ぼくは自分のPCデスク周りを快適化&オシャレ化するのが趣味なのですが、
「部屋の壁紙をネイビーにしてみたい…!」
という思いが日に日に強くなり、ついにペンキで塗ってしまいました。
塗ると言っても、賃貸の壁にそのままペンキを塗ってしまうと大家さんが激おこぷんぷん丸になりますし、退去時の費用もぴえん丸になってしまいます。
そのため、↑のツイートに載せた写真のように「擬似的な壁」を自作し、それをネイビーに塗装するという方法を取りました。
ぼくは今回「デスク周りの写真をネットにアップする」のが目的だったので壁の一部だけがネイビーという中途半端な事になっていますが、材料を追加すれば壁全体をネイビーにすることもできます。
壁の色をネイビーにするだけで、海外のオシャレ物件のようなエモい写真が撮り放題。(実際はド田舎にある家賃5万の賃貸アパートなんだけどねぇ!HAHAHAH)
ということで当記事は、誰の参考になるのかは分かりませんがぼくが自室の壁をネイビーにするまでの一部始終、どんな材料を使ってどういう工程で作業を進めたかについて、備忘録も兼ねて解説していこうと思います。
「SNSで映える写真を撮りたい」
「Youtube動画を撮りたいんだけど部屋の壁がダサすぎてワロエナイ」
などなど、何らかの理由で部屋の壁を大幅にイメチェンしたい方には参考になるかもしれません。
なぜわざわざ「ペンキで塗装する」という面倒な方法にしたのか
ここまで読んでくれた方の中には、
「いやいや、そんな面倒なことをしなくてもリメイクシート(後でキレイに剥がせる壁紙)があるじゃないか」
と思った方もいらっしゃるかと思います。
↑リメイクシートってのは例えばこんなの。
確かに壁一面にリメイクシートを貼っても安いものなら1万円も掛かりませんし、なんなら以前似たようなものを使っていました。
ではなぜぼくは今回「疑似壁を作ってそれをペンキで塗る」という手法を取ったのか。
それは上記の写真でも少し見えてますが、リメイクシートの耐久性に難があったからです。
要するに、経年劣化で自然に剥がれてしまうんです。
ぼくは冬場ノドが痛くなりやすいので部屋をガンガン加湿するのですが、加湿器を付けまくっていたらある日、リメイクシートが「ベロン」と剥がれてしまいましたw
一度剥がれてしまうと何らかのノリを追加しないともう貼り直せないのですが、後からノリを付けたら下に貼ってある賃貸アパートのもともとの壁紙に傷をつけてしまう可能性があるため、下手なことは出来ません。
なので、現実的には「一度剥がれてきちゃったらそこで終了」なんですよね。
…という経緯があり、今回はリメイクシートよりも確実な方法(耐久性の高い方法)としてペンキでガッツリ色を塗るという手段を取ることにしたのです。
賃貸アパートに自作の壁を作って塗装するのに必要な部材
今回の作業のためにぼくが用意した部材は以下。
- ラブリコ
- 2×4材
- のこぎり
- 電動ドライバー
- 特大有孔ボード
- ネジ
- リメイクシート(白)
- 壁紙を貼るための道具
- ペンキ&道具セット
ほとんど楽天で買いました。
こういう物を買うときはAmazonよりも楽天のほうが品揃えがいいですね。
2×4材は近所のホームセンターで1本800円くらいで購入。
ホームセンターに売っているそのままの長さだと長すぎるので、部屋の天井の高さに合わせて店員さんにカットしてもらいました。
カット料金は50円でした。安っ。
カットした状態(2m30cmくらい)であれば、ぼくのインプレッサスポーツに普通に載せられました。
同じような車格の車(スバルXV、マツダ3、VWゴルフなど)であれば自力で持ち帰れると思います。(部屋の天井の高さにもよりますが)
フィット・アクア・ヴィッツぐらいの車格だと厳しいかもしれませんので、その場合はホームセンターでトラックを借りるか、レンタカーで乗り付けるか、歩いて買いに行く必要がありますね…w
特大有孔ボードは近所の木材屋さんで購入、1枚1万円くらいしました。
(後から思うとこれは別に安いベニヤ板でも良かったので、無駄な出費だった!)
