと思います。
底面にあるボタンは、DPI変更ボタンとLEDの光り方を変えるボタンのようでした。
基板が丸見えですね。
同類の穴開き軽量マウスの中でも、G-Wolves SK-Lは特に中身がスケスケです。
もはや網ですね…。
LEDライトは底面の近くで控えめに光る感じで、全然光ってる感が無いです(笑)
明るいところで見たら分からないぐらい、控えめな光り方。
重さの実測値は67gでした。
公称スペックは「65±2g」ということなので、ギリギリ合格です(笑)
中には公称スペックをはるかにオーバーしているマウスもあるので、良心的ですね。
ケーブルはパラコードに近い柔軟な布巻ケーブルで、市販されているマウスの純正ケーブルの中では一番柔らかいんじゃないでしょうか。
これは神ケーブルですね!!
G-Wolves SK-Lを他のマウスと並べてみた
形や大きさが分かりやすいように、他のゲーミングマウスと並べて写真を撮ってみました。
大きさ順だと、Pro Intellimouse > Viper > SK-L > Kone Pureという順番になると思います。
幅はPro Intellimouseと同じぐらい広いですが、長さは結構短めですねー。
SK-Lはどんな持ち方がしっくり来る?
それでは、実際にG-Wolves SK-Lを持ってみた感想を書いていきます。
ちなみにぼくの手の大きさは18.5×8.5cmくらいです。
かぶせ持ちは手に吸い付くような感じで、本当に持ちやすいです!
個人的にはPro Intelli Mouseの形状よりもはるかに持ちやすいですね。
マウスに開いている穴に手が食い込んで適度なグリップ感が生まれるのも好印象。
ぼくの手からすると大きさも絶妙で、かぶせ持ちで使うなら完璧なマウスに思えます…。
つかみ持ちもすごく持ちやすいです。
マウスの幅が結構広いので、薬指と小指が迷子になりづらい印象。
親指の付け根あたりもマウスに当たるので、つかみ持ちの安定感もかなり高いですねー。
つまみ持ちはマウスを「点」で支える持ち方なので、もちろんSK-Lでも可能です。
しかしマウスが台形っぽい形になっているので、指の力を緩めるとスルっと落としてしまいそうな感覚になりました。
Steelseries SENSEIやLogicool G Proのようにマウス側面が「逆台形」になっていると、指に引っ掛かって持ちやすいんですけどね。
その意味では、SK-Lはつまみ持ちにはあまり適していないと感じました。
G-Wolves SK-Lはどの持ち方に適している?
一通り持ってみた結果、SK-Lはかぶせ持ち・つかみ持ちに最適なマウスだと思いました。
かなり軽いマウスなのでつまみ持ちでも問題ないのですが、形状的にやり易くはないですね。
つまみ持ち用に超軽量マウスが欲しいなら、それこそfinalmouse ultralight 2やGlorious Model Oを使えばいいと思います。
ボタンの押し心地
メインクリックボタン
かなり軽め。クリックボタンギリギリまで穴が空いてるので剛性感はそんなにないです。
サイドボタン
メインクリックボタンと同じぐらいの軽さで、違和感ないです。しかし、指の側面を回転させるように押すには少し深いかも。
ホイールクリック
軽めですが、ホイールを力強く回した時に誤爆してしまうほどではないですね。
SK-Lのセンサー性能はかなり良好!
マウスセンサーの性能を計測するツール「MouseTester」を使い、G-Wolves SK-Lのセンサー性能を計測してみました。
MouseTesterの見方を簡単に解説すると、青い点が波線から大きく逸脱していなければ、センサー性能はおおむね良好という感じ。
基本的には青い点がキレイに揃っているかどうかを見るだけでOKです。
まずはポーリングレート1000Hzで計測してみた結果からご覧ください。
特定のマウスパッドと相性が悪い可能性も考え、4種類のマウスパッドで計測してみました。
…文句の付け所が無いくらい、めちゃくちゃ安定してますね。
G-Wolves SK-LのセンサーはPixArt PMW3360なのですが、下手にカスタムせずに素直に実装しているんでしょうね。
一応ポーリングレートを変えて計測してみました。
ぼくは240Hzモニターを使っているのですが、ポーリングレートを125Hzに下げるとマウスポインタのフレームレートが落ちてカクカク動く感じになりました。
モニターよりも周波数が低くなるので当然ですが(笑)
何らかの事情でポーリングレートを下げたい場合でも、250Hzまでなら問題なさそうですね。
ドライバーソフトウェアも十分に高機能
G-Wolves SK-Lは「SK-L3360 Gaming Mouse」というソフトで設定を編集することができます。
ソフトの名前はめちゃくちゃ投げやりですが、必要な機能はすべて揃っていて普通に優秀なソフトでした。
一つ文句があるとすれば、DPIのチャンネル数を7から変更できるようにしてもらいたかったです。
ぼくは400dpiか800dpiしか使わないので、チャンネル数は2あれば十分なんですよ。
まぁ上記画像のように同じDPIを何個も登録すれば、実質的にチャンネル数を減らせるんですけどね。
CAL LINEという「直線補正機能」がついていた。
ちょっと面白いと思ったのが、CAL LINEという機能です。
これは今どき珍しく、あえて直線補正をかけるという設定ですね。
試しに、ペイントで線を書いてCAL LINEの効果を検証してみました。
上記画像の通り、結構ガッツリ直線補正が掛かりますね。
丸や斜め線を書こうとしたとき、体感でも分かるぐらい縦横に引っ張られる感覚がありました。
10年ぐらい前のゲーミングマウスだと直線補正機能は付いてて当たり前だったのですが、最近のマウスでは珍しいですね。
基本的にはオフが推奨ですが、ヘッドショットラインに合わせたまま横AIMするのはめっちゃ楽なので、ゲームによっては重宝するでしょうねー。
G-Wolves SK-Lのレビューまとめ
- Zowie EC1とEC2の中間ぐらいの大きさ。
- かぶせ持ちにめちゃくちゃフィット。神マウス。
- センサーも最高に調子いい。
G-Wolvesなんていうメーカー初めて聞いたし、大丈夫かな…?と正直思っていたのですが、完成度が高くていい意味で裏切られました。
形状、重さ、ケーブル、センサー、どれをとっても文句の付け所が無く、「ぼくのかんがえたさいきょうのマウス」感があります。
「Zowie ECは好きだけど、軽かったらもっと最高なのに…」って思ってる方、ここに理想のマウスがありますよ!
G-Wolves SK-Lは、X-raypad.comという海外通販サイトにて購入することができます。
国内Amazonでも買えるようになりました!
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