Glorious PC Gaming Raceの新作ゲーミングマウス「Model O Minus (Model O-)」の使用感をレビューしていきます。
今回レビューするModel O-は、同メーカーがすでに発売しているModel Oというマウスの小さいバージョンです。
なので、基本的なスペックはModel Oと全く一緒。
しかし、筐体が小さくなったぶん「つまみ持ち」がとてもやり易くなっていますよ!
どれぐらい小さくなったのか実際にModel Oと比べてみたり、手に持った時にどんな感じなのかを写真で分かりやすくレビューしていきます。
購入を検討している方は参考にしてみて下さい。
Model O Minusのスペックと外観をチェック
Model O Minus(Model O-)は、同メーカーのModel Oというマウスを一回り小さくしたモデルです。
どう考えても、finalmouseのUltralight 2を意識して作られたマウスですね(笑)
- センサー:PixArt PMW3360
- DPI:400~12000DPI
- ポーリングレート:125 / 250 / 500 / 1000Hz
- 重さ:58g(マット)、59g(艶あり)
- 設定ソフト:あり
- 発売日:10月18日 日本発売
本当に何のひねりもない「Model Oの小型版」なので、内部スペックはModel Oと全く同じ。
とはいえ、ライバルのfinalmouse Ultralight2が14,000円もすることを考えると、小さいというだけでも十分に魅力的ですね!
Model Oという文字がModel O-に変わったことを除けば、箱のデザインもModel Oと全く一緒!
マウスのサイズはこんな感じで、ゲーミングマウスの中でもかなり小さい部類に入りますね。
裏面にはボタンなどはなく、DPIのお知らせインジケーターがあるだけでした。
ケーブルは布巻でわりと柔らかいのですが、やけに太いです。
ぼくが使っているXtrfy B1というマウスバンジーでは問題なく使えましたが、マウスバンジーの機種によってはケーブルが太すぎて使えない可能性もありますね。
Model Oと大きさを比較
Model Oと比べてどれぐらい小さくなったのか、比べてみました。
Model O- | Model O | |
---|---|---|
長さ | 120mm | 128mm |
幅 | 58~63mm | 59~66mm |
高さ | 23~36mm | 26~37.5mm |
重さ | 59g | 68g |
見た目のデザインは全く同じですが、大きさ的には全く別のマウスですね。
そのため、使い心地(握り心地)もModel Oとは大きく異なっています。
Model O-の握り心地
それでは、Model O-をひとしきり使ってみた感想を書いていきます。
かぶせ持ちの感想
まずはかぶせ持ちをしてみましたが、マウスが薄っぺらいので安定感はイマイチですね。
手のひらをマウスにペタっと乗せると、薬指と小指がもれなくマウスパッドに触れてしまいます。
一般的な成人男性の手からすると、かぶせ持ちをするには小さすぎるでしょう。
つかみ持ちの感想
マウスの大きさ的には割といい感じです。
しかし、やはり薄っぺらい感が否めません。
かぶせ持ちと比べたらいくらかマシですが、もっとつかみ持ちしやすいマウスはいくらでもあるかな…という印象です。
つまみ持ちの感想
もうお気づきかもしれませんが、Model O-はつまみ持ち用のマウスですね。
ぼくの手の大きさだと、何も考えずに手を載せるだけでめちゃくちゃ自然につまみ持ちをすることができます。
持ちやすい上にマウス自体に角ばっている部分がないので、長時間使っても手が痛くならないのもいいですね。
Model O-に最適な持ち方は?
つまみ持ち >>>> つかみ持ち > かぶせ持ち の順に持ちやすいと感じました。
小さくてつまみ持ちにめちゃくちゃ向いている分、そのほかの持ち方にはとことん向いてないという印象ですね。
設定ソフト「Glorious Model O Software」の使用感
マウスのDPI等を設定するときは、Glorious Model O Softwareというソフトを使います。
上記の画像はModel O-を接続した状態でソフトを起動した場面ですが、マウス名は「Model O」として認識されました(笑)
内部的にModel Oと全く同じなんでしょう…。
かなり細かい項目まで設定可能
ソフトの使い心地は、競合メーカーのドライバーソフトと比較してもかなり細かい部分まで設定できるほうだと思います。
特にDebounce Timeという設定は他社ではあまり見かけないですね。
Debounce Timeは、クリックを「カチッ」と押してから実際に「クリックした」と判定されるまでの遅延を設定する項目。
普通のマウスはチャタリング防止のためにクリックの反応速度をあえて少し遅めに設定してあるんですが、その安全措置をあえて解除して最速のクリック反応速度を手に入れることも出来るんです。
当然そのぶんチャタリングが発生するリスクは高まりますが、リスクを冒してでも反応速度を高めたいコアなゲーマーにとっては嬉しい機能ですよね。
Model O Minusのセンサー性能を検証してみた
マウスのセンサー性能を検証するソフト「MouseTester」を使い、Model O-のセンサー性能を検証してみました。
上記のGIF動画のように、マウスを左右に高速でフリフリしたときのセンサー挙動を見ていきます。
まずは、ポーリングレート1000Hz(デフォルト)のときの計測結果から。
上記がMouseTesterでセンサーを計測した結果です。
見方としては、青い点が波線から大きく逸脱していなければ、センサー性能はおおむね良好 という感じです。
計測結果を見た感じだと青い点が大きくバラけている部分もなく、非常に安定した性能を発揮していると感じました。
Model O-に搭載されているPMW3360というセンサーは安定性が高いのが特徴なので、センサー性能を懸念する必要はないでしょうね。
一応、ポーリングレートを下げた状態でのセンサー挙動も計測してみました。
500Hz・250Hz・125Hzでも全く問題なくトラッキング出来ていますね。
古いゲームをプレイするときにはポーリングレートを下げないといけない場面もあるかと思いますが、そういう場面でもModel O-は安心して使えるマウスですね。
まとめ
- つまみ持ちが超しやすい
- めちゃくちゃ軽い(58g)
- ケーブルが太くてイマイチ
- 「Model O-」って検索しても「Model O」の情報がヒットしちゃう
finalmouseのマウスはいくらなんでも高すぎる
LEDで光るマウスのほうが好き
という方にはピッタリのマウスですね!
ややこしいネーミングを除けば、ぼくも非常に気に入っているマウスです。
ぼくは公式サイトから注文しましたが、いずれ日本でも発売されると思います。発売日等が決まり次第、ぼくのTwitterなどでも告知していきますね!
2019年10月18日に、国内発売が開始されました。
7700円前後で出品されているものが、国内正規品になります。
それより高い出品の場合、正規品の在庫切れの可能性が高いです。
(Amazonは同じ商品ページに複数の出品者が登録されている)
この記事へのコメント
コメント一覧 (2件)
model oとmodel o-の大きさ比較の表の重さが逆?多分
あっほんとですね。直しておきます。
細かいところまで見ていただいてありがとうございます!