で、これら材料費の合計金額ですが・・・だいたい66,000円ほどでした。
一番お金がかかったのは「特大有孔ボード」です。
ただ、ここから記事を読み進めていただくと分かるのですが、有孔ボードを有孔ボードとしてではなく「ただの板」として使っているため、全く意味のない買い物でしたw
ホームセンターに売っているベニヤ板でも全然OKなので、初めからそうしておけば合計費用を4万円ぐらいに下げられましたね…。反省。
作業工程1:ラブリコと2x4材を使って柱を立てる
ではここからは作業の流れを軽く解説していきます。
Before After
まずはラブリコを使って2×4材を壁際に3本設置。
ラブリコというのは↑の写真のように木材を「突っ張り棒」のように立てることができる商品です。
普通の突っ張り棒とは違って木材を利用するため、好きにネジなどを打てます。
賃貸物件でDIYをする時にとても便利なアイテム。
作業工程2:作った柱に擬似壁を打ち付ける
次は、立てた柱に板を打ち付けていきます。
この板が「疑似壁」になります。
Before After
こんな感じ。
インパクトドライバーで柱に打ち付けていきます。
この際にインパクトドライバーから工事現場のような騒音が鳴り響きますので、隣に雷親父が住んでいるという方は作業する時間帯に注意してください。
今回は有孔ボードを使ったので、もとから空いている穴を利用できたのでネジ止めが少しだけ楽でした。
ここだけは有孔ボードのメリットだったかも。
ちなみに、柱に板を打ち付ける際に使用するネジは「全ネジ」ではなく「半ネジ」を使ったほうがいいです。
なぜ「全ネジ」ではダメなのか、理由を知らない方はこちらの神動画をご覧ください↓↓
作業工程3:作った疑似壁に壁紙を貼り付ける
次に取り付けた板に白いリメイクシートを貼っていきます。
これがペンキを塗る際の下地になります。
Before After
こんな感じ。
ここはかなり時間がかかる工程です。
ぼくが不慣れだったというのもありますが、気泡が入らないように慎重に貼っていたらこの程度の面積でも1時間ぐらいかかってしまいました。
と、ここで勘が鋭い読者の方は、
「リメイクシートの耐久性に難があるって言ってたのに、またリメイクシート貼るの?」
と思った方もいるかも知れませんが、今回は自作した壁に貼るので剥がれてきたら好きなように補修ができます。
それにペンキの塗膜で全体を覆ってしまうので、単純にリメイクシートを施行するよりも剥がれにくくなっているはずです。
ですがまぁ…本当はノリを付けてちゃんと貼り付けるタイプの壁紙のほうが良いのは確かですね…
リメイクシートは簡単に施工できるので、つい横着してしまいました。
作業工程4:貼った壁紙をペンキで塗装する
壁紙を貼り終えたら、いよいよペンキを塗っていきます。
今回ぼくが購入したペンキは、セットとして「塗る道具」が一式付いていたので非常に楽でした。
ほぼ確実に床や手が汚れますので、新聞を敷いたり手袋をしたりなどの防御は必ず行ったほうが良いです。
塗る面の周りをマスカーで養生し、塗り始めます。
どんなに気をつけても、素人がやるとどこか1箇所くらいはペンキがはみ出してしまいます。
養生せずにペンキを塗るのは絶対にやめたほうが良いですw
出来上がりはこんな感じ。
ムラが気になる人は2度塗り、3度塗りと塗替せねていけばどんどん均一な色合いになっていきます。
インクが完全に乾いたら後片付けをして終了です。
この作業をやってよかった事・後悔した事
今回のDIYをやってみた感想。
良かったこと:念願のネイビーの壁を手に入れられた!
