ゲーミングモニターを買いたいんだけど、変なのを買って失敗したくない…
プロゲーマーがリアルに使っているガチでおすすめなゲーミングモニターが知りたい!
という方のための記事です。
この記事では、プロゲーマー1029人の使用モニターを調査したデータをもとに「プロに選ばれているガチでおすすめなモニター」をランキング形式で10位まで紹介します。
記事を作成するにあたり、世界中のプロゲーマーの使用デバイスを調査している「ProSettings.net」様のデータを引用する許可を頂きました。ありがとうございます。
さて、先に少しだけネタバレすると、プロに最も選ばれているのは意外にも2万円台のエントリーモデルでした…!
それではさっそく見ていきましょう!
前提:PCゲーマー向けのおすすめモニターです
この記事で紹介するのは、PCゲーマー向けのゲーミングモニターです。
家庭用ゲーム機におすすめなゲーミングモニターとはラインナップが全く異なります。
というのも、今どきのプロゲーマーは基本的に全員「144Hz駆動」のモニターを使用しているのですが、家庭用ゲーム機は60Hzまでしか対応していないので、PCゲーマー向けと同じモニターを買っても全く性能を生かせないからです。
▲ちなみに144Hzモニターとは「1秒間に144コマの映像を映し出せるモニター」の事でして、簡単に言うと、映像のチラつきが激減し、見えなかったものが見えるようになり、ゲームが有利になります。
しかしいくらモニターの性能が高くても、映像を作り出すゲーム機の性能が低かったらモニターの性能は無駄になるだけです…。
例えるなら「二人三脚でウサイン・ボルトとペアを組むようなもの」でしょうかw
ボルト(144Hzモニター)がどんなに速くても、相方(ゲーム機)が遅かったらボルトは遅く走るしかない、みたいな感じ。
例えが下手ですみません…。
プロゲーマー御用達のガチでおすすめなゲーミングモニターランキング
「ProSettings.net」に掲載されているプロゲーマー全員の使用モニターを集計し、使用者が多い順にランキングにしてみましたので、ご査収ください。
なお「現在販売されていない古い機種」はランキングから省いてありますことを予めご了承くださいね!
第1位:ASUS VG248QE(1029人中142人が使用)
- 24インチTNパネル
- 解像度:1920×1080
- リフレッシュレート:144Hz
- 応答速度:1ms
- ゲームモード(クロスヘア表示、タイマー表示)あり
1位はなんとASUSの2万円台のエントリーモデルVG248QEでした!
プロゲーマーなんだから、きっと高級で高性能なモニターを使っているんだろうなぁ~と思っていたので、意外でしたw
確かにVG248QEは、数ある144Hzモニターの中でも残像感や入力遅延の少なさに定評のあるモデルです。
モニターはこれくらいで十分で、あとは実力だぞ!という事でしょうか。
なんにせよ、世界レベルのゲームプレイを支えているVG248QEは全ゲーマーにおすすめですね!
第2位:BenQ XL2430(1029人中95人が使用)
- 24インチTNパネル
- 解像度:1920×1080
- リフレッシュレート:144Hz
- 応答速度:5ms(GtoG:1ms)
- Black eQualizer(暗いシーンの視認性向上)
- 画質モードの切り替えリモコン付き
2位はゲーミングブランド「ZOWIE」が発売している、世界中のeスポーツ大会の公式モニターに採用されることも多いXL2430でした。
特筆すべきは「モニタースタンドの便利さ」で、高さ・角度などを自由自在に調節できるのはもちろん、なんとヘッドホンフックまでついています!
モニターの調節機構が便利だと、慣れない会場でプレイすることの多いプロ選手でも自宅の環境を再現しやすいですよね。
だからいろんな大会で採用されているのだと思います。
第3位:BenQ XL2411P(1029人中92人が使用)
- 24インチTNパネル
- 解像度:1920×1080
- リフレッシュレート:144Hz
- 応答速度:5ms(GtoG:1ms)
- Black eQualizer(暗いシーンの視認性向上)
3位はBENQのエントリーモデルXL2411Pです。
こちらは2位のXL2430とモニター自体の性能は変わりませんが、各種機能を省いてコストダウンしたエントリーモデルという感じです。
スタンドの調節機能とか特に使わないし…という方はこっちのほうがいいかもしれませんね。
なお、4位以下のランキングは以下の通りです。
4位から10位までのおすすめゲーミングモニターランキング
- 第4位:BenQ XL2546
- 第5位:Alienware AW2518H
- 第6位:ASUS ROG Swift PG258Q
- 第7位:ViewSonic XG2401
- 第8位:AOC G2460PQU
- 第9位:ASUS ROG Strix XG258Q
- 第10位:Acer Predator XB241H
4位以降は、高額なハイエンドモニターもちらほらありますね。
ViewSonicやAOCのモニターは、日本ではあまり出回っていないですよね~。
とても興味深い結果です!
プロゲーマーに選ばれているモニターの共通点
今回紹介した10機種の主な特徴を表にまとめると一目瞭然ですが、共通点が3つありますね。
まず、1人としてVAパネルやIPSパネルのモニターを使っているプロゲーマーはいません。
また、世の中には応答速度が0.5msとか0.6msというモニターも存在しますが、プロゲーマーの支持を集めているのは1msのモニターのようです。
「なぜあえて応答速度1msなのか?」の理由を考えてみたのですが、応答速度が妙に早すぎるモニターは、オーバードライブを必要以上に強くかけていることが多いです。
そのため、かえって「オーバーシュート」という現象により残像感が余計に強まってしまうという本末転倒なデメリットがあります。
プロゲーマーたちはその事をちゃんと分かっており、あえて応答1msのモニターを使っているようですね。
リフレッシュレートに関しては、144Hz以上あれば、後は好みという感じでしょうか。
- リフレッシュレートは144Hz以上。
- 応答速度は、あえて1msを選ぶのがプロ。
- TNパネルは必須。
プロに選ばれているモニターの特徴をまとめると、上記の様な感じです。
ゲーミングモニターを選ぶ参考になりますね!
まとめ:ハイエンドモニターを使っているプロはそんなに多くない!
という事で、1位から3位までが4万円以下のエントリーモデルという結果になりました。
「モニターにお金をかけなくてもプロになれるんだ…」と勇気づけられてしまいましたw
- リフレッシュレートは144Hz以上。
- 応答速度は、あえて1msを選ぶのがプロ。
- TNパネルは必須。
プロに習うなら、上記の基準を意識してゲーミングモニターを選ぶといいみたいです。
この記事へのコメント