【書評】100年前の本「原因と結果の法則」は今読むべき本だった…

 人々の多くは、環境を改善することには、とても意欲的ですが、自分自身を改善することには、ひどく消極的です。かれらがいつになっても環境を改善できないでいる理由が、ここにあります。

知人に勧められて「原因と結果の法則」という本を読んでみました。

結論から言うと「えっ、100年前と『人間の悩み』って全く一緒じゃん…。なんか俺の悩み事とかどうでもよくなってきた…」と、なんか心がスッと晴れたような気持ちになりました。

物事にはすべて「原因」と「結果」があり、偶然や運なんて介在しないんだよ、というめちゃくちゃ現実的な考え方が本著のポイントでして、それが100年前の本に書かれているって…すごく面白くないですか?

なんだか著者に「お前の悩みなんて100年前に解決済みだよ。」って言われてるような気がしました…w

将来について漠然と不安を抱えている若者や、結婚・出産・出世…と人生のターニングポイントが目白押しなお年頃のアラサーのぼくみたいな人に、是非読んでみてほしいです。

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「原因と結果の法則」はどんな本?

ジェームス・アレンという作家が1903年に書いた「AS A MAN THINKETH」という本を、坂本貢一さんという訳者が日本語に訳したのが「原因と結果の法則」です。

原著の初版発行からちょうど100年後の2003年に発売されている、っていうのも面白いです。

100ページにも満たない本なのですが、その内容はシンプルかつ真理で、自己啓発本はこれだけ読んでおけばOKって感じがしました。

実際、訳者まえがきの部分にこんな事が書いてあります。

 本書はまた、のちの欧米の自己啓発書作家たちに強い影響をおよぼし、かれらの本を通じても無数の人々を勇気づけてきました。現代成功哲学の祖として知られるナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、アール・ナイチンゲールらを筆頭に、ノーマン・ヴィンセント・ピール、デニス・ウェイトリー、オグ・マンディーノそのほか、自己啓発文学に興味を持つ人であれば誰もが知るそうそうたる作家たちが、かれらの成功理論を補強する目的で、こぞって本書の内容を引用しているのです。「近年の自己啓発書のほとんどは、アレンのシンプルな哲学に具体的な事例をあれこれくっつけて、複雑化したものにすぎない」と指摘する人たちさえいます。

 

ぼくは上記の中ではかろうじてカーネギー先生の「人を動かす」という本を知っているくらいなのですが、そんな大ベストセラー作家にも影響を及ぼした本って、すごいですね…。

とはいえ内容は至ってシンプルでして、難易度的には中学生くらいなら全然読めちゃう内容です。

というかむしろ、友達・家庭・進路・恋愛…と何かとモヤモヤしがちな若者にこそ、「人生の教科書」として学校が配ったら良いんじゃないかと思いました。

グサッと来たフレーズをちょっと紹介

人格は、私たちがめぐらしているあらゆる思いの、完璧な総和です。

▲なんだか、ハッとしました。

ぼくは「モノ」「情報」が好きで、「ヒト」については割と無関心だと自分でも思っています。

人からは「気が利かない」と言われることもあれば、逆に「心が広い」「器がデカイ」などと言われることも多いです。

「なんか前者と後者は真逆の性質じゃないか?俺ってどんな人間?」とか思ってモヤモヤすることもあったのですが、やっと理由がわかりました。

ぼくの場合、良くも悪くも「人について思いをめぐらせていない」ってことですよねw

だから気が利かないし、逆に人の失敗についても無関心なので、寛容だと思われる…。

つまり、ぼくが「気が利く人になりたい」と思っているなら「まず人に興味を持つこと」から始めればいいってことです。

これ、何にでも応用できますねw

このたった一文で、相当な数の悩みを解決できそうです。

人間を目標に向かわせるパワーは、「自分はそれを達成できる」という信念から生まれます。

▲たしかにそのとおりだなぁ、としか言えませんw

年収1億円は無理だけど、給料を1万円アップさせたい」と思っている人が偶然年収1億円になることは有り得ませんし、「細マッチョには憧れるけど、昨日より体重が増えてなければそれでいい」と思っている人が偶然細マッチョになることは永遠にありませんよね。

自分で出来ないと思っている事は、自然に出来るようにはならないんですよね…。

成功を手にできないでいる人たちは、自分の欲望をまったく犠牲にしていない人たちです。

▲グサッときました…。

確かに「おかわりしたい」と「痩せたい」は相容れないですし、「パチンコ行きたい」と「お金持ちになりたい」は相容れないですよね…。

 

こういった読み手一人ひとりの日常を自然に代入できるシンプルな文章が心地よいです。

100年間売れ続けている理由も分かります。

行いは思いの花であり、喜びや悲しみはその果実です。そうやって私たち人間は、自分自身が育てる、甘い、あるいは苦い果実を収穫しつづけるのです。

▲こういった詩的な表現も多いです、という紹介です。こういった部分は好き嫌いが分かれるかと思います。

ぼくはこういった詩的な比喩表現も嫌いじゃないので、楽しく読むことが出来ましたし、ここは英語の原作だとどういう表現をしているんだろう…」と興味が湧いた部分も多かったです。

もし原作を読みたくなった場合は、「AS A MAN THINKETH」で検索しましょう。

まとめ:人生なんて、とても単純なもの

最後に、訳者の坂本貢一さんがこの本の原著を、アメリカ人の老婦人からクリスマスプレゼントとしてもらった際に言われた言葉を紹介します。

「何かあって落ち込んだりした時に読んでごらんなさい。人生なんて、とても単純なものなのよね」

上記の言葉の通りで、モヤモヤするたびに何回でも読み返したい本です。

紙の本基準で95ページと、1時間もあればサクッと読める内容なので、是非スマホのKindleに入れて持ち歩きたい一冊ですね!

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