まず良かった点については、もちろん、ネイビーの壁を手に入れられたことです!
ぼくはガジェットレビューブログを運営しているため、デスク周りの写真をネットにアップする機会が恐らく普通の人よりも多いです。
壁がネイビーの部屋に住んでいる人はあまり多くないと思うので、パッと目を引く写真をいつでも撮影できると思えばブロガーという立場としてはかけた金額以上のメリットがあるかも?
というか何より、PCデスクに向かっているときに気分が上がる…!!!
良かったこと:壁面を自由に活用できるようになった!
それと「壁を自作する」という手法の副次的なメリットとして、壁にネジを自由に打てるようになったのは大きなメリットだと思っています。
ネジで頑丈にフックを取り付けると、パソコンやカメラが入った重たいリュックも壁掛けにできます。
やろうと思えば壁に棚を付けたり、壁に照明を埋め込んだり、モニターを壁掛けにしたり、普通の賃貸物件では出来ないような壁面活用が自由自在にできるようになりました。
盲点だったこと:部屋が暗くなった!
ちょっと想定外だった点としては、思ったよりも部屋が暗くなったことです。
ぼくは部屋のシーリングライトを付けずにデスクに置いている間接照明だけで過ごすことも多かったのですが、壁紙をネイビーにしたら今までの間接照明だけでは全く明るさが足りなくなってしまいました。
まぁ白い壁よりは多少は暗くなるだろうな~とは思っていましたが、晴天の日にカーテンを全開にしても部屋が暗いので、今は昼間から照明をガンガン付けないといけません。
「もうちょっと明るい色のペンキにしておけばよかったかな?」とちょっとだけ後悔…。
もしかしたら今後、やる気がある時にペンキを塗り直すかもしれません。
ペンキを塗るだけなら半日あれば出来ますし、重いものを持つわけではないので体力も必要ないです。
必要なのはやる気だけ…。
後悔してること:どうせなら壁一面にやればよかった!
後はまぁ、やってみたら思いのほか簡単な作業だったので、どうせやるなら壁全体をやればよかったかも。
上記の写真でネイビーになってない部分をすべてやるとしたら、追加費用が2万円くらいは掛かりそうですが。
ただまぁ現状でもある程度は満足しているので、2万かけて残りの面積をやるかと言うと…当分はやらないと思いますw
まとめ
ぼくが部屋の壁をネイビーにするまでの一部始終を解説してみました。
今回は誰かの情報を参考にしたりせず試行錯誤しながら買い物をしたので6万円以上も費用がかかってしまいましたが、これを読んで真似しようと思った方は当記事の反省点を踏まえて効率的に買い物をすれば4~5万で済むと思います。
もし同じようなことをやろうとしている物好きな方がいたら、是非参考にしていただけますと幸いです。
最後に一つだけアドバイスをするとしたら・・・
「ネイビーは部屋が暗くなりすぎるからグレーぐらいにしとけ」
ですかね…。
まだ施行から1ヶ月も経っていませんが、すでにグレーに塗り直したい欲が日に日に高まってますw
現場からは以上です。
この記事へのコメント
コメント一覧 (2件)
めっちゃおしゃれ!!
部屋が暗くなるとのことですが、逆にモニターが見やすくなって、よかったりしません?
ありがとうございます!
ぼくはもともとモニターの輝度をめちゃくちゃ低くして使うタイプなのですが、壁が暗いとモニターの輝度を下げまくってもモニターがギラギラしてるように感じるので、逆に目が疲れちゃうんですよね。。。
以前なにかの記事で「壁の明るさとモニターの明るさがなるべく近づくようにモニターの後ろの壁を間接照明で照らすと、目が疲れにくい」という情報を知って、それ以来ずっと実践していたのですが、ネイビーの壁はそれの真逆を行ってますw