4KモニターでフルHD動画を全画面再生してみた【アップコンバートは必要？】

2020年7月30日

4Kモニターで4Kじゃないコンテンツを再生したらどうなるの？

解像度が4分の1の映像を再生するわけだから、汚くなってしまうかな？

アップコンバーターを買う必要はあるかな？

そういった疑問にお答えする記事です！

ぼくは32インチの4Kモニターを持っていますので、試しにそれでフルHD動画を全画面再生してみました。

まず結果から言ってしまうと、「32インチのフルHDモニターでフルHD動画を再生した時と同じ画質」になります。

4Kモニターだからといって特別悪いわけではないですが、画面が大きいので、それなりに引き伸ばされた映像になりますね。

とはいえぼくはフルHD解像度のゲームもこの4Kモニターで普通にプレイしていますし、大きいなりに引き伸ばされるというだけで、画質が悪いとは思わないですね。

というのが結論です。

これより下は、上記の内容を画像つきでもう少し詳しく解説してるだけです。

３分程度で読めますので、もう少し詳しく知りたい方は読んでみてください〜。

32インチ4KモニターでフルHD動画を全画面再生してみた

ぼくが持っているのはEW3270Uという32インチの4Kモニターです。
解像度は「3840×2160」で、フルHD（1980×1080）の4倍ですね。

今回はyoutubeにアップされていた著作権フリーの映像を実験材料として使わせていただくことにしました。

では、実験開始！

※画像をクリックすると大きい画像が開きますので、拡大して確かめてみてください。

▲どちらが4Kで、どちらがフルHDか分かりますか？

もちろん肉眼で見れば違いは分かるのですが、遠目からは分からないくらいに綺麗に映ってます。

（ちなみに、上がフルHD、下が4Kです。）

▲ソースによっては肉眼でも違いがあまりわからないものもあります。（下がフルHDです）

風景だと違いが分かりやすいですが、動物がばーん！とアップで写っているような映像は、どれも違いが分かりにくかったです。

▲CGっぽい映像です。実写よりも顕著に違いが分かるかと思ったのですが、意外にも風景よりも違いが分かりにくい。

▲やはり風景だと違いが分かりやすいです。

▲寄りで撮影してみました。上から4K、フルHD、HDの順です。

白い雪を背景にした黒っぽい枝とか、水面とかは違いが出やすいようですね。

こんな感じで、「4KモニターでフルHD動画を再生しても、そこそこ綺麗に見れる」という結果になりました。

実際、ぼくはProじゃない無印PS4をEW3270Uに繋いでフルHD画質でゲームもしていますが、特に気になりません。

そりゃ、近くで見たら24インチのモニターでプレイするよりはキメは粗いですけどね（笑）

ぼくはアップコンバーターを持っていないのですが、上記の写真から分かるように「そこまでしなくても気にならないし、普通に綺麗だよ」というのが正直な意見です。

たしかに、50インチの4KテレビとかになってくるとフルHD映像を再生したときの引き伸ばされ感が大きくなるとは思います。

しかしPC用の4Kモニターに限って言えば、アップコンバーターを使ってまで画質向上しなくても、フルHDくらいの動画なら普通に楽しめます。

実際、NetflixやHuluで4Kに対応していない動画でもぼくは32インチ4Kモニターで普通に楽しんでいますし、なんなら映画館で映画を見るときだって、映像は引き伸ばされていますよね。

映画館のスクリーンも1mくらいの距離から見たらすごく汚いと思いますが（笑）、適正な視聴距離から見る限り、綺麗に見えます。

それと同じことが言えると思いますので、「PC用4Kモニターにアップコンバーターは不要」というのがぼくの意見です。

これは実際に4Kモニターを所有しているぼくの意見ですが、PC用の4Kモニターは32インチくらいがおすすめです。

理由は、32インチあればスケーリング100％のままでも慣れれば普通に使えますし、上記で実験したように、フルHDコンテンツを楽しむ場合でも、引き伸ばされ感をそこまで感じずに楽しむことが出来るバランスの良い大きさだからです。

42インチの4Kモニターとかもありますが、あれはぼくは大きすぎだと思います。
それこそ、フルHDコンテンツを全画面再生したときの引き伸ばされ感が強すぎて、使用に耐えないと思いますね